脳表の3チャンネルセンサで脳の状態を捉え、局所冷却を目指す

脳表に留置する複数センサで脳波・脳温・血流・酸素飽和度・脳圧を測り、重症脳疾患の状態把握と局所脳冷却を目指す医療機器技術。

ANT5株式会社 山口大学・奈良先端科学技術大学院大学・京都大学・国際医療福祉大学発 / 山口県 宇部市 / 2020年設立
研究発の技術 医療機器 脳神経モニタリング マルチモーダルセンサ フレキシブル基板 硬膜下センサ 局所脳冷却
実用化の段階
研究実証販売
NEDO資料は頭蓋内センサと専用モニタを開発した段階とし、安全性試験や規制申請の準備を記載。会社は非臨床POC取得を今後の課題としている。
3製品
0提携・顧客
3特許
0出資者

しくみ

解こうとしている課題

重症脳卒中や頭部外傷などでは、脳波だけでは捉えにくい病態悪化があり、治療侵襲や外傷による脳機能低下も課題。全身冷却には身体的負担があると会社は説明している。

どう動くか

柔軟なプリント基板に複数のセンサを配置し、脳表の同じ部位から複数の生体情報を同時・継続的に取得する。会社の説明では、センサは現在3チャンネル。全身を冷やす方法に比べ、脳の必要な部位を選択的に冷却し、計測値を治療効果の確認にも使う構想。頭蓋内への留置を要する。

できるようになること

会社・大学の説明では、脳の複数機能を連続観察して症状や画像に表れにくい悪化の把握を助け、早期治療や個別化医療につなげることが期待される。局所冷却が実用化すれば、全身冷却に伴う負担を抑えた脳保護を目指せる。

技術の出自:山口大学発。山口大学大学院医学系研究科の脳神経外科学、医学部の先進温度神経生物学を基盤とする研究。山口大学の地域イノベーション・エコシステム形成プログラムに関連。 出典1 出典2 出典3 出典4 出典5

使われる場面

  • 重症脳卒中・頭部外傷患者のベッドサイド神経活動モニタリング
  • 脳浮腫、虚血、低酸素、てんかん発作などの病態悪化の把握
  • 局所脳冷却療法の治療効果確認
  • 重症脳疾患の脳保護・集中神経管理

優位性の主張

会社の主張
柔軟基板上の複数センサにより、脳表の同一部位から脳波・脳温・脳血流・酸素飽和度・脳圧などを同時に測定する構想。LINK-J掲載の会社説明では現行試作は3チャンネル。 出典
会社の主張
会社は、脳表で直接測るため、頭皮や頭蓋骨を介した近赤外計測のような複雑な演算を必要とせず、複数の実測値を長期取得できる点を利点として挙げている。 出典
会社の主張
会社は、全身冷却に伴う身体的負担を避けるため、脳を選択的かつ効率よく冷却する局所脳冷却療法の実用化を目指している。 出典

製品・サービス

研究段階
頭蓋内マルチモーダルセンサ

柔軟基板上の複数センサを脳表に留置し、脳波・脳温・血流・酸素飽和度・脳圧などを計測する開発中の医療機器。 出典

重症脳卒中・頭部外傷などの患者を診る医療機関、集中治療・脳神経外科領域
研究段階
局所脳冷却装置

脳または硬膜に冷却装置を設置し、全身ではなく脳の局所を冷却する脳保護装置。 出典

重症脳疾患の治療を行う医療機関
研究段階
異常脳波検出技術

複数の脳活動信号から病態性活動を検出する技術。機械学習や時間周波数解析の活用を検討している。 出典

重症脳疾患の診療・集中神経管理を行う医療機関

これまでの歩み 新しい順

2026-06
海外出展
米国:MEDISO Direct Flight – San Diego Biotech Week Programに採択され、Showcaseイベントで発表機会を得た。 出典
2025-12
受賞
LINK-J「LINK-Jアカデミア発メドテックイノベーター発掘プログラム2025 上位入賞者」 出典
2025-10
海外プログラム
オーストラリア:HiDEP Global Navigator Programに選出。2026年2月にメルボルンでプレゼンテーションに参加予定と発表。 出典
2025-03
海外
香港:香港の医療・健康関連施設や展示会を訪問し、海外関連企業との商談を行う視察ミッションに選出。公式サイトに事後報告への案内あり。 出典
2024-12
海外出展
米国:京都大学ライフサイエンスショーケース@San Diego 2025に採択されたと公式サイトで告知。 出典
2022-10
受賞
新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)「NEDO(NEP)成果発表会 優秀賞」 出典
2021-04
受賞
新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)「NEDO(NEP)成果発表会 優秀賞」 出典
2021-01
助成
新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)「NEDO Entrepreneurs Program(NEP Type-B)「マルチモーダルセンサと脳局所冷却による重症脳疾患治療の実用化」」 出典

特許

3 件 出典
Google PatentsでANT5株式会社およびANT5 Co., Ltd.の出願人表記を検索し、確認できた硬膜下センサの出願系列と米国意匠特許を記録。海外同族出願は独立件数に重複計上せず。
主な分野脳表・硬膜下の生体情報計測、マルチモーダル脳活動センサ、センサの形状・留置構造
海外出願True
硬膜下センサ(JP7370550B2、WO2022004742A1、EP4173551B1、US12396650B2) ANT5株式会社 / 日本・米国・欧州で登録。WO公開あり。 出典
硬膜下センサ(特願2023-177637、特開2023-182774、JP7628257B2) ANT5株式会社 / Google Patents上で登録済み。 出典
Subdural sensor(USD996623S1) ANT5 Co., Ltd. / 米国意匠特許として登録。 出典

会社の規模

従業員1名 出典
資本金1,225万円 出典
大学との関係研究成果ベンチャー
公式サイトant5.jp

大学との関係

大学の認定
山口大学 山口大学の大学発ベンチャー一覧に2020年設立企業として掲載。 出典
共同研究
山口大学 会社発表によると、山口大学が採択されたAMED橋渡し研究プログラムに、ANT5代表者が研究開発分担者として2年間参画。 出典
大学との関係
京都大学 京都大学ライフサイエンスショーケース@San Diego 2025に採択。 出典
調査日:2026-10-03
このページの出典:14件
法人番号:9250001018512
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