微細藻類を培養し、水の浄化やマイクロプラスチック回収への応用を目指す

微細藻類の培養・制御を軸に、CO₂固定、水浄化、マイクロプラスチック回収、養殖への応用を目指す技術群。

株式会社ノベルジェン 長浜バイオ大学発 / 滋賀県 長浜市 / 2019年設立
研究発の技術 微細藻類 バイオテクノロジー 水処理 マイクロプラスチック回収 CO₂固定 陸上養殖
実用化の段階
研究実証販売
カキ短期肥育は実証設備が稼働し、2025年に飲食店向け試験出荷も行ったが、販売の継続実績や水処理・CO₂固定技術の広域商用導入は確認できない。
5製品
4提携・顧客
8特許
0出資者

しくみ

解こうとしている課題

水処理や養殖で生じる環境負荷、マイクロプラスチック汚染、カキの品質向上と安定生産などの課題を対象とする。

どう動くか

微細藻類を培養し、光合成によるCO₂吸収と水中の窒素・リンの取り込みを利用する。特許では、藻類が分泌する粘着物質でマイクロプラスチックを吸着・回収する方法や、水質等に応じて培養環境を調整する方法を扱う。カキの短期肥育では、培養した植物プランクトンを餌として与え、陸上設備で環境を制御する。個別用途の実証段階は異なる。

できるようになること

会社・大学は、微細藻類の活用で水浄化とCO₂固定を組み合わせ、養殖では短期肥育による品質向上や輸出増加を目指すとしている。公開情報上、水処理やCO₂固定の広域実装効果はまだ実証途上。

技術の出自:長浜バイオ大学発。アニマルバイオサイエンス分野を含む微細藻類・水処理・陸上養殖に関する研究成果を事業化。 出典1 出典2 出典3

使われる場面

  • 下水・養殖排水の水質浄化
  • 水中のマイクロプラスチック回収
  • CO₂の生物学的固定
  • カキなど二枚貝の短期肥育
  • 藻類バイオマスの資源化・炭素固定資材
  • 湿潤環境向けバイオ接着(研究開発)

優位性の主張

会社の主張
微細藻類によるCO₂吸収・固定と水浄化を組み合わせ、藻類の増殖・培養制御を活用する技術を開発していると説明。 出典
会社の主張
微細藻類を用いた水浄化を養殖に応用し、低ランニングコスト・環境低負荷で、CO₂吸収・固定も可能な陸上養殖システムを目指すと研究概要で説明。比較条件付きのコスト実績値は確認できない。 出典
大学の発表
大学は、微細藻類によるカキ短期肥育システムの実証設備が完成し、本格稼働を開始したと発表。 出典
第三者の評価
大学は、地域連携と微細藻類による水質浄化・脱炭素の取り組みを評価理由として、THE BLUEKEEPERS AWARD 2025のLOCAL ENGAGEMENT賞受賞を紹介。 出典

製品・サービス

実証
Algal Bloom Capture(ABC)

微細藻類の増殖を利用したCO₂固定・水浄化技術。水中の栄養塩やマイクロプラスチックへの応用を掲げる。 出典

水処理事業者、自治体、環境・脱炭素事業者(会社が示す用途)
試験導入
Bloomo / カキ短期肥育システム

微細藻類を培養してカキの餌に活用し、陸上で環境を調整して短期肥育するシステム。 出典

カキ養殖・水産加工事業者
試験導入
Bloom Oyster

短期肥育システムで育てたカキ。2025年に長浜市内レストラン向けの試験出荷を実施。 出典

飲食店、カキの流通・販売事業者
研究段階
藻類培養環境調整・水浄化システム

水質と藻類の培養状態に応じて環境や藻類量を調整する方法・サーバ技術。 出典

水処理・養殖事業者
研究段階
NovelGlue

組換えイガイ由来接着タンパク質を用いる湿潤環境向けバイオ接着技術。 出典

医療機器・製薬企業、再生医療研究機関(開発サイトの対象)

これまでの歩み 新しい順

2026-09
海外プログラム
フランス:欧州の科学技術系スタートアップ向けCreative Destruction Lab Parisに採択されたと発表。 出典
2026-05
海外プログラム
フランス:JETROのJ-StarX Europe Long-term Programに採択され、パリのSTATION Fを活動拠点に欧州市場への展開を目指すと発表。 出典
2025-10
受賞
週刊東洋経済「2025年版「すごいベンチャー100」ESG・インパクト部門」 出典
2025-09
受賞
ZERI JAPAN(Forbes JAPAN・OCEANS共催)「THE BLUEKEEPERS AWARD 2025 LOCAL ENGAGEMENT賞」 出典
2025-07
実証
CRAFT FISH restaurant:イベントで短期肥育カキ「Bloom Oyster」を提供。 出典
2025-02
実証
株式会社CLUB MAISON:短期肥育カキの試食会で協力した地元企業。 出典
2024-04
助成
農林水産省・生物系特定産業技術研究支援センター「農林水産省SBIR支援フェーズ2基金」 出典
2024-02
助成
第20回イノベーション研究開発助成金採択(Bio-GX微細藻類培養技術) 出典
残りの4件を表示
2023-12
助成
農林水産省SBIRフェーズ3基金(カキ短期肥育システム・流通DX)。12.47億円 出典
2022-07
助成
滋賀県近未来技術等社会実装推進事業補助金採択(微細藻類バイオ炭開発) 出典
2022-07
助成
滋賀県「令和4年度滋賀県近未来技術等社会実装推進事業」 出典
2021-01
助成
AgriFood SBIRフェーズ2採択(微細藻類による水質浄化を利用した陸上養殖システム) 出典

提携先・顧客

実証
株式会社CLUB MAISON 短期肥育カキの試食会で協力した地元企業。 出典
実証
びわ湖レストランROKU 短期肥育カキの試験提供先として大学が紹介。 出典
実証
CRAFT FISH restaurant イベントで短期肥育カキ「Bloom Oyster」を提供。 出典
共同開発
長浜バイオ大学 大学発ベンチャーとして研究成果の社会実装を進める。 出典

特許

8 件 出典(Gビズインフォ)
gBizINFOの法人番号6160001022030に紐づく特許表示件数。Google Patentsで公開内容を確認できた関係公報を中心に列挙し、同一発明の各国・分割出願は別件数として再計数していない。
主な分野微細藻類によるマイクロプラスチック回収、藻類培養環境調整、水処理、CO₂固定、炭化材料
海外出願True
JP6955292B1/JP2021007907A「水中のマイクロプラスチックを回収する方法およびシステム」 株式会社ノベルジェン / 登録 出典
JP7357981B2/JPWO2022071546A1「藻類培養環境調整方法及び藻類培養環境調整サーバ」 株式会社ノベルジェン / 登録 出典
JP7410581B2「水処理方法及び水処理システム」 株式会社ノベルジェン / 登録 出典
JP7486813B2「炭化燃焼材料及びその製造方法」 株式会社ノベルジェン / 登録 出典
残りの3件を表示
JP7588922B1「二酸化炭素固定システム、二酸化炭素固定方法及び二酸化炭素固定プログラム」 株式会社ノベルジェン / 登録 出典
US20230192519A1「水中のマイクロプラスチックを回収する方法およびシステム」 Novelgen Co., Ltd. / 公開出願。Google Patents上で許可通知の履歴を確認 出典
WO2025013895A1「二酸化炭素固定システム、二酸化炭素固定方法及び二酸化炭素固定プログラム」 Novelgen Co Ltd / 国際公開 出典

会社の規模

従業員22名 出典
資本金2,000万円(2026-03時点) 出典
大学との関係研究成果ベンチャー
公式サイトnovelgen.jp

大学との関係

共同研究
長浜バイオ大学 大学の2019年度事業報告書は、大学教員の研究成果の社会実装を目的に設立された大学発ベンチャーとしてノベルジェンを挙げ、同社が大学との共同研究等を実施していると記載。
大学の施設
長浜バイオ大学 長浜市の入居者一覧にノベルジェンが長浜バイオインキュベーションセンターの入居者として掲載され、会社サイトも同センター内を勤務地として案内。 出典
調査日:2026-10-03
このページの出典:22件
法人番号:6160001022030
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