ゲノム解析と編集で、産業に役立つ生物の品種改良を支援する

産業用生物のゲノム解析(バイオDX)と、Platinum TALENなどによるゲノム編集を組み合わせ、品種・生物機能の設計や研究開発を支援する技術基盤。

プラチナバイオ株式会社 広島大学発 / 広島県 東広島市 / 2019年設立
研究発の技術 ゲノム編集 Platinum TALEN ZF-ND1 バイオインフォマティクス ゲノム解析 データ駆動型育種
実用化の段階
研究実証販売
2021年からゲノム編集モデル作製サービスを提供し、現在のTALEN作製サービスには公開価格がある一方、卵や藻類などの応用案件は研究・実証段階にある。
6製品
9提携・顧客
4特許
9出資者

しくみ

解こうとしている課題

産業で使う生物の有用な性質を見つけ、品種改良や機能改変につなげるには、ゲノム情報の解析や編集に時間・専門知識・知財対応が必要となる。

どう動くか

バイオDXでは、シーケンサーで得たゲノム・遺伝子発現データをバイオインフォマティクスで解析し、育種に役立つ遺伝子やマーカーを探す。Platinum TALENは、DNA配列を認識するTALE部分とDNAを切断する酵素部分を組み合わせ、狙った位置に変異を導入する。同社は設計・編集に加えて、解析や安全性評価も提供する。会社は、独自のTALENやZF-ND1を産業利用しやすい国産技術として説明している。

できるようになること

同社は、ゲノム解析による育種候補の選定とゲノム編集をつなぎ、農業・食品・水産・医療・環境分野の研究開発や生物生産を支援すると説明している。赤シソのゲノム解析やアレルギー低減卵、微細藻類のカーボンリサイクルなどに応用している。

技術の出自:広島大学 ゲノム編集イノベーションセンターのゲノム編集研究、および広島大学のバイオインフォマティクス・ゲノム解析研究。Platinum TALENを基盤技術として会社を設立。 出典1 出典2

使われる場面

  • 産業用生物のゲノム解析・データ駆動型育種
  • 農作物・水産生物・発酵微生物の品種改良
  • ゲノム編集ツールの作製・編集活性評価
  • 創薬・医薬品製造・遺伝子治療研究
  • アレルギー低減食品の研究開発
  • 微細藻類を用いた二酸化炭素利用・カーボンリサイクル
  • 環境微生物・排水処理の解析

優位性の主張

会社の主張
会社は、Platinum TALENについて、DNA結合性が高くオフターゲットが少ないこと、従来のFokIより切断効率が高いこと、複数の生物種・細胞で編集実績があることを主張している。性能値の条件は当該ページに示されていない。
会社の主張
会社は、Platinum TALENとZF-ND1について、CRISPR-Cas9を使わず、関連する特許リスクを抑えた産業利用が可能で、ライセンス権利が整理されていると説明している。
第三者の評価
WIPOの記事は、同社が広島大学から独占ライセンスを取得し、Platinum TALENおよびZF-ND1の国際出願にPCT制度を活用していると紹介している。 出典

製品・サービス

販売中
バイオDX受託解析サービス

産業用生物のゲノム・発現解析、標的遺伝子・マーカー探索、微生物群集解析を実験設計から解釈まで支援する。 出典

産業用生物を扱う企業・研究機関
販売中
Platinum TALEN作製サービス

指定遺伝子に対するTALENを設計・作製し、オプションで細胞導入と編集活性評価を行う。

大学・研究機関、創薬・農業・食品などの研究開発事業者
販売中
ZF-ND1作製受託サービス

Zinc Fingerと独自ヌクレアーゼND1を用いたゲノム編集ツールの作製を受託する。

創薬・医薬品製造を含む研究開発事業者
販売中
PtWAVE

ゲノム編集後の配列データから変異導入効率を推定するソフトウェア。大きな欠失を含む解析に対応する。 出典

ゲノム編集を行う企業・研究機関
試験導入
アレルギー低減卵(Egg for all)

ゲノム編集で主要アレルゲンのオボムコイド遺伝子を除いた鶏が産む卵。加工食品などへの応用を目指す。

卵アレルギーの人々、食品メーカー
試験導入
排ガスを活用した微細藻類の低コスト種藻生産実証

焼却炉の排ガス・未利用成分を利用したナンノクロロプシスの屋外培養と、育種基盤の確立を目指す。 出典

廃棄物処理、藻類培養、バイオ燃料・化成品関連事業者

これまでの歩み 新しい順

2026-03
資金調達
金額は非公表。富田薬品株式会社、株式会社ちゅうぎんキャピタルパートナーズ 出典
2025-11
共同開発
ツネイシカムテックス株式会社:焼却炉排ガスを活用した微細藻類の屋外培養と低コスト種藻生産を実証。 出典
2025-11
提携
株式会社リバネス:微細藻類実証の全体管理と事業化・他地域展開を支援。 出典
2025-09
資金調達
キユーピー株式会社との資本業務提携。金額は非公表。キユーピー株式会社 出典
2025-09
資本提携
キユーピー株式会社:アレルギー低減卵の研究体制強化と、バイオDXを活用した微生物育種で資本業務提携。 出典
2025-03
海外拠点
マレーシア:東南アジア展開の拠点としてPtBio ASIA SDN.BHD.を2025年3月12日に設立。研究開発、Bio-DXサービス、人材育成などを行う。 出典
2024-08
受賞
科学技術振興機構(JST)「大学発ベンチャー表彰2024 大学発ベンチャー表彰特別賞」 出典
2024-01
海外
マレーシア:2024年1月、サイバージャヤのCenter of Garage Malaysiaに東南アジアの活動拠点を設置した。 出典
残りの7件を表示
2023-10
資金調達
シリーズA(ファイナルクローズ)。5億円。株式会社神戸大学キャピタル、株式会社FOOD & LIFE COMPANIES、株式会社SMBCベンチャーキャピタル、ツネイシキャピタルパートナーズ株式会社、ヤンマーベンチャーズ株式会社、株式会社広島ベンチャーキャピタル 出典
2023-10
共同開発
国立病院機構相模原病院臨床研究センター:アレルギー低減卵の臨床的安全性検証に関する研究に参加。 出典
2023-10
規制・認証
アレルギー低減卵の臨床的安全性(AMED採択課題として重症鶏卵アレルギー患者での臨床的安全性検証を実施。これは研究状況であり、規制当局の承認を示すものではない。) 出典
2023-06
助成
農林水産省「農林水産省SBIR「植物への国産ゲノム編集ツールのタンパク直接導入」」 出典
2021-12
資金調達
プレシリーズA。2.8億円。ヤンマーベンチャーズ株式会社 出典
2021-03
資金調達
シード。金額は非公表。株式会社広島ベンチャーキャピタル 出典
2020-11
助成
科学技術振興機構(JST)「JST A-STEP産学共同(本格型)「タンパク育種法の開発」」 出典

提携先・顧客

共同開発
広島大学 ゲノム編集・バイオDXの研究開発や赤シソ解析、アレルギー低減卵の共同研究。 出典
共同開発
三島食品株式会社 広島大学と赤シソのゲノム解読・データ駆動型育種に取り組む。 出典
資本提携
キユーピー株式会社 アレルギー低減卵の研究体制強化と、バイオDXを活用した微生物育種で資本業務提携。 出典
共同開発
国立病院機構相模原病院臨床研究センター アレルギー低減卵の臨床的安全性検証に関する研究に参加。 出典
共同開発
ツネイシカムテックス株式会社 焼却炉排ガスを活用した微細藻類の屋外培養と低コスト種藻生産を実証。 出典
共同開発
株式会社ファイトリピッド・テクノロジーズ 微細藻類の屋外培養条件とカーボンリサイクル実証を共同推進。 出典
残りの3件を表示
提携
株式会社リバネス 微細藻類実証の全体管理と事業化・他地域展開を支援。 出典
提携
住友化学株式会社 広島大学とのゲノム編集関連特許の共同出願人。事業提携の公表は確認できず。 出典
提携
レパトアジェネシス株式会社 広島大学とのPlatinum TALEN関連特許の共同出願人。事業提携の公表は確認できず。 出典

特許

4 件 出典
Google Patents、J-GLOBAL、会社発表で調査中に特定できた主な関連公報・特許は4件。特許ファミリーを網羅的に集計した件数ではない。
主な分野ゲノム編集ツール・編集方法、オフターゲットリスク解析、変異導入効率推定、ゲノム編集細胞作製
共同出願人レパトアジェネシス株式会社、住友化学株式会社、国立大学法人広島大学
海外出願True
特許第7923550号「ゲノム編集ツールによる変異の導入効率の推定方法」 プラチナバイオ株式会社 / 登録 出典
WO2024070589A1「Off-target risk analysis method, off-target risk analysis system, program and recording medium」 プラチナバイオ株式会社、国立大学法人広島大学 / WO公開。Google Patents上の法的状態はCeasedと表示 出典
WO2022050377A1「Method for editing target DNA, method for producing cell having edited target DNA, and DNA edition system for use in said methods」 国立大学法人広島大学、住友化学株式会社 / WO公開。各国移行出願あり 出典
WO2019-073964「Platinum TALENを用いたT細胞受容体の完全置換技術」 国立大学法人広島大学、レパトアジェネシス株式会社 / WO公開 出典

会社の規模

従業員46名(2026-01-01時点) 出典
資本金3.84億円 出典
公式サイトpt-bio.com

大学との関係

共同研究
広島大学 広島大学の共同研究講座制度の実績に、プラチナバイオ共同研究講座バイオDX研究室とゲノム編集研究室が掲載されている。 出典
共同研究
広島大学 プラチナバイオ共同研究講座ゲノム編集研究室の設置が掲載されている。 出典

出資者(公開情報で確認できた9社)

事業会社(CVCを含む) 5銀行・金融機関系 3大学系(大学VC・大学) 1

会社や出資者の発表から確認した。出資者の種類は、AIが社名から付けたもの。個人の株主は載せていない。*は、出典のページで社名を機械的に照合できなかったもの。

調査日:2026-10-03
このページの出典:22件
法人番号:9240001054871
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