低分子化合物で幹細胞を肝細胞化し、肝疾患の治療シートを開発する

低分子化合物IC-2を用いて間葉系幹細胞を肝細胞化し、肝線維化の抑制を目指す肝疾患治療用細胞シート技術。

カノンキュア株式会社 鳥取大学発 / 鳥取県 米子市 / 2016年設立
研究発の技術 再生医療 細胞シート 間葉系幹細胞 肝細胞化 低分子化合物 肝線維化
実用化の段階
研究実証販売
KCS-003は販売開始が確認できず、2025年11月時点で治験実施に向けた技術移管・治験製品製造契約が公表されている。
2製品
5提携・顧客
3特許
6出資者

しくみ

解こうとしている課題

有効な治療法が乏しい非代償性肝硬変を対象に、肝移植に代わる治療選択肢の実用化を目指す。

どう動くか

骨髄由来の間葉系幹細胞をIC-2を含む培養液で培養し、肝細胞の性質を持たせて温度応答性培養皿上でシート化する。シートから分泌される因子などを通じ、肝線維化を抑え、肝再生を促すことを目指す。動物モデルを用いた論文では、線維化の改善が報告されている。

できるようになること

実用化すれば、非代償性肝硬変に対する細胞治療の選択肢となり、肝線維化の抑制や肝再生促進を通じた治療につながる可能性がある。会社は対象患者数を約6万人としている。

技術の出自:鳥取大学医学部の分子遺伝医学・遺伝子医療学分野を中心とした研究。鳥取大学の研究成果を基に設立された大学発ベンチャー。 出典1 出典2 出典3

使われる場面

  • 非代償性肝硬変の細胞治療
  • 肝線維化の抑制
  • 肝再生促進
  • 肝細胞癌・大腸癌などを対象とする創薬研究

優位性の主張

会社の主張
IC-2で間葉系幹細胞を肝細胞化したシートは、間葉系幹細胞と肝細胞の双方に由来する有効因子を分泌し、肝線維を約40%減少させるほど強い線維化抑制効果があると会社が説明している。性能値の条件は会社ページの引用論文を参照。 出典
大学の発表
IC-2で処理した間葉系幹細胞シートによる、既存の肝線維化の改善を動物モデルで報告している。 出典

製品・サービス

研究段階
KCS-003(肝疾患治療用細胞シート)

IC-2で肝細胞化した間葉系幹細胞をシート化し、非代償性肝硬変の治療を目指す開発品。 出典

非代償性肝硬変の患者・医療機関(開発上の対象)
研究段階
IC-2等の低分子化合物

肝硬変、肝細胞癌、大腸癌などを対象とする創薬候補化合物。 出典

これまでの歩み 新しい順

2025-11
提携
セラボヘルスケアサービス株式会社:KCS-003の治験に向けた技術移管および治験製品製造の業務委受託契約を締結。 出典
2025-11
規制・認証
再生医療等製品としてのKCS-003(治験実施に向けた製造契約が公表されている。調査した公表情報では承認取得を確認できず。) 出典
2023-02
共同開発
ひろさきLI株式会社:KCS-003の臨床開発と製造販売承認取得に向けた共同開発契約を締結。 出典
2022-04
提携
クオリプス株式会社:細胞シート製造の技術移管や製造プロセス開発などを視野に技術支援契約を締結。 出典
2021-12
提携
株式会社セルシード:治験製品製造に向けた技術移転契約を締結後、2021年に契約解除に合意。 出典
2021-08
資金調達
第三者割当増資等(1stクローズ)。金額は非公表。CYBERDYNE株式会社、CEJキャピタル株式会社 出典
2021-08
資本提携
CYBERDYNE株式会社:資本業務提携を公表。技術・事業面の支援を予定。 出典
2020-10
規制・認証
PMDA RS戦略相談(非臨床安全性試験計画)(2020年に対面助言を実施。承認・治験開始を示すものではない。) 出典
残りの3件を表示
2018-09
資金調達
とっとり地方創生ファンド投資事業有限責任組合2号による投資。金額は非公表。とっとりキャピタル株式会社 出典
2018-07
資金調達
第三者割当増資。金額は非公表。株式会社JR西日本イノベーションズ、グリーンコア株式会社、米子信用金庫 出典
2016-12
受賞
NEDO「NEDO TCP 2016 ファイナリスト賞」 出典

提携先・顧客

提携
クオリプス株式会社 細胞シート製造の技術移管や製造プロセス開発などを視野に技術支援契約を締結。 出典
共同開発
ひろさきLI株式会社 KCS-003の臨床開発と製造販売承認取得に向けた共同開発契約を締結。 出典
提携
セラボヘルスケアサービス株式会社 KCS-003の治験に向けた技術移管および治験製品製造の業務委受託契約を締結。 出典
提携
株式会社セルシード 治験製品製造に向けた技術移転契約を締結後、2021年に契約解除に合意。 出典
資本提携
CYBERDYNE株式会社 資本業務提携を公表。技術・事業面の支援を予定。 出典

特許

3 件 出典
社名および英語名でGoogle Patentsを検索し、関連する代表的な3特許ファミリー・公報を確認。網羅的な全件数ではない。
主な分野間葉系幹細胞の肝細胞化、肝線維化抑制細胞シート、癌・線維化を抑制する低分子化合物
共同出願人カノンキュア株式会社、国立大学法人鳥取大学
海外出願True
WO2019235362A1 — Fibrosis-inhibiting composition, cells producing same, and cell sheet comprising said cells カノンキュア株式会社 / 公開。対応する米国特許US11866483B2は登録 出典
WO2019044753A1 — Cell sheet having fibrosis inhibitory action 国立大学法人鳥取大学 / 公開。共同出願 出典
US11213527B2 — Inhibitory effect of low molecular weight compound on cancer and fibrosis Tottori University NUC、KanonCure Inc. / 登録・有効とGoogle Patentsに表示 出典

会社の規模

資本金4.08億円 出典
大学との関係研究成果ベンチャー
公式サイトkanoncure.com

大学との関係

大学の認定
鳥取大学 鳥取大学発ベンチャーとして認定一覧に掲載。認定一覧では再生医療等製品と消化器疾患医薬の開発を事業として記載。 出典

出資者(公開情報で確認できた6社)

事業会社(CVCを含む) 4銀行・金融機関系 2

会社や出資者の発表から確認した。出資者の種類は、AIが社名から付けたもの。個人の株主は載せていない。*は、出典のページで社名を機械的に照合できなかったもの。

調査日:2026-10-03
このページの出典:16件
法人番号:9270001006952
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