磁性ワイヤに高周波の電流パルスを流し、微小な磁界を測る

GHz帯パルスで磁性ワイヤ表面のスピンを回転させ、その応答を微小コイルで読むGSR磁気センサと、磁石・磁性部品の設計製造技術。

マグネデザイン株式会社 愛知県 知多郡美浜町 / 2012年設立
研究発の技術 磁気センサ GSR 磁性材料 磁性ワイヤ 微細加工 ASIC
実用化の段階
研究実証販売
会社発行の2025年資料はインドネシアでMagTeeth計1,759個の販売と追加受注を報告する一方、GSRセンサや小型モータの多くは開発・展示段階としている。
3製品
7提携・顧客
64特許
2出資者

しくみ

解こうとしている課題

生体磁気や磁性微粒子などの微小な磁界を検出しにくいこと、また小型・高感度な磁気センサ素子を製造することを課題としている。

どう動くか

GSR(GHz-Spin-Rotation)センサは、磁界で傾いたアモルファス磁性ワイヤ表面のスピンにGHz帯の電流パルスを与え、回転に伴う信号をコイルで検出する。ASIC上に磁性ワイヤ、検出コイル、電極を一体形成する製造方法も開発している。会社・研究発表では、従来のMIセンサとは異なる検出原理と説明されている。

できるようになること

会社とNEDOは、生体磁気・磁性微粒子の計測や、自動車・ロボット向け磁気センサ、小型モータへの応用を掲げている。NEDO採択資料は、小型モータの小型軽量化、省エネ、ロボット市場などへの展開を開発目標としている。

技術の出自:名古屋大学との共同研究を起点とする。名古屋大学の先端技術施設を利用したGSR素子試作が公表されている。関連する研究分野は磁気センサ、磁性材料、微細加工。 出典1 出典2 出典3 出典4 出典5

使われる場面

  • 磁性微粒子・金属異物の検出
  • 生体磁気計測
  • 微小磁界計測器
  • 自動車用磁気センサ・電流センサ
  • 磁気ジャイロコンパス
  • 磁石式義歯アタッチメント
  • ロボット・家電・医療・自動車向け小型モータ

優位性の主張

会社の主張
同社の説明では、GSRセンサはGHzパルスと微小コイルを用い、MIセンサに対して最大100倍の感度性能を実現し得る(同社紹介資料の比較主張)。 出典
会社の主張
同社発表では、MagTeethはステンレス磁石をキーパー部品に採用して吸着力を市販品比50%向上し、非磁性接合技術で製造コストを低減したとしている。 出典
第三者の評価
NEDO採択資料は、同社開発品の小型モータについて、市販最高級品との比較で100W・50g・20万回転を目標仕様として掲載している。これは開発計画上の比較であり、販売実績を示すものではない。 出典

製品・サービス

販売中
GSR-001 nTメータ

GSR素子を用いる小型磁界計測器。会社カタログでは1nT検出力、PC表示・USB給電、磁性微粒子や微小磁性体の計測用途を掲載。 出典

微小磁界・磁性粒子を測定する研究機関、計測機器利用者など
販売中
MagTeeth(MT500/MT700/MT900)

ステンレス磁石などを用いた磁石式義歯アタッチメント。会社資料はインドネシアでの販売実績を公表。 出典

歯科医療機関、歯科技工・歯科材料の流通事業者
実証
小型モータ(20万RPM回転子を含む開発品)

高回転の射出成形磁石回転子を用い、モータの小型軽量化と省エネを目指す開発品。 出典

ロボット市場を初期対象とし、家電・医療・自動車分野へ展開する計画

これまでの歩み 新しい順

2026-05
助成
新あいち創造研究開発補助金「非接触・電力損失ゼロを実現する表面実装型電流センサの開発」 出典
2026-04
実証
東京科学大学:未承認のMagTeeth S700を用いる特定臨床研究が登録されている。 出典
2026-04
規制・認証
MagTeeth S700の日本国内承認(2026年登録の特定臨床研究で対象機器は本邦未承認と記載。承認取得状況は確認できず。) 出典
2025-09
提携
株式会社マグネア:センサエキスポで同社と合同展示。製品の販売関係は確認できず。 出典
2025-01
提携
PT PAM:インドネシアでMagTeethおよび薄型品の医療機器申請に関与。 出典
2025-01
規制・認証
超薄型磁性アタッチメントMTS700のインドネシア申請(会社発行資料ではインドネシア保健省が医療機器申請を受理したと記載。承認取得は確認できず。) 出典
2024-12
規制・認証
MagTeeth(MT500/MT700/MT900)のインドネシアでの販売(会社発表ではインドネシアで医療機器認可取得・販売実績あり。製造に関する適正製造基準証明書の有効期間は2024-12-22から2029-12-22。) 出典
2024-10
助成
NEDO「脱炭素社会実現に向けた省エネルギー技術の研究開発・社会実装促進プログラム「小型モータの50%小型・軽量化と省エネ推進」」 出典
残りの4件を表示
2024-10
共同開発
国立大学法人東海国立大学機構 名古屋大学:NEDOの小型モータ開発テーマにおける共同研究先。 出典
2023-04
海外
米国:2023年の会社資料に、米国法人の設立や現地拠点を通じた開発計画が記載されている。実際に設立・稼働したことは確認できず、計画段階の情報。 出典
2023-03
共同開発
朝日インテック株式会社:2023年にGSRセンサの製造・販売を目的とする合弁会社設立を発表。 出典
2013-08
共同開発
名古屋大学:2013年から共同研究を開始。GSR原理・素子の研究開発に関与。 出典

提携先・顧客

共同開発
名古屋大学 2013年から共同研究を開始。GSR原理・素子の研究開発に関与。 出典
共同開発
国立大学法人東海国立大学機構 名古屋大学 NEDOの小型モータ開発テーマにおける共同研究先。 出典
共同開発
国立大学法人静岡大学 NEDOの小型モータ開発テーマにおける共同研究先。 出典
提携
株式会社マグネア センサエキスポで同社と合同展示。製品の販売関係は確認できず。 出典
実証
東京科学大学 未承認のMagTeeth S700を用いる特定臨床研究が登録されている。 出典
提携
PT PAM インドネシアでMagTeethおよび薄型品の医療機器申請に関与。 出典
共同開発
朝日インテック株式会社 2023年にGSRセンサの製造・販売を目的とする合弁会社設立を発表。 出典

特許

64 件 出典(Gビズインフォ)
Gビズインフォの特許庁由来表示で確認できた件数。全特許の個別状態とファミリー重複を網羅照合した件数ではない。同社は2026年3月に累計取得65件と公表。
主な分野磁気センサ・GSRセンサ、磁性ワイヤとセンサ素子の製造、磁性微粒子・生体磁気検出、磁気ジャイロ、磁石式義歯アタッチメント、磁性材料・小型モータ
海外出願True
特許第5839527号「超高感度マイクロ磁気センサ」 マグネデザイン株式会社 / 登録 出典
WO2014115848A1「Rotary information computation method, rotary information computation program, magnetic gyroscope, and moving body」 MagneDesign Co Ltd / WO出願公表。Google Patents表示ではCeased 出典
WO2023074693A1「磁性線、複合磁性線、磁性線の製造方法、及び複合磁性線の製造方法」 マグネデザイン株式会社 / 日本・米国・中国・ドイツで審査中のファミリー出願を確認。WO出願はCeased表示 出典
特許第7606721号「磁性微粒子検出システムおよび磁性微粒子の検知測定方法」 マグネデザイン株式会社 / 登録・Active表示 出典

会社の規模

資本金9,000万円(2023-02時点) 出典
決算期売上高純利益純資産総資産
2023-03-31—58万円—9.78億円 出典
2022-03-31—1.11億円4.72億円6.61億円 出典

決算公告など、公表された数字だけ。

大学との関係

共同研究
名古屋大学 会社案内によると、2013年8月に共同研究を開始。大学の施設を利用したGSRセンサ素子の試作に関する共同研究記録も大学資料に掲載されている。 出典

出資者(公開情報で確認できた2社)

独立系VC 1銀行・金融機関系 1

会社や出資者の発表から確認した。出資者の種類は、AIが社名から付けたもの。個人の株主は載せていない。*は、出典のページで社名を機械的に照合できなかったもの。

調査日:2026-10-03
このページの出典:21件
法人番号:1180001107073
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