花の向きを画像で捉え、ロボットでイチゴを授粉

人工光型植物工場でイチゴの花を画像認識し、ロボットアームで授粉する技術。花の向きや果実の成熟度を判定し、栽培作業の自動化も目指す。

HarvestX株式会社 東京大学・徳山工業高等専門学校・千葉大学発 / 東京都 文京区 / 2020年設立
技術を使った製品・サービス 農業ロボティクス AI画像認識 自動授粉 植物工場 ROS2 シミュレーション
実用化の段階
研究実証販売
会社は2024年11月に製品開発完了と春華堂への商業利用第1号導入を発表し、販売拡大を進めるとしています。
2製品
6提携・顧客
5特許
11出資者

しくみ

解こうとしている課題

植物工場ではハチが生存しにくく、巣箱の交換や衛生面の問題が生じます。また、ハチによる授粉は花粉の付き方を制御しにくく、果実の形や収量にばらつきが出ます。

どう動くか

カメラ画像から花や果実を検出し、花の向きなどを推定して、アーム先端の授粉部を適切な位置に動かします。会社は、ミツバチの動作解析を授粉アルゴリズムに取り入れ、3Dモデルとレンダリング画像から花の向きの学習データを作る方法も説明しています。ロボット車体と作業ユニットを組み合わせ、植物工場の棚に合わせて構成を調整します。

できるようになること

会社は、ハチを使わない衛生的で安定したイチゴ生産と収量向上を目指しています。人工光型植物工場向けに栽培設備・ロボット・AI・運用システムを提供し、通年生産を支援すると説明しています。

技術の出自:東京大学発。本郷テックガレージの支援プログラムを通じて事業を開始。会社資料はロボティクス・AIの研究開発と説明していますが、学部・研究室名は特定できません。 出典1 出典2 出典3

使われる場面

  • 人工光型植物工場でのイチゴ栽培
  • イチゴの自動授粉
  • 花・果実の検出と成熟度分類
  • 収量予測と栽培管理
  • 農業ロボットの制御・シミュレーション

優位性の主張

会社の主張
自社実証実験では、ロボット授粉の精度がハチより27.8%高かったと発表。比較条件の詳細は発表資料で確認が必要。 出典
会社の主張
ハチの動作解析を授粉アルゴリズムに反映し、特許第7090953号と素材選定・回転周波数調整・三次元認識などのノウハウを組み合わせていると説明。 出典
会社の主張
会社は、栽培と自動授粉を一体で提供できる企業は現時点で自社のみと主張。 出典

製品・サービス

販売中
植物工場 自動栽培ソリューション「HarvestX」

人工光型植物工場向けに、イチゴの栽培設備、ロボット、AI、運用システムを組み合わせ、植物管理・授粉・収穫の自動化を支援。 出典

植物工場事業者、イチゴ植物工場の運営を検討する企業、食品メーカー等
販売中
自動授粉ロボット「XV3」

植物工場内を走行するCartと、センサーや作業用アームを載せたUnitで構成するロボット。 出典

人工光型植物工場の運営企業

これまでの歩み 新しい順

2026-07
資金調達
金額は非公表。三菱商事株式会社 出典
2026-07
資本提携
三菱商事株式会社:投資契約を締結し、グローバル展開で連携。 出典
2026-06
助成
農林水産省スタートアップ大規模技術実証支援事業 出典
2026-06
助成
経済産業省「グローバルサウス未来志向型共創等事業費補助金(小規模実証・FS事業)採択」 出典
2026-06
助成
農林水産省「スタートアップ大規模技術実証支援事業 採択」 出典
2026-03
海外顧客
マレーシア:会社発表によると、海外第一号案件を受注し、現地でイチゴを通年生産するための自動栽培ソリューションを導入する契約を締結した。 出典
2026-03
海外提携
マレーシア:住友商事との資本業務提携に関連し、マレーシア企業とイチゴの現地栽培計画で協業を開始した。 出典
2026-03
資金調達
金額は非公表。住友商事株式会社 出典
残りの11件を表示
2026-03
資本提携
住友商事株式会社:資本業務提携を締結。海外展開などで連携。 出典
2026-02
実証
東日本旅客鉄道株式会社:浜松市とともに高輪ゲートウェイで実証実験を開始。 出典
2025-03
認定
経済産業省「J-Startup 第5次選定」 出典
2024-11
顧客
有限会社春華堂:浜松ファームの製品導入先として公表。商業利用第1号と発表された。 出典
2024-03
資金調達
プレシリーズA。4.1億円。ANRI 4号投資事業有限責任組合、DEEPCORE TOKYO 2号投資事業有限責任組合、オープンイノベーション推進1号投資事業有限責任組合、Dawn Capital 1号投資事業有限責任組合、SMBCベンチャーキャピタル産学連携3号投資事業有限責任組合、新生ベンチャーパートナーズ2号投資事業有限責任組合 出典
2024-03
助成
浜松市ファンドサポート事業 出典
2023-09
受賞
ICCサミット「ICC サミット KYOTO 2023 デザイン&イノベーションアワード 準グランプリ」 出典
2022-03
資金調達
1.5億円。ANRI 4号投資事業有限責任組合、オープンイノベーション推進1号投資事業有限責任組合、DEEPCORE TOKYO 2号投資事業有限責任組合 出典
2022-03
共同開発
徳山工業高等専門学校:高専内に事業所を設け、全自動農業に向けた共同研究を開始。 出典
2021-09
助成
2021-01
資金調達
5,000万円。ANRI 4号投資事業有限責任組合、オープンイノベーション推進1号投資事業有限責任組合 出典

提携先・顧客

顧客
有限会社春華堂 浜松ファームの製品導入先として公表。商業利用第1号と発表された。 出典
共同開発
徳山工業高等専門学校 高専内に事業所を設け、全自動農業に向けた共同研究を開始。 出典
実証
東日本旅客鉄道株式会社 浜松市とともに高輪ゲートウェイで実証実験を開始。 出典
実証
浜松市 JR東日本とともに高輪ゲートウェイで実証実験を開始。 出典
資本提携
住友商事株式会社 資本業務提携を締結。海外展開などで連携。 出典
資本提携
三菱商事株式会社 投資契約を締結し、グローバル展開で連携。 出典

特許

5 件 出典
Google PatentsでHarvestX/Harvestx Inc.を出願人検索し、関連ページを追跡して確認できた最低5件。家族出願や各国段階を別件として重複計上していない。
主な分野自動授粉装置・農業支援システム、画像認識と植物へのロボット作業、水耕栽培トレイ・栽培システム
海外出願True
JP7090953B1/農業支援システム、方法、プログラム(優先出願 JP2021164227A) HarvestX株式会社 / 登録(Google Patents表示はActive)。関連するWO・EP・US・CN出願も確認。 出典
JP2021052635A/自動授粉装置、自動授粉方法及び自動授粉システム(WO2021060374A1) HarvestX株式会社 / 日本出願は公開・審査中。対応するWO出願はGoogle PatentsでCeased表示。 出典
JP7575142B1/農業支援システム、方法、プログラム HarvestX株式会社 / 登録(Google Patents表示はActive)。 出典
JP7595383B1/水耕栽培トレイ、水耕栽培システム HarvestX株式会社 / 登録(Google Patents表示はActive)。WO2025238949A1を確認。 出典
JP7668075B1/農業支援システム、方法、プログラム HarvestX株式会社 / 登録(Google Patents表示はActive)。 出典

会社の規模

従業員10名 出典
資本金1億円(2026-10時点) 出典
大学との関係共同研究ベンチャー
公式サイトharvestx.jp
決算期売上高純利益純資産総資産
2021-06-30——3,882万円4,080万円 出典

決算公告など、公表された数字だけ。

大学との関係

大学の施設
東京大学 本郷テックガレージでプロジェクトを開始。会社概要には東京大学南研究棟アントレプレナーラボを本社所在地として記載し、同社は同施設内にHarvestX Labを設立した。 出典
大学の出資
東京大学 東京大学協創プラットフォーム開発(東大IPC)が2021年、2022年、2024年に出資したと東大IPCが公表。 出典
共同研究
徳山工業高等専門学校 高専内に事業所を開設し、植物工場向けロボットの共同研究を開始。授粉アタッチメントの開発などを行う。 出典

出資者(公開情報で確認できた11社)

事業会社(CVCを含む) 4独立系VC 3銀行・金融機関系 3大学系(大学VC・大学) 1

会社や出資者の発表から確認した。出資者の種類は、AIが社名から付けたもの。個人の株主は載せていない。*は、出典のページで社名を機械的に照合できなかったもの。

調査日:2026-10-03
このページの出典:27件
法人番号:1010001211577
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