人工飼育したハエを放ち、低温や曇天時も作物の受粉に使う

ヒロズキンバエを人工飼育し、成虫を園芸作物の花粉媒介に使う技術。商品名は「ビーフライ」。

株式会社JAPAN MAGGOT COMPANY 岡山大学発 / 岡山県 岡山市北区 / 2005年設立
研究発の技術 花粉媒介昆虫 施設園芸 ヒロズキンバエ 昆虫人工飼育 マゴットセラピー
実用化の段階
研究実証販売
産学連携支援サイトはビーフライがイチゴ・マンゴーで実用化され47都道府県の農家に普及したと報告し、農研機構マニュアルには販売価格と購入単位が掲載されている。
2製品
6提携・顧客
1特許
0出資者

しくみ

解こうとしている課題

受粉用ミツバチの供給不安や、低温・寡日照時の活動不良により、施設園芸で安定した受粉を確保しにくい課題に対応する。

どう動くか

医療用無菌ウジの生産で培ったヒロズキンバエの飼育技術を応用し、蛹を農家へ出荷する。農家は適温で羽化させてハウス内に放し、花を訪れる成虫に受粉させる。会社資料では活動温度帯は10〜35℃で、紫外線を頼りに飛行しないため、低温・曇天時にも利用できると説明している。

できるようになること

農林水産省資料は、ビーフライをイチゴのミツバチ補完・代替手段として期待し、産学連携支援サイトはイチゴ・マンゴーで実用化され47都道府県の農家に普及したと報告している。受粉昆虫の選択肢を増やし、施設園芸の安定生産を支える。

技術の出自:岡山大学発ベンチャー。岡山大学大学院医歯学系の医療用無菌ウジ研究・生産技術を基盤とし、岡山大学農学系、奈良県、島根県、農研機構などが参加したビーフライの花粉媒介研究プロジェクトで農業利用を検討。 出典1 出典2 出典3 出典4

使われる場面

  • イチゴの花粉媒介
  • マンゴーの花粉媒介
  • アブラナ科、タマネギ、ニンジン、ワサビなどの採種用途
  • ミツバチの補完・代替受粉
  • 難治性創傷に対する医療用無菌ウジ治療

優位性の主張

会社の主張
会社資料では、活動温度帯は10〜35℃で、紫外線を頼りに飛行せず、雨天・曇天や植物工場でも利用できるとしている。 出典
第三者の評価
農研機構の利用マニュアルは、ミツバチが活動しにくい冬季の低温・寡日照地域での補完用途や、ミツバチの過剰訪花による奇形果が問題になる施設での利用を紹介している。 出典
第三者の評価
農林水産・食品産業分野の産学連携支援サイトは、イチゴ・マンゴーで実用化され、47都道府県の農家に普及したと報告している。 出典

製品・サービス

販売中
ビーフライ

ヒロズキンバエの蛹を出荷し、羽化した成虫をイチゴなどの花粉媒介に利用する農業資材。 出典

施設園芸農家、採種事業者
段階不明
医療用無菌マゴット

ヒロズキンバエの無菌幼虫。難治性創傷のマゴットセラピー向けに研究・製造・販売されてきた。 出典

医療機関

これまでの歩み 新しい順

2018-07
販売提携
アピ株式会社:ビーフライを製造するJMCと提携し、販売代理店として販売。 出典
2008-09
受賞
岡山県しんきん合同ビジネス交流会「第4回しんきん合同ビジネス交流会 ビジネスコンテスト優秀賞」 出典

提携先・顧客

販売提携
アピ株式会社 ビーフライを製造するJMCと提携し、販売代理店として販売。 出典
共同開発
岡山大学 ビーフライの花粉媒介研究に参加。大学発ベンチャーとして掲載。 出典
共同開発
奈良県 岡山大学、島根県、農研機構などと利用安定化の研究・技術開発に参加。 出典
共同開発
島根県 花粉媒介研究に参加し、蛹の保温温度と羽化日数の試験を実施。 出典
共同開発
農研機構西日本農業研究センター ビーフライの安定利用に向けた研究・技術開発に参加。 出典
販売提携
株式会社トヨタネ ビーフライの販売元アピ株式会社の商品を農業資材として取り扱う。 出典

特許

1 件 出典
社名および英語名でGoogle Patentsを検索し、会社名義の出願は確認できず。関連技術として本文中に同社で飼育したハエへの言及がある個人名義の日本特許1件を確認。対応するWO公開公報は同一ファミリーとして数えた。
主な分野昆虫の飼育・繁殖、飼育用培地・飼料、医療用昆虫
海外出願True
JP5065399B2「蚊及びニクバエ類昆虫の卵巣発育及び産卵季節、ニクバエ類昆虫の飼育方法並びに医療用昆虫」 個人(Google Patents表記。会社名義ではない) / 登録後、Google Patents上は年金不納による失効 出典
JPWO2009031333A1(JP5065399B2の国際公開公報) 個人(Google Patents表記。会社名義ではない) / 国際公開。Google Patents上で対応する日本特許は年金不納による失効 出典

会社の規模

資本金300万円(2005-04時点) 出典
大学との関係技術移転ベンチャー
公式サイトmaggot.co.jp

大学との関係

大学との関係
岡山大学 岡山大学の大学発ベンチャー企業一覧に掲載。医療用蛆虫と授粉用ビー・フライの研究・開発等を記載。 出典
共同研究
岡山大学 岡山大学の研究者とJAPAN MAGGOT COMPANY所属者が、受粉に用いるヒロズキンバエの寿命に関する研究論文を共同で発表。 出典
調査日:2026-10-04
このページの出典:11件
法人番号:9260001008792
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