透明な指先とカメラで力や滑りを捉え、ロボットの把持を調整

透明で弾性のある皮膚とカメラを組み合わせ、画像からロボットの指先にかかる力や滑りを検出する視触覚センサ技術。

株式会社 FingerVision 東北大学発 / 東京都 杉並区 / 2021年設立
研究発の技術 ロボティクス 視触覚センサ 光学式触覚センシング ロボットハンド 食品加工自動化 把持・滑り検出
実用化の段階
研究実証販売
公式サイトでセンサ内蔵ロボットハンドの販売と月額RaaSを案内し、食品工場等への導入・稼働実績も公表されている。
4製品
8提携・顧客
5特許
4出資者

しくみ

解こうとしている課題

形状や柔らかさが一定しない食品などは、従来のロボットでは力加減や滑りを捉えにくく、傷つけずに把持・移載する自動化が難しい。

どう動くか

ロボットの指先に透明な弾性皮膚を取り付け、その変形や表面のマークの動きを内蔵カメラで撮影・解析する。画像から力の分布や対象物の滑りなどを推定し、把持の調整に使う。会社は、カメラ画像を使うためハードウェア構成が簡素で、ソフトウェア更新で機能を拡張しやすいことを特徴として挙げている。

できるようになること

会社は、視触覚を用いて食品の盛付けや工場でのハンドリングを自動化し、人手不足や反復作業などの課題に対応することを目指している。

技術の出自:東北大学大学院情報科学研究科のロボティクス・視触覚センシング研究。東北大学発技術として事業化。 出典1 出典2 出典3

使われる場面

  • 食品加工・弁当や惣菜の盛付け
  • フライヤーへの食材投入
  • 植物工場での葉物野菜の収穫・移載
  • 製造業の不定形・柔軟物ハンドリング
  • 物流、農業、医療などのロボットハンドリング用途

優位性の主張

会社の主張
高解像度カメラ画像を使い、力や滑りの分布を取得する。会社は、他方式の触覚センサより高解像度の分布情報を得られると説明している。 出典
会社の主張
外力を皮膚で吸収し、カメラなどの電子部品と物理的に隔てる構造のため高耐久で、皮膚部分を交換できると会社は説明している。 出典
第三者の評価
CES Innovation Awards 2025のRobotics部門Honoreeに選出された。CESは、食品の盛付けなど複雑な作業への適用を紹介している。 出典

製品・サービス

販売中
視触覚センサ内蔵グリッパセット

カメラ式視触覚センサを内蔵し、指先の力分布や滑り情報を使って対象物を把持するロボットハンド。 出典

ロボット導入企業、製造業、食品加工業、ロボットシステムインテグレータ
販売中
多品種・柔軟物の盛付けロボットシステム

視触覚センサを使い、弁当や惣菜などの食材を把持して盛り付けるロボットシステム。 出典

弁当・惣菜などの食品製造事業者、食品工場
販売中
おかず盛付け・フライヤー投入ロボット(RaaS)

食品の盛付けまたはフライヤーへの投入を自動化するロボットを、保守等を含む月額サービスで提供。 出典

食品工場、弁当・惣菜製造事業者
販売中
葉物野菜自動収穫ロボット設備

視触覚技術を活用して、植物工場で葉物野菜を収穫・把持・移載する設備。 出典

植物工場運営事業者

これまでの歩み 新しい順

2025-11
顧客
株式会社プランテックス:依頼を受け、植物工場向け葉物野菜収穫設備を開発・導入。 出典
2025-01
海外出展
米国:CES 2025 Innovation AwardsのHonoreeに選定され、ラスベガスのCES会場で日本パビリオンに出展する予定を公表。 出典
2025-01
受賞
Consumer Technology Association(CES)「CES Innovation Awards 2025 Honoree(Robotics)」 出典
2024-11
海外出展
タイ:バンコクのMETALEX 2024に出展し、タイの生産拠点を持つ企業向けに視触覚センサを使った自動化を紹介。 出典
2024-03
海外出展
米国:アトランタのMODEX 2024に出展し、視触覚センサ搭載ロボットのデモを実施。北米展開を進める意向を公表。 出典
2023-10
資金調達
シリーズA。4.1億円。株式会社慶應イノベーション・イニシアティブ、東北大学ベンチャーパートナーズ株式会社、株式会社ケイエスピー、株式会社Monozukuri Ventures 出典
2023-08
海外出展
タイ:バンコクのTechsauce Global Summit 2023に出展。 出典
2023-04
助成
TOKYO戦略的イノベーション促進事業。8,000万円 出典
残りの4件を表示
2022-10
受賞
TECH PLANTER「フードテックグランプリ2022 企業賞(JT賞、マルハニチロ賞)」 出典
2022-04
助成
NEDO「NEDO Entrepreneurs Program(NEP)研究開発型スタートアップ支援事業」 出典
2022-04
提携
国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO):NEPに採択され、食品工場のロボット工程自動化に向けた支援を受けた。 出典
2022-03
資金調達
シード。1億円。株式会社慶應イノベーション・イニシアティブ 出典

提携先・顧客

顧客
株式会社プランテックス 依頼を受け、植物工場向け葉物野菜収穫設備を開発・導入。 出典
提携
国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO) NEPに採択され、食品工場のロボット工程自動化に向けた支援を受けた。 出典
共同開発
川崎重工業株式会社 ロボット未活用領域への導入を進めるNEDO採択の共同事業に参画。 出典
共同開発
NTTビジネスソリューションズ株式会社 ロボット未活用領域への導入を進めるNEDO採択の共同事業に参画。 出典
共同開発
株式会社ダイヘン ロボット未活用領域への導入を進めるNEDO採択の共同事業に参画。 出典
共同開発
株式会社安川電機 ロボット未活用領域への導入を進めるNEDO採択の共同事業に参画。 出典
共同開発
ヤマハ発動機株式会社 ロボット未活用領域への導入を進めるNEDO採択の共同事業に参画。 出典
共同開発
ugo株式会社 ロボット未活用領域への導入を進めるNEDO採択の共同事業に参画。 出典

特許

5 件 出典
Google PatentsをFingerVision / FingerVision Co., Ltd. 名義で検索し、主要な同社名義の公開・登録案件を5件記録。単一ファミリー内の国別出願を別件として数える網羅的集計ではない。
主な分野視触覚センサ、カメラ画像による力・滑り推定、ロボットハンド用センサ付き指、ロボット把持制御
海外出願True
JP7345902B2「触覚センサ、触覚センサシステム及びプログラム」 株式会社FingerVision / 登録(Google Patents表示ではActive) 出典
US11836823B2「Tactile sensor, tactile sensor system, and program」 FingerVision Co., Ltd. / 登録 出典
WO2022255031A1「Finger with tactile sensor for robot hand and robot hand with tactile sensor using same」 FingerVision Co., Ltd. / 国際公開。各国移行の記録あり。 出典
WO2024253071A1「Tactile sensor, tactile sensor kit, tactile sensor system, and grip portion unit」 FingerVision / 国際公開。Google Patents表示ではWO出願はCeased。各国の対応出願状況は個別確認が必要。 出典
EP3995268A4「Tactile sensor, tactile sensor system and program」 FingerVision Co., Ltd. / 公開・審査関連記録あり。現在の登録状況は要確認。 出典

会社の規模

従業員18名(2026-04時点) 出典
資本金9,999万円 出典
大学との関係研究成果ベンチャー
公式サイトfingervision.jp
決算期売上高純利益純資産総資産
2022-09-30—-4,646万円—6,403万円 出典

決算公告など、公表された数字だけ。

大学との関係

大学との関係
東北大学 東北大学スタートアップ事業化センターが東北大発スタートアップとして紹介。大学教員の研究成果である触覚センサ技術の事業化と、大学の起業支援プログラムでの事業性検証が確認できる。 出典

出資者(公開情報で確認できた4社)

独立系VC 2大学系(大学VC・大学) 2

会社や出資者の発表から確認した。出資者の種類は、AIが社名から付けたもの。個人の株主は載せていない。*は、出典のページで社名を機械的に照合できなかったもの。

調査日:2026-10-03
このページの出典:22件
法人番号:1011301027250
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