衛星の形状と宇宙環境を計算し、帯電やデブリ衝突を評価する

衛星の帯電・放電やデブリ衝突の危険を、衛星形状と宇宙環境のシミュレーションで設計段階に評価するソフトウェア技術。

MUSCATスペース・エンジニアリング株式会社 九州工業大学発 / 福岡県 宗像市 / 2006年設立
研究発の技術 宇宙機シミュレーション 衛星帯電解析 プラズマ粒子解析 スペースデブリ衝突リスク解析 衛星設計支援ソフトウェア
実用化の段階
研究実証販売
Space MUSCATの商用版・受託解析が案内され、JAXAはTURANDOTの2025~2027年度の維持管理を同社に契約している。
3製品
3提携・顧客
1特許
0出資者

しくみ

解こうとしている課題

衛星の帯電放電やデブリ衝突による故障・損傷を、設計段階で定量的に把握し、対策や設計判断に反映すること。

どう動くか

MUSCATは衛星の三次元形状や表面材料、軌道上のプラズマ環境を入力し、表面電位や帯電状態を計算して放電リスクを評価する。TURANDOTは衛星表面を細かな格子に分け、衛星自身による遮蔽やデブリ環境モデルを考慮して、部位ごとの衝突頻度・損傷確率を推定する。JAXAと九州工業大学の共同開発から生まれ、実験との照合や衛星設計支援に用いられてきた。

できるようになること

衛星設計者が帯電やデブリ衝突の危険箇所を事前評価でき、試験条件の設定や設計上のリスク低減に役立つ。JAXAはTURANDOTを用いた部位別の衝突リスク評価を公開している。

技術の出自:九州工業大学 宇宙環境技術研究センター(LaSEINE)とJAXAによるMUSCAT開発。TURANDOTはJAXAと同社による宇宙機設計支援ソフトウェア開発。 出典1 出典2 出典3 出典4 出典5

使われる場面

  • 人工衛星の帯電・放電リスク評価
  • 電気推進プルームによる衛星への影響解析
  • 衛星のデブリ衝突頻度・損傷リスク評価
  • 軌道上デブリデータベースの改訂・保守

優位性の主張

大学の発表
MUSCATはプラズマ実験による検証で計算結果と実験結果が良好に一致し、並列計算や衛星形状入力用GUIを備えると開発論文で報告されている。 出典
大学の発表
TURANDOTは衛星自身の遮蔽を考慮して部位別のデブリ衝突頻度・損傷リスクを推定し、複数のデブリ環境モデルを扱う。 出典
第三者の評価
TURANDOTのベンチマーク解析で、JAXAはリスク評価ソフトウェアとしての妥当性を確認したと報告している。 出典

製品・サービス

販売中
Space MUSCAT

衛星形状・表面材料・宇宙プラズマ環境をもとに帯電・放電リスクを解析するソフトウェア。受託解析も提供。 出典

衛星・宇宙機の開発企業、宇宙関連機関
販売中
TURANDOT

衛星形状やデブリ環境モデルから、部位ごとのデブリ衝突頻度・損傷リスクを解析するソフトウェア。 出典

JAXA、大学などの宇宙機設計・安全評価ユーザー
販売中
小型衛星・搭載機器試験、ソフトウェア・データベース開発、受託解析

宇宙機向けソフトウェア・データベースの受託開発と、解析ツールを使った受託解析。 出典

JAXA、大学、宇宙関連企業

これまでの歩み 新しい順

2025-04
助成
公益財団法人福岡県中小企業振興センター「令和7年度 福岡県海外出願支援事業(特許)」 出典
2025-04
顧客
宇宙航空研究開発機構(JAXA):MUSCAT共同開発に参加し、TURANDOTの開発・維持改訂やデータベース保守を委託。 出典
2024-04
助成
公益財団法人福岡県中小企業振興センター「令和6年度 福岡県海外出願支援事業(特許)」 出典

提携先・顧客

顧客
宇宙航空研究開発機構(JAXA) MUSCAT共同開発に参加し、TURANDOTの開発・維持改訂やデータベース保守を委託。 出典
共同開発
九州工業大学 JAXAとのMUSCAT共同開発に参加。宇宙環境技術研究センターが開発拠点。 出典
提携
九州大学 同社が研究開発活動や宇宙人材育成活動で連携していると紹介。 出典

特許

1 件 出典
Google Patentsで同社の日本語名・英語名を検索し、確認できた同社名義の特許ファミリー数。JAXA名義など他者出願は除外。
主な分野人工物体の制御、宇宙機の電気推進・プラズマ推進
海外出願True
JP7455439B1 / WO2024247909A1 人工物体の制御方法、人工物体の制御装置およびこれを備えた人工物体 MUSCATスペース・エンジニアリング株式会社 / 日本登録(JP7455439B1)。WO公開後、PCT国際段階は終了扱い。EP・CN・KRの国内段階出願が記録されている。 出典

会社の規模

資本金930万円(2023時点) 出典

大学との関係

共同研究
九州工業大学 九州工業大学の年次報告書に、同社との共同研究として衛星表面への原子状酸素の影響に関する研究が記載されている。 出典
調査日:2026-10-03
このページの出典:14件
法人番号:9290801007248
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