排せつ物を固液分離し、水を浄化して洗浄水に戻す

断水・停電時も水洗トイレを使えるよう、排せつ物を固液分離し、液体を浄化して洗浄水に戻す循環システム。

株式会社e6s 日本大学発 / 神奈川県 横浜市西区みなとみらい3-7-1 / 2021年設立
研究発の技術 水処理 固液分離 洗浄水再生 循環型トイレ 災害対応 オフグリッド
実用化の段階
研究実証販売
2024年12月に福島県の公共施設へ有償導入され、2025年5月には調布市の公衆トイレにも導入されたと公的・事業紹介情報が記載している。
2製品
5提携・顧客
1特許
0出資者

しくみ

解こうとしている課題

断水や停電で上下水道などが止まると水洗トイレが使えず、衛生環境の悪化や、トイレを避けて飲食を控えることによる健康上の問題が生じる課題。

どう動くか

排水を固形物と液体に分け、固形物はフィルターで回収・脱水し、液体は二段階のフィルターで処理してタンクに戻します。通常時は上下水道につなぎ、災害時は弁を切り替えてシステム内で循環させる構成です。会社公表仕様では、固形廃棄物を約1/12に減容し、浄化水を洗浄水として再利用します。

できるようになること

公共施設や家庭のトイレを平時から使いながら備え、災害時も衛生的な水洗トイレを確保できます。汲み取り式などと比べて廃棄物の保管・運搬負担を抑えることも目指しています。

技術の出自:日本大学工学部土木工学科の環境生態工学分野。「ロハス工学を使ったトイレの研究開発(ロハスのトイレ)」を基盤に、e6sシステムへ発展。 出典1 出典2 出典3

使われる場面

  • 災害時の避難所・公共施設のトイレ
  • 駅、コンビニ、工場、公園などの既存トイレの非常時利用
  • 家庭での在宅避難
  • 上下水道のない屋外・イベント・観光地
  • 車載型の移動式トイレ

優位性の主張

会社の主張
固形物を約1/12に減容し、洗浄水を循環利用できると会社が説明。家庭用は1日25回、公共施設等用は1日250回の使用能力を公表している。 出典
会社の主張
第一・第二フィルターで洗浄水を処理し、第一フィルターは約250回使用後に交換する設計と説明。利用者自身で維持管理しやすい点を強みとしている。 出典
大学の発表
日本大学の研究を基盤とするシステムで、断水・停電時にも循環処理を行い水洗トイレを継続利用できると大学が説明している。 出典

製品・サービス

販売中
e6sシステム(トイレ洗浄水循環システム)

排水を固液分離し、液体を浄化して洗浄水に再利用するトイレシステム。 出典

自治体、避難所・公共施設、駅・店舗・工場、公園、家庭など
試験導入
完全自立型移動式水洗トイレ(車載型)

e6sシステムをトラックに搭載し、上下水道・商用電源のない場所へ移動して使うトイレ。 出典

自治体、警察・消防、建設現場、イベントなどを想定

これまでの歩み 新しい順

2025-11
海外
政府広報の紹介記事によると、アフリカ・アジアの水洗トイレ基盤が不十分な国々や欧州の山岳地域から問い合わせがある。海外法人、顧客契約、提携先の公表は確認できず。 出典
2025-10
共同開発
神奈川トヨタ自動車株式会社:日本大学工学部と車載型の完全自立式水洗トイレを共同開発。 出典
2025-05
顧客
調布市:調布駅前広場の公衆トイレに洗浄水循環システムを導入。 出典
2024-12
顧客
福島県危機管理部危機管理総室災害対策課:ビッグパレットふくしまに公共施設初のシステムを1台設置。 出典
2024-04
採択
公益財団法人福島イノベーション・コースト構想推進機構「令和6年度 Fukushima Tech Create 継続採択(e6sシステムの社会実装)」 出典
2024-02
受賞
かながわビジネスオーディション/神奈川産業振興センター「かながわビジネスオーディション2024 特別賞・神奈川産業振興センター賞」 出典
2023-07
採択
公益財団法人福島イノベーション・コースト構想推進機構「令和5年度 Fukushima Tech Create アクセラレーションプログラム採択」 出典
2023-05
受賞
土木学会「土木学会 技術開発賞(自立型トイレの水再生システムの水質浄化性能の検証)」 出典
残りの4件を表示
2023-01
受賞
ふくしまベンチャーアワード「ふくしまベンチャーアワード2022 優秀賞」 出典
2022-12
実証
常磐興産株式会社(スパリゾートハワイアンズ):駐車場で災害対応型水洗トイレの試験運用に協力。 出典
2022-08
採択
公益財団法人福島イノベーション・コースト構想推進機構「福島イノベーション・コースト構想の採択事業者」 出典
2022-02
助成
第2回 はまぎん財団Frontiers 優秀賞(助成金)。300万円 出典

提携先・顧客

共同開発
日本大学工学部 ロハスのトイレ研究を基盤に、e6sシステムを共同研究・開発。 出典
顧客
福島県危機管理部危機管理総室災害対策課 ビッグパレットふくしまに公共施設初のシステムを1台設置。 出典
顧客
調布市 調布駅前広場の公衆トイレに洗浄水循環システムを導入。 出典
共同開発
神奈川トヨタ自動車株式会社 日本大学工学部と車載型の完全自立式水洗トイレを共同開発。 出典
実証
常磐興産株式会社(スパリゾートハワイアンズ) 駐車場で災害対応型水洗トイレの試験運用に協力。 出典

特許

1 件 出典
株式会社e6sおよび英語名で公開情報・特許情報を検索し、大学の産業財産権情報とJ-GLOBAL記載を照合した範囲で、同社出願人名義の特許1件を確認。
主な分野非常時対応水洗トイレ、排水の固液分離、洗浄水の循環再利用
特許第7601381号「非常時対応水洗トイレシステム」(特願2021-078203/特開2022-172027) 株式会社e6s / 登録 出典

会社の規模

資本金700万円(2026-03時点) 出典
大学との関係共同研究ベンチャー
公式サイトe6s.co.jp

大学との関係

共同研究
日本大学 日本大学工学部との共同研究に基づく技術を事業化。公式サイトに共同研究先として記載。 出典
大学の認定
日本大学 日本大学発ベンチャーに認定された。 出典
調査日:2026-10-03
このページの出典:15件
法人番号:2021001072644
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