離れたRNA配列を結び、構造を変えてタンパク質の発現を調節

標的RNAに結合する短鎖核酸「Staple核酸」でRNA構造を変え、タンパク質の発現を調節する核酸医薬技術。

株式会社StapleBio 熊本大学発 / 熊本県 熊本市中央区 / 2021年設立
研究発の技術 核酸医薬 Staple核酸 RNAハッキング RNA G-quadruplex 遺伝子発現制御 希少疾患
実用化の段階
研究実証販売
会社の事業内容はStaple核酸に基づく医薬品等の研究開発で、公開情報では臨床試験・承認・販売開始を確認できません。
2製品
9提携・顧客
2特許
7出資者

しくみ

解こうとしている課題

希少疾患などの治療薬開発を目指す一方、従来の核酸医薬で課題となるオフターゲット作用や生体内での不安定性への対応を目指しています。

どう動くか

Staple核酸が標的RNA上の離れた配列に結合し、グアニン配列を近づけて安定なG-quadruplex(G4)構造を誘導します。これにより翻訳を抑えるなど、RNAの働きを制御します。RNAiやアンチセンス核酸と異なり、生体内酵素反応に依存しない方式と説明されています。会社・大学は、全配列を人工核酸にしても活性を保てることや、配列認識と構造形成の両方を要することによる標的選択性を特長として挙げています。

できるようになること

会社・大学は、標的RNAの構造を調節する新しい創薬手段として、希少疾患や感染症などを対象とする医薬品開発への応用を掲げています。核酸設計支援ソフトの開発も進め、創薬研究での利用拡大を目指しています。

技術の出自:熊本大学大学院先端科学研究部・材料科学および応用生命化学分野。熊本大学発ベンチャーとして事業化。 出典1 出典2 出典3 出典4

使われる場面

  • 希少疾患・難治性疾患を対象とする核酸医薬
  • 疾患原因タンパク質の発現抑制
  • 生体維持に必要なタンパク質の発現増加
  • 感染症におけるウイルス増殖抑制
  • 異常タンパク質配列のスキップ
  • Staple核酸の配列設計支援

優位性の主張

会社の主張
会社は、Staple核酸が標的配列に応じて設計され、結合に加えてG4構造の形成も作用に必要なため、標的選択性が高くオフターゲットリスクを抑えられると説明しています。 出典
大学の発表
熊本大学は、RNAiやアンチセンス核酸と異なり生体内酵素反応に依存せず、人工核酸化しやすいことから、体内安定性と薬効持続性を両立できる可能性を示しています。 出典
会社の主張
会社と熊本大学は、Gs-Staple核酸により従来のRNAハッキングでは標的化しにくかった遺伝子へ適用範囲を拡張したと発表しています。 出典

製品・サービス

研究段階
Staple核酸を用いた医薬品候補

Staple核酸で標的RNAの構造を変え、タンパク質発現を調節する医薬品の研究開発。 出典

希少疾患・難治性疾患や感染症の患者を対象とした医薬品開発。提携先や顧客は個別に公表されていません。
研究段階
Staple核酸設計支援ソフトウェア(BioDX)

標的配列に応じたStaple核酸の設計を支援するソフトウェアを開発中。 出典

製薬会社、アカデミア研究者

これまでの歩み 新しい順

2026-07
助成
沖縄先端医療技術基盤形成促進事業(研究高度化事業)採択 出典
2026-07
助成
沖縄県「沖縄先端医療技術基盤形成促進事業(研究高度化事業)採択」 出典
2025-10
共同開発
国立大学法人弘前大学:Staple核酸の研究成果を共同発表。基盤特許の共同出願人。 出典
2024-08
受賞
ペガサス・テック・ベンチャーズ「スタートアップワールドカップ2024 九州予選 優勝」 出典
2024-04
資金調達
第三者割当増資。4.6億円。大鵬イノベーションズ合同会社、肥銀キャピタル株式会社、Diamond Medino Capital株式会社、三菱UFJキャピタル株式会社、住商ファーマインターナショナル株式会社 出典
2024-04
助成
Go-Tech事業補助金。2,250万円 出典
2024-04
資本提携
大鵬イノベーションズ合同会社:2024年4月の第三者割当増資の引受先。 出典
2023-04
認定
経済産業省・九州経済産業局「J-Startup KYUSHU 選定」 出典
残りの4件を表示
2022-12
資金調達
J-KISS型新株予約権。金額は非公表。肥銀キャピタル株式会社、公益財団法人沖縄科学技術振興センター、株式会社ケイエスピー 出典
2022-10
助成
Go-Tech事業採択 出典
2022-10
助成
経済産業省「成長型中小企業等研究開発支援事業(Go-Tech事業)「Staple核酸技術の世界展開に必要なBioDXの開発」」 出典
2022-01
資金調達
シード。金額は非公表。大鵬イノベーションズ合同会社 出典

提携先・顧客

共同開発
国立大学法人熊本大学 Staple核酸の研究・創薬応用を共同で推進。 出典
共同開発
国立大学法人弘前大学 Staple核酸の研究成果を共同発表。基盤特許の共同出願人。 出典
共同開発
国立大学法人東海国立大学機構 名古屋大学 Staple核酸によるRNAハッキングの研究成果を共同発表。 出典
共同開発
学校法人神戸薬科大学 Staple核酸によるRNAハッキングの研究成果を共同発表。 出典
資本提携
大鵬イノベーションズ合同会社 2024年4月の第三者割当増資の引受先。 出典
資本提携
肥銀キャピタル株式会社 2024年4月の第三者割当増資の引受先。 出典
残りの3件を表示
資本提携
Diamond Medino Capital株式会社 2024年4月の第三者割当増資の引受先。 出典
資本提携
三菱UFJキャピタル株式会社 2024年4月の第三者割当増資の引受先。 出典
資本提携
住商ファーマインターナショナル株式会社 2024年4月の第三者割当増資の引受先。 出典

特許

2 件 出典
Google Patents等でStaple核酸関連を検索し、確認できた2件の特許ファミリー。検索範囲内の件数で、網羅件数ではありません。
主な分野標的RNAへのStaple核酸結合、RNA上のG-quadruplex形成による翻訳制御、Staple核酸による標的DNA構造変化・転写調節
共同出願人国立大学法人弘前大学、国立大学法人熊本大学、株式会社StapleBio
海外出願True
WO2020085510A1 / JP7465507B2「Staple核酸を利用したタンパク質翻訳反応の抑制法」 国立大学法人熊本大学、国立大学法人弘前大学 / 日本では特許登録・有効(Google Patents表示)。WO公開。米国・中国・欧州にも出願記録あり。各国の現在の権利状態は未確認。 出典
特願2023-197099 / 特開2025-083626「Staple核酸の新規用途」 国立大学法人熊本大学、株式会社StapleBio / 公開出願。登録状況は未確認。 出典

会社の規模

従業員8名(2026-02-03時点) 出典
大学との関係研究成果ベンチャー
公式サイトstaplebio.jp
決算期売上高純利益純資産総資産
2023-09-30—-2,890万円—1.11億円 出典

決算公告など、公表された数字だけ。

大学との関係

大学の認定
国立大学法人熊本大学 熊本大学認定ベンチャーとして紹介されている。 出典
共同研究
国立大学法人熊本大学 Staple核酸技術の研究開発で同大学との共同研究が記載されている。 出典

出資者(公開情報で確認できた7社)

事業会社(CVCを含む) 2独立系VC 2銀行・金融機関系 2公的機関・財団 1

会社や出資者の発表から確認した。出資者の種類は、AIが社名から付けたもの。個人の株主は載せていない。*は、出典のページで社名を機械的に照合できなかったもの。

調査日:2026-10-03
このページの出典:20件
法人番号:9330001029237
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