16個の水晶振動子でにおいを測り、AIで識別や再現を行う

QCM(水晶振動子)センサーでにおいを測定し、AIで識別・評価・調香する嗅覚DX技術。センサー、クラウド、香り再現デバイスを組み合わせる。

株式会社レボーン 長崎大学発 / 東京都 中央区 / 2018年設立
研究発の技術 嗅覚センシング QCM水晶振動子センサー 機械学習 異常検知 官能評価AI AI調香
実用化の段階
研究実証販売
Obreのサブスクリプション提供開始が公表され、ISEKADOへの正式導入やベースフードでの活用事例も公開されている。
6製品
7提携・顧客
5特許
17出資者

しくみ

解こうとしている課題

においの評価や品質判断が人の経験・主観に依存し、評価のばらつき、技術継承の難しさ、品質管理や製品開発の負担につながる課題を扱う。

どう動くか

Obreは、表面に異なる感応膜を塗った16個の水晶振動子でにおい成分を捉え、成分の吸着・脱離による振動周波数の変化をパターン化する。iinioi cloudがデータを蓄積し、識別、異常検知、官能評価、調香などのAIで解析する。Hearomは香料を組み合わせて香りを再生する。会社は計測から解析、生成・再現までを一貫提供する点を特徴としている。

できるようになること

会社は、においの定量化により品質管理や製品開発の判断を迅速・安定・再現可能にし、食品・化粧品などでの業務効率化やリスク低減につなげるとしている。長崎大学は、香りを記録・伝送・再生する嗅覚メディアとして社会実装を進めると説明している。

技術の出自:長崎大学発ベンチャー。長崎大学大学院総合生産科学研究科・工学研究科の生産システム工学分野との関係が公表されている。確認できた資料では、特定の研究室・研究プロジェクト名は不明。 出典1 出典2 出典3

使われる場面

  • 食品・飲料の香りの可視化、品質管理、商品開発
  • 化粧品・日用品の香り評価、品質管理
  • 製造工程での異常品検知や原因特定
  • 香りの調香、脱臭・消臭
  • 展示・エンターテインメント・オフィス・モビリティなどの空間演出
  • 医療・環境分野のにおい課題への応用

優位性の主張

会社の主張
Obreは16チャネルのQCMセンサーを用い、感応膜ごとの周波数変化からにおいを捉える。会社は人間の鼻に近いアプローチでにおいの全体像を数値化すると説明している。 出典
会社の主張
Obre、iinioi cloud、Hearomを組み合わせ、においの計測・AI解析・香りの生成までを一貫して提供する。 出典
会社の主張
会社は、対象物の識別や異常品検知のAI技術について日本と米国で特許を取得したと発表している。 出典
大学の発表
長崎大学は、同社を大学発ベンチャーと位置づけ、においデータの計測・解析と香り生成を一気通貫で行う技術を評価している。 出典

製品・サービス

販売中
Obre(OBRE)

16チャネルQCMセンサーでにおいを測定するデバイス。TYPE-P、TYPE-Eなどを展開。 出典

食品・飲料、化粧品、製造業など、においの品質管理・研究開発を行う企業・団体
販売中
iinioi cloud

においデータを蓄積し、識別・異常検知・官能評価・調香などのAIを提供するクラウド。 出典

においデータの分析や品質管理、製品開発を行う企業・団体
販売中
Hearom

複数の香料を組み合わせ、クラウドやAIと連携して香りを再生するディフューザー。 出典

香りを用いた空間演出、展示、エンターテインメントなどを行う企業・施設
販売中
識別AI・異常検知AI・官能評価AI

センサーで得たにおいデータから、対象の識別、異常判定、人が感じる印象の予測を行うAI。 出典

食品・化粧品などの品質管理、研究開発を行う企業
販売中
調香AI

作りたい香りのキーワードや画像などをもとに、香料の組み合わせや香りのレシピを提案するAI。 出典

飲食品などの商品開発・調香を行う企業
販売中
におい関連ソリューション支援・コンサルティング

センサー、AI、官能評価や調香の知見を組み合わせ、においの測定設計や課題解決を支援。 出典

食品、化粧品、医療、環境などの企業

これまでの歩み 新しい順

2026-02
受賞
農林水産省・フードテック官民協議会「フードテックビジネスコンテスト ATR特別賞」 出典
2026-02
提携
長崎大学:同社を大学発ベンチャーとして認定し、大学技術シーズの社会実装を支援。 出典
2025-12
資金調達
4.3億円。Brand New Retail Initiative Fund 投資事業有限責任組合、Archetype Ventures、株式会社OKBキャピタル、株式会社チョープロ 出典
2025-03
海外特許
米国:におい識別AI技術について米国特許を取得したと発表。 出典
2025-01
受賞
東京都「Tokyo Social Innovation Tech Award 2024 奨励賞」 出典
2024-06
資金調達
7億円。Archetype Ventures、アグリビジネス投資育成株式会社、肥銀キャピタル株式会社、ユナイテッド株式会社、株式会社FFGベンチャービジネスパートナーズ、GxPartners有限責任事業組合 出典
2023-09
共同開発
加賀電子株式会社/加賀ソルネット株式会社/三井住友海上火災保険株式会社:長崎大学とともに、呼気分析を用いた飲酒運転撲滅プロジェクトを開始。 出典
2023-01
受賞
SMBCグループ/みらいワークス「未来X(mirai cross)2023 3賞受賞」 出典
残りの7件を表示
2022-12
資金調達
金額は非公表。エステー株式会社 出典
2022-11
共同開発
パナソニック株式会社 エレクトリックワークス社/ReGACY Innovation Group株式会社:共創プログラムに採択。Hearomの開発経緯として会社関係者の記事で紹介。 出典
2022-07
助成
愛媛県「愛媛県トライアングルエヒメ推進事業「デジタル加速化プロジェクト」採択」 出典
2021-11
採択
東日本旅客鉄道株式会社/JR東日本スタートアップ株式会社「JR東日本スタートアッププログラム2021 採択」 出典
2021-11
実証
東日本旅客鉄道株式会社/JR東日本スタートアップ株式会社:JR東日本スタートアッププログラム2021の採択企業。公開資料で採択は確認できるが、具体的な実証内容は不明。 出典
2021-08
共同開発
三重大学:大学院生物資源学研究科と、Obreを用いた生物資源利活用の実証を開始。 出典
2020-10
資金調達
金額は非公表。株式会社FFGベンチャービジネスパートナーズ 出典

提携先・顧客

顧客
有限会社二軒茶屋餅角屋本店(ISEKADO) Obreでビールを測定する実証を経て、マーケティング・プロモーション業務に正式導入。 出典
顧客
ベースフード株式会社 食品の香りを測定・可視化し、製品間比較や開発検討に活用。 出典
共同開発
三重大学 大学院生物資源学研究科と、Obreを用いた生物資源利活用の実証を開始。 出典
提携
長崎大学 同社を大学発ベンチャーとして認定し、大学技術シーズの社会実装を支援。 出典
実証
東日本旅客鉄道株式会社/JR東日本スタートアップ株式会社 JR東日本スタートアッププログラム2021の採択企業。公開資料で採択は確認できるが、具体的な実証内容は不明。 出典
共同開発
パナソニック株式会社 エレクトリックワークス社/ReGACY Innovation Group株式会社 共創プログラムに採択。Hearomの開発経緯として会社関係者の記事で紹介。 出典
共同開発
加賀電子株式会社/加賀ソルネット株式会社/三井住友海上火災保険株式会社 長崎大学とともに、呼気分析を用いた飲酒運転撲滅プロジェクトを開始。 出典

特許

5 件 出典
Google Patents、J-GLOBAL、Gビズインフォを法人名・英語名で検索し、同社出願人として確認できた代表的な特許・公開公報を5件記録。全件網羅を保証しない。Gビズインフォの特許集計は2013〜2022年分に限定。
主な分野におい識別・品質判定AI、においセンサーおよび検出装置、におい判定結果の可視化・情報処理、センサー出力に基づく機械学習
海外出願True
特許第7544379号/US 12,253,494 B2「Information processing apparatus, information processing method, learned model generation method, and program」 株式会社レボーン / 日本・米国で登録 出典
WO2019117099A1「Fragrance quality identification system, high performance portable terminal, and program」 株式会社レボーン / 国際公開。各国移行・権利状態はファミリーごとの確認が必要。 出典
特許第7833162号/JP7833162B2「検出装置、情報処理装置及びプログラム」 株式会社レボーン / 登録 出典
JP7764030B2「情報処理装置、プログラム及び検出装置」 株式会社レボーン / 登録 出典
WO2024004993A1「Information processing method, information processing system, information processing device, and program」 株式会社レボーン / 国際公開。EP・CN・JPのファミリー出願を確認。 出典

会社の規模

従業員21名(2026-04-07時点) 出典
資本金9,249万円(2026-02時点) 出典
大学との関係学生ベンチャー
公式サイトrevorn.co.jp
決算期売上高純利益純資産総資産
2025-03-31—-1.57億円—7,812万円 出典
2023-03-31—-1.48億円—9,238万円 出典(Gビズインフォ)
2022-03-31—-1.68億円—9,108万円 出典(Gビズインフォ)

決算公告など、公表された数字だけ。

大学との関係

大学の認定
長崎大学 長崎大学の発表で、同大学が認定する大学発ベンチャーと確認。 出典
共同研究
長崎大学 法医学分野で、呼気などのにおいを科学的に分析する実証実験を含む共同プロジェクトを実施。 出典

出資者(公開情報で確認できた17社)

エステー株式会社わかさコンサルティング株式会社三和エクステリア小倉販売株式会社株式会社ゼネラルアサヒ株式会社エイチワイイノー・アソシエイツ株式会社株式会社チョープロArchetype Venturesアグリビジネス投資育成株式会社ユナイテッド株式会社GxPartners有限責任事業組合株式会社Monozukuri Ventures株式会社FFGベンチャービジネスパートナーズ肥銀キャピタル株式会社ひびしんキャピタル株式会社佐銀キャピタル&コンサルティング株式会社株式会社OKBキャピタル
事業会社(CVCを含む) 7独立系VC 5銀行・金融機関系 5

会社や出資者の発表から確認した。出資者の種類は、AIが社名から付けたもの。個人の株主は載せていない。*は、出典のページで社名を機械的に照合できなかったもの。

調査日:2026-10-03
このページの出典:27件
法人番号:8011001125918
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