納豆菌を培養・乾燥し、食品に加えるタンパク質粉末を作る

納豆菌を培養・乾燥して高タンパク質の食品素材「納豆菌粉」を製造し、食品への配合や加工に用いる発酵技術。

フェルメクテス株式会社 慶應義塾大学発 / 山形県 鶴岡市 / 2021年設立
研究発の技術 食品バイオテクノロジー 微生物発酵 納豆菌 代替タンパク質 食品アップサイクル 発酵食品素材
実用化の段階
研究実証販売
2025年1月にkin-pun使用食品を初販売し、農林水産省の事業紹介では複数企業への素材提供とパン・パスタ・ドレッシング等への実装が報告されている。
1製品
6提携・顧客
3特許
6出資者

しくみ

解こうとしている課題

食料・タンパク質需要の増加に対し、農地や畜産への依存を抑えたタンパク質源をつくり、食品副生物も活用することを目指す。

どう動くか

納豆菌を選抜・育種し、無機窒素や糖、食品副生物を含む培地と培養条件を調整して増殖させ、分離・乾燥して粉末化する。会社は、菌株や培地、温度、増殖段階を調整して風味や加工性を変えられるとしている。特許出願には、菌の臭いや粘りを抑える処理や食品への配合方法も含まれる。

できるようになること

会社は、パンや麺など日常食の原料に納豆菌粉を加え、既存の食習慣を大きく変えずにタンパク質を供給する構想を示している。食品副生物を培地に使う地域生産モデルや、将来の国内外でのタンパク質供給への展開も掲げる。

技術の出自:慶應義塾大学先端生命科学研究所発。慶應義塾大学および鶴岡工業高等専門学校との共同研究として、食品副生物を培地に使う納豆菌培養を開発。 出典1 出典2 出典3 出典4 出典5

使われる場面

  • 食品原料・高タンパク質素材
  • パン、麺、パスタなどの主食
  • 菓子、ソース、ドレッシング
  • 食品副生物を用いた発酵・地域循環型生産
  • 将来的な飼料用途

優位性の主張

会社の主張
会社は、納豆菌を育種し培養条件を最適化する独自技術により、風味や加工性の異なる納豆菌粉を開発すると説明している。 出典
会社の主張
会社は、菌株FMT0007について、胞子を形成せず、納豆特有の臭気成分や粘り成分の産生が抑えられると特許出願で説明している。 出典
第三者の評価
農林水産省の事業紹介では、実証事業でタンパク質含有量70%以上、保水性・乳化性を確認し、複数企業への提供と食品への実装を報告している。 出典
第三者の評価
慶應イノベーション・イニシアティブは、独自培養技術と複数の特許、食品副生物を活用する循環型モデルを技術的な強みとして挙げている。 出典

製品・サービス

販売中
kin-pun(納豆菌粉)

納豆菌を培養・乾燥した粉末状の発酵性タンパク質食品素材。パン、麺、菓子、ソースなどへの配合を想定。 出典

食品メーカー、飲食事業者、食品原料の利用者

これまでの歩み 新しい順

2026-06
規制・認証
食品としての許認可・届出状況(公開情報の検索では、kin-punに関する個別の承認・認証・届出を確認できず。農林水産省主催の新規食品試食会への参加は確認。) 出典
2026-01
共同開発
株式会社力の源カンパニー:kin-punを練り込んだラーメンを共同開発し、イベントで提供。 出典
2025-07
資金調達
プレシリーズA。2.5億円。株式会社博報堂、株式会社平田牧場、株式会社ラクト・ジャパン、株式会社慶應イノベーション・イニシアティブ 出典
2025-07
資本提携
株式会社ラクト・ジャパン:研究開発体制と量産体制の強化を目的に出資。 出典
2025-07
資本提携
株式会社博報堂:慶應先端研との連携協定を背景に出資し、事業連携を推進。 出典
2025-01
資金調達
シードラウンド第三者割当増資。金額は非公表。株式会社フィデアキャピタル 出典
2024-11
助成
令和5年度フードテックビジネス実証事業補助金。農林水産省 出典
2024-10
受賞
株式会社リバネス/TECH PLANTER「フードテックグランプリ2024 キリングループ賞・一般投票1位」 出典
残りの3件を表示
2024-09
資金調達
第三者割当増資・資本業務提携。4,998万円。ヒューマン・メタボローム・テクノロジーズ株式会社 出典
2024-09
資本提携
ヒューマン・メタボローム・テクノロジーズ株式会社:出資と資本業務提携。メタボローム解析で培養条件最適化・収率向上を共同研究。 出典
2022-08
助成
NEDO Entrepreneurs Program(NEP)補助金。NEDO 出典

提携先・顧客

共同開発
慶應義塾大学 食品副生物を納豆菌培養の培地として利用する共同研究。 出典
共同開発
独立行政法人国立高等専門学校機構 納豆菌培養や食品加工技術に関する共同研究。特許の共同出願人。 出典
資本提携
ヒューマン・メタボローム・テクノロジーズ株式会社 出資と資本業務提携。メタボローム解析で培養条件最適化・収率向上を共同研究。 出典
資本提携
株式会社ラクト・ジャパン 研究開発体制と量産体制の強化を目的に出資。 出典
資本提携
株式会社博報堂 慶應先端研との連携協定を背景に出資し、事業連携を推進。 出典
共同開発
株式会社力の源カンパニー kin-punを練り込んだラーメンを共同開発し、イベントで提供。 出典

特許

3 件 出典
Google Patentsで社名・英語名の出願人検索と関連出願の確認を実施。確認できた公開特許出願3件。登録済み権利数を示すものではない。
主な分野納豆菌を用いた食品・食品製造、納豆菌栄養細胞の利用と食品機能調整、飲食品組成物、乳化・加工、臭気や粘りの調整
海外出願True
JP2023134950A「食品および食品の製造法」 フェルメクテス株式会社 / 出願中 出典
WO2025105370A1「栄養細胞の使用方法、食品の機能性調整剤、及び食品」 フェルメクテス株式会社 / 出願中 出典
JP2025161415A「飲食品組成物、飲食品組成物の製造方法、及び食品」 フェルメクテス株式会社 / 出願中 出典

会社の規模

資本金1.86億円 出典
公式サイトfermecutes.com

大学との関係

共同研究
慶應義塾大学 会社概要に、慶應義塾大学および鶴岡工業高等専門学校との共同研究として、食品副生物を納豆菌生産の培地に利用する方法を開発中と記載。 出典
大学の出資
慶應義塾大学 慶應イノベーション・イニシアティブ(KII)が運営ファンドを通じて第三者割当増資を引き受けた。KIIは慶應義塾大学発スタートアップへの出資を発表。 出典

出資者(公開情報で確認できた6社)

事業会社(CVCを含む) 4銀行・金融機関系 1大学系(大学VC・大学) 1

会社や出資者の発表から確認した。出資者の種類は、AIが社名から付けたもの。個人の株主は載せていない。*は、出典のページで社名を機械的に照合できなかったもの。

調査日:2026-10-03
このページの出典:20件
法人番号:3390001016540
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