遺伝子を運ぶウイルスで、がん細胞死と免疫の活性化を目指す
岡山大学発のREIC/Dkk-3遺伝子をアデノウイルスベクターで腫瘍へ届け、がん細胞死と抗がん免疫の活性化を狙う遺伝子治療技術。
桃太郎源株式会社 岡山大学発 / 岡山県 岡山市
研究発の技術 がん遺伝子治療 アデノウイルスベクター REIC/Dkk-3 がん免疫療法 遺伝子発現制御 創薬
実用化の段階
研究実証販売
会社はAd-REICの臨床試験で80名以上への投与実績を記載し、Ad-SGE-REICにも臨床試験歴がある一方、jRCT登録のAd-SGE-REIC-NSは未承認の第II相治験であり、販売実績は確認できない。
2製品
4提携・顧客
4特許
9出資者
しくみ
解こうとしている課題
REIC/Dkk-3の発現低下などが関係する固形がんに対し、腫瘍細胞を標的とした治療と抗がん免疫の誘導を目指す。
どう動くか
REIC/Dkk-3の発現が低下したがん細胞に、遺伝子を搭載したアデノウイルスベクターを投与する。細胞内でREICタンパク質が過剰に作られると小胞体ストレスが生じ、がん細胞のアポトーシスを促すとともに、免疫細胞による抗腫瘍反応を誘導する。第二世代製剤Ad-SGE-REICは、独自のSGE(Super Gene Expression)システムで遺伝子発現量を高める設計。これらは会社・大学の説明であり、臨床上の有効性は試験で評価中。
できるようになること
臨床試験で安全性と有効性が確立し承認されれば、がん遺伝子治療の選択肢となり得る。会社は、新たな創薬シーズを製品化へつなぐ橋渡し事業も掲げている。現時点で承認・販売を確認できず、患者への標準治療としての普及は確認できない。
技術の出自:岡山大学大学院医歯薬学総合研究科の細胞生物学・がん遺伝子治療研究。ナノバイオ標的医療イノベーションセンター関連の研究成果。 出典1 出典2 出典3 出典4
使われる場面
- 前立腺がん
- 悪性胸膜中皮腫
- 肝がん
- 再発悪性神経膠腫・膠芽腫
- その他の固形がんの研究
優位性の主張
製品・サービス
これまでの歩み 新しい順
2026-09
規制・認証
Ad-SGE-REIC-NSの再発膠芽腫に対する医師主導第II相治験(jRCT2063250105)(未承認の遺伝子治療製剤。治験登録上、2026年9月時点で募集前。承認番号なし。) 出典
残りの9件を表示
提携先・顧客
共同開発
岡山大学 REIC遺伝子治療製剤の共同研究・臨床研究を継続。大学病院の医師主導治験も実施。 出典(Gビズインフォ)
販売提携
益新(中国)有限公司 Ad-SGE-REICの中国における製造・開発・販売に関するライセンス契約を公表。 出典
販売提携
イーピーエス株式会社 Ad-REICの中国での独占的な開発・販売権を供与する契約を締結したと岡山大学が公表。 出典
特許
主な分野REIC/Dkk-3遺伝子治療、アデノウイルスベクター、免疫チェックポイント阻害剤との併用、肝がん治療、抗がん免疫活性化
共同出願人Industry University Cooperation Foundation IUCF HYU、国立大学法人岡山大学
海外出願True
JP6803619B2/WO2017119499A1「REIC/Dkk-3遺伝子およびチェックポイント阻害剤を用いた併用療法」 桃太郎源株式会社 / 日本登録。海外ファミリーに登録・公開あり。韓国特許10-2699793の登録を会社が公表。 出典
JP7517706B2「REIC/Dkk-3遺伝子と抗腫瘍剤との併用による肝臓がんの治療方法」 桃太郎源株式会社 / 日本登録(2024-07-08)。 出典
EP3150706A4「Conditionally replicating adenovirus expressing reic gene」 桃太郎源株式会社、国立大学法人岡山大学、Momotaro Gene Inc.、Industry University Cooperation Foundation IUCF HYU / 公開公報を確認。ページ上では出願人・共同出願人を確認。 出典
EP2275114B1「REIC protein for use in activating cancer immunity」 Momotaro-Gene Inc. / 登録後、Google Patents上の法的状態はNot-in-force。 出典
CA3009883C「A combination therapy using reic/dkk-3 gene and a checkpoint inhibitor」 Momotaro Gene Inc. / 登録(2024-02-13)。Google Patents上の法的状態はActive。 出典
会社の規模
大学との関係
出資者(公開情報で確認できた9社)
杏林製薬株式会社EPSホールディングス株式会社EPS益新株式会社Adreic Therapeutics Inc.日本ベンチャーキャピタル株式会社DCIパートナーズ株式会社ニッセイ・キャピタル株式会社SMBCベンチャーキャピタル株式会社株式会社広島ベンチャーキャピタル
事業会社(CVCを含む) 4独立系VC 2銀行・金融機関系 3
会社や出資者の発表から確認した。出資者の種類は、AIが社名から付けたもの。個人の株主は載せていない。*は、出典のページで社名を機械的に照合できなかったもの。