金や銀の粒子にレーザーを当て、製品の見えない識別印を読み取る

金・銀ナノ粒子の自己集合構造が生む表面増強ラマン散乱(SERS)を利用し、分析試薬や、目に見えない製品認証用ステルスタグを開発する技術。

アーカイラス株式会社 京都大学・東洋大学・愛知学院大学・Vilnius University発 / 京都府 京都市下京区 / 2022年設立
研究発の技術 金ナノ粒子 銀ナノ粒子 自己集合 局在プラズモン共鳴 表面増強ラマン散乱(SERS) 偽造防止
実用化の段階
研究実証販売
金ナノ粒子タグの検出器はベータ機の試作・実証が公表され、製品販売や顧客導入の公表は確認できなかった一方、分析試薬INPUsは製造販売中と掲載されている。
3製品
1提携・顧客
2特許
0出資者

しくみ

解こうとしている課題

偽造やタグの剥離・流用により、製品や資産の真正性、流通履歴を確認しにくい課題に対し、物品自体に見えない識別情報を付けて判定することを目指す。

どう動くか

金ナノ粒子を集めて粒子間に局在プラズモン共鳴が起きる構造を作る。レーザー光を当てると、近傍の光が強まり、物質固有のラマン散乱信号を読み取りやすくなる。タグ用途では、物品に塗布したナノ粒子から得られる波形を固有の署名として照合する。検出器の試作では、レーザーと小型分光光学系、カメラを使ってタグを識別する。

できるようになること

会社は、医薬品やアパレル、産業部材、希少資産などに外観を損ねにくいタグを付け、真贋判定やトレーサビリティに役立てる構想を示している。普及すれば、ラベルや証明書だけに依存しない真正性確認を支援する可能性がある。

技術の出自:京都大学発スタートアップ。金属ナノ粒子の自己集合、プラズモニクス、SERSに関する研究。化学・物理・薬学分野の大学研究者が創業に参加したと会社が説明。 出典1 出典2 出典3 出典4 出典5

使われる場面

  • 製品の偽造防止・真贋判定
  • サプライチェーンのトレーサビリティ
  • 医薬品錠剤やアパレル繊維へのタグ付け
  • 希少品・美術品・スポーツ記念品などの真正性確認
  • SERSを使った化学・生体試料の分析

優位性の主張

会社の主張
会社は、金ナノ粒子の自己集合で作るINPUsを「世界唯一の液状ラマン増感試薬」と説明している。 出典
会社の主張
会社は、ステルスタグが物品に直接付与でき、剥がされにくく流用・模倣を防ぐ新しい認証手段になると説明している。 出典
会社の主張
2024年度の試作検出器について、会社発表は焦点合わせなしで2~6cmの距離からタグの波形署名を読み取れると報告している。 出典

製品・サービス

試験導入
ステルスタグ/プラズモニックナノタグ

金ナノ粒子を物品に塗布し、レーザー照射で得る波形署名を使って真贋判定や追跡を目指す。 出典

医薬品、アパレル、産業機器・部材、希少資産を扱う事業者など
実証
ステルスタグ検出ベータ機

レーザー照射で得られるタグの波形署名を読み取る検出器の試作品。 出典

真正性確認やトレーサビリティを必要とする企業・資産保有者など
販売中
INPUs(インテリジェントナノ粒子ユニット)

金・銀ナノ粒子の自己集合体を用いる液状SERS分析試薬。 出典

ラマン分光による分析を行う研究機関・企業など

これまでの歩み 新しい順

2025-04
助成
令和6年度安全保障技術研究推進制度「ナノタグによる高セキュリティ認証及び情報追跡インフラへの挑戦」契約。9,929万円。防衛装備庁 出典
2024-07
助成
令和6年度スタートアップ創出型萌芽的研究開発支援事業(ICTスタートアップリーグ)採択。総務省 出典
2024-07
助成
総務省・ICTスタートアップリーグ「スタートアップ創出型萌芽的研究開発支援事業「ステルスタグ検出ベータ機の試作」」 出典
2024-06
助成
令和6年度グローバル・ニッチ・トップ企業創出プロジェクト補助事業。京都市
2024-04
海外出展
フランス:公式サイトのお知らせアーカイブに、2024年のVIVA TECHへの出展告知が掲載されている。 出典
2024-03
受賞
日本粉体工業技術協会「日本粉体工業技術協会PXシーズ賞」 出典
2024-01
海外
欧州:会社概要に、金ナノ粒子を用いた偽造防止タグの欧州への販路拡大を目的とする京都市の2024年度プロジェクトが記載されている。 出典
2024-01
受賞
総務省「総務省SCOPE研究開発奨励賞」 出典
残りの3件を表示
2024
助成
京都府「令和6年度「産学公の森」推進事業補助金アーリーステージ「サプライチェーンセキュリティを支えるプラズモニック印鑑の開発」」 出典
2023-02
受賞
光産業創成大学院大学「Photonics Challenge 2023 最優秀チャレンジ賞」 出典
2023-02
共同開発
株式会社ラムダビジョン:ナノタグ検知器の公開特許に共同出願人として記載。 出典

提携先・顧客

共同開発
株式会社ラムダビジョン ナノタグ検知器の公開特許に共同出願人として記載。 出典

特許

2 件 出典
社名・英語名で公開情報を検索し、出願人として確認できた公開公報2件を記録。網羅性や登録済み特許総数を保証するものではない。
主な分野プラズモニックナノタグ検出・ラマン分光、不可視光学鍵を用いたカード認証
共同出願人株式会社ラムダビジョン
特願2023-028334/特開2024-121304「ナノタグ検知器」 アーカイラス株式会社 / 公開公報 出典
特願2024-224366/特開2026-109335「カード型記録媒体および認証システム」 アーカイラス株式会社 / 公開公報 出典

会社の規模

従業員1名(2026-09-03時点) 出典(Gビズインフォ)
大学との関係教職員等ベンチャー
公式サイトarchilys.com

大学との関係

大学との関係
京都大学 公式サイトは同社を京都大学発スタートアップと記載し、京都大学GAPファンドの実績を掲載している。大学自体の出資やライセンスは確認できず。 出典
大学との関係
東洋大学 公式サイトによると、東洋大学の研究者を含む複数大学の研究者が出資して会社を設立した。大学機関自体の出資とは確認できない。 出典
大学との関係
愛知学院大学 公式サイトによると、愛知学院大学の研究者を含む複数大学の研究者が出資して会社を設立した。大学機関自体の出資とは確認できない。 出典
調査日:2026-10-03
このページの出典:13件
法人番号:7130001071608
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