微弱な光をノイズから分けて捉え、血液や尿の状態を測る

微弱な光を低ノイズで検出する光センサー技術。分光・吸光計測とアナログ回路、マイコン、解析アルゴリズムを組み合わせ、医療や産業向けの計測機器・センサーモジュールを開発する。

ジーニアルライト株式会社 光産業創成大学院大学発 / 静岡県 浜松市 / 2006年設立
技術を使った製品・サービス 微弱光検出 分光計測 近赤外分光 吸光度測定 蛍光計測 アナログ回路
実用化の段階
研究実証販売
抗原検査キット読取装置は医療機器として届出され、会社が販売予定を公表し、現行製品ページにも読取装置を掲載している。排尿計測記録システムもイシダメディカルの製品資料に掲載されている。
8製品
5提携・顧客
15特許
5出資者

しくみ

解こうとしている課題

外乱光や回路ノイズに埋もれやすい微弱な光を計測し、医療・検査現場などで扱いにくかった生体情報や成分を測れるようにする。

どう動くか

対象に複数の波長の光を当て、透過光や反射光の強さを受光素子で測定する。微弱な信号をアナログ回路で増幅・ノイズ低減し、マイコンとアルゴリズムで必要な情報を取り出す。会社は、蛍光灯などの外乱光がある環境でも信号光を分離して測れることや、光学設計から回路・ソフトまで一体で設計することを強みとして説明している。

できるようになること

会社は、尿中の血液成分や体液、血液の状態を光で計測し、医療従事者の測定負担軽減や医療機器・ヘルスケア機器の開発につなげるとしている。分光計測は食品などの検査や受託開発にも応用すると説明している。

技術の出自:光産業創成大学院大学との関係が大学発ベンチャーとして紹介されている。関連する研究分野・研究プロジェクト名は確認できず。 出典1 出典2 出典3 出典4 出典5

使われる場面

  • 尿中のヘモグロビン・血尿計測
  • 排尿量の自動計測と記録
  • 透析中の血液状態計測
  • 血液透析時の抜針検出
  • 蛍光免疫クロマト検査の読取
  • 近赤外による生体・ヘルスケア計測
  • 液体・水質・食品の分光検査
  • 受託の光学・電子回路設計および医療機器開発

優位性の主張

会社の主張
会社資料では、蛍光灯下で6ピコワットの光を検出した例を示し、従来機器に対する微弱光検出能力を主張している。資料には条件により検出レベルが異なるとの注記がある。 出典
会社の主張
血尿センサーについて、導尿管に挟む非接触方式で尿中の微量ヘモグロビンを測り、溶血状態でも濃度計測できると説明している。溶血状態の計測は同ページ上で特許出願中とされる。 出典
会社の主張
抗原検査キット読取装置は、セットから7秒以下で判定結果を表示し、目視検査より判定精度が社内評価で20%以上向上したとする。比較条件の詳細は公開ページに記載されていない。 出典

製品・サービス

販売中
マルチイムノスキャン(イムノエース スキャン)

蛍光免疫クロマト法などの検査プレートを読み取る移動式分析装置。届出資料では反応済みプレートの判定時間を約10秒としている。 出典

医療機関、検査機関
段階不明
血尿センサー

導尿管に取り付け、分光技術で尿中ヘモグロビンを非接触計測するセンサー。 出典

医療機関、医療機器メーカー
実証
ヘマトクリットセンサー「Hctモニタ」

チューブ内を流れる血液のヘモグロビン濃度、ヘマトクリット、血液量変化、温度を非接触計測するモジュール。 出典

透析・血液浄化分野の医療機器メーカー、医療機関
研究段階
近赤外分光生体モジュールセンサ(AGVS)

近赤外光の吸光度差から脈拍や相対的なヘモグロビン変化などを取得する小型センサー。 出典

ヘルスケア・医療機器メーカー
段階不明
小型分光光度計

複数波長の吸光度を測る携帯型の成分分析装置。液体や水質の検査向けに波長をカスタムできる。 出典

検査機関、食品・水質関連事業者、機器メーカー
販売中
排尿計測記録システム

尿バッグ内の尿量を自動計測し、血尿レベルや計測データを医療従事者に伝えるシステム。 出典

病院などの医療機関
研究段階
ジーニアルボーンレーザー

生体の硬組織切断を目指すレーザー機器。会社ページでは医療機器承認に向け開発中としている。 出典

医療機関、医療機器メーカー
段階不明
ジーニアルビューア

可視光を使って人体や物体内部を可視化する装置。血管や食品・農産物の異物などを用途例に挙げる。 出典

医療機関、食品・農業・検査事業者

これまでの歩み 新しい順

2025-03
助成
浜松市令和6年度第2期ファンドサポート事業交付金採択。浜松市
2023-06
融資
商工中金・日本政策金融公庫との協調融資。3,000万円。株式会社商工組合中央金庫、株式会社日本政策金融公庫 出典
2022-07
規制・認証
「マルチイムノスキャン」(PMDAの電子添文検索に製造販売業者として掲載。届出番号22B2X10011000002。) 出典
2021-04
共同開発
株式会社タウンズ:蛍光免疫クロマト法のテストプレート用読取装置「イムノエース スキャン」を共同開発。 出典
2021-03
資金調達
豊田合成株式会社による出資。金額は非公表。豊田合成株式会社 出典
2021-03
規制・認証
移動式免疫蛍光分析装置「イムノエース スキャン」(2021年3月22日付で製造販売を届出。届出番号22B2X10011000001。PMDA公開情報に製造販売業者として掲載。) 出典
2020-07
海外提携
米国:イシダメディカルとの連携で、排尿計測記録システムを日本と米国で展開する計画が公表されている。 出典
2020-07
資金調達
第三者割当増資。2.4億円。株式会社ムトウ、りそなキャピタル4号投資事業組合(りそなキャピタル株式会社)、株式会社日本能率協会総合研究所 出典
2013-03
助成
浜松市新産業創出事業費補助金(少量血液検体自動選別装置の開発)。339万円。浜松市 出典

提携先・顧客

共同開発
株式会社タウンズ 蛍光免疫クロマト法のテストプレート用読取装置「イムノエース スキャン」を共同開発。 出典
共同開発
株式会社イシダ 計量技術と光計測技術を組み合わせ、排尿量・血尿を測る医療システムを共同開発。 出典
販売提携
イシダメディカル株式会社 ジーニアルライトの光計測技術を用いた排尿計測記録システムを医療向けに提供。 出典
共同開発
アルプス電気株式会社 近赤外生体センサで光計測・回路設計と生産技術を持ち寄り、事業化を検討。 出典
共同開発
兵庫医科大学 骨切りレーザーの研究で共同研究を実施したと会社が公表。 出典

特許

15 件 出典(Gビズインフォ)
Gビズインフォで確認できた2013〜2022年出願分の特許情報は15件。これに加え、同範囲外を含むGoogle Patents/J-GLOBAL検索から代表的な特許ファミリーを確認した。15件は全期間の重複除外済み総数ではない。
主な分野光学計測・分光による体液分析、医療機器・血液透析関連計測、生体観察・モニタリング、食品検査、カテーテル・医療用計測管理
共同出願人アルプス電気株式会社、株式会社アッシュ、株式会社アッシュ(Asch Japan Co., Ltd.)、株式会社イシダ
海外出願True
特許第6986266号「体液分析装置」 ジーニアルライト株式会社 / 登録 出典
特許第7296640号「体液分析装置」 ジーニアルライト株式会社 / 登録 出典
特開2024-116519「抜針検出システム」/特許第7610857号 ジーニアルライト株式会社 / 登録 出典
WO2018221404A1「カテーテル装置」 株式会社アッシュ(Asch Japan Co., Ltd.)、アルプス電気株式会社、ジーニアルライト株式会社 / 公開。Google Patents上の法的状態は消滅 出典
特許第7072799号・第7158673号・第7041890号「管理システム及び計測装置」 株式会社イシダ、ジーニアルライト株式会社 / 登録 出典
US9320437B2「生体内観察装置」 GENIAL LIGHT CO., LTD. / 登録・Google Patents表示上有効 出典

会社の規模

従業員19名(2025-04-01時点) 出典
資本金1,000万円(2025-07時点) 出典
公式サイトgeniallight.co.jp
決算期売上高純利益純資産総資産
2024-09-30—-9,100万円—1.53億円 出典
2022-09-30—-1.71億円—1.35億円 出典

決算公告など、公表された数字だけ。

大学との関係

大学との関係
光産業創成大学院大学 公的金融機関の発表で同大学発ベンチャーと紹介され、大学内に研究拠点所在地が示されている。2016年には同大学・企業と近赤外分光生体モジュールセンサの開発・販売に関わる表彰を受けた。 出典

出資者(公開情報で確認できた5社)

株式会社ムトウ株式会社日本能率協会総合研究所豊田合成株式会社レオス・キャピタルパートナーズ株式会社りそなキャピタル株式会社
事業会社(CVCを含む) 3独立系VC 1銀行・金融機関系 1

会社や出資者の発表から確認した。出資者の種類は、AIが社名から付けたもの。個人の株主は載せていない。*は、出典のページで社名を機械的に照合できなかったもの。

調査日:2026-10-03
このページの出典:29件
法人番号:1080401011488
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