温めると縮む微粒子で、樹脂や電子部材の熱膨張を抑える
ピロリン酸亜鉛マグネシウム系の負熱膨張セラミックを微粒子化し、樹脂などに加えて材料の熱膨張を抑える技術。
株式会社ミサリオ 名古屋大学発 / 愛知県 一宮市住吉 / 2022年設立
研究発の技術 負熱膨張 セラミックス ピロリン酸亜鉛マグネシウム 機能性微粒子 粉体製造 熱膨張制御
実用化の段階
研究実証販売
名古屋大学と文部科学省の公表資料はPyroAdjusterの供給開始を記載し、NEDO資料は試験粉末の有償提供を案内している。顧客企業名や量産採用実績は確認できない。
2製品
2提携・顧客
3特許
0出資者
しくみ
解こうとしている課題
電子デバイスなどで異なる材料を組み合わせると、熱膨張差による寸法変化や応力が生じ、剥離・断線・精度低下につながる。従来は微小部材や局所領域に使える微粒子化が課題だった。
どう動くか
通常の材料は温めると膨張するが、このセラミックは温度上昇で結晶構造が変化して縮む。亜鉛の一部をマグネシウムに置き換えた組成では、室温を含む範囲で大きな負の線膨張を示す。ミサリオは大学の粗粉末と同等の性能を保って粒径約1μmに微粒子化し、樹脂などに混ぜて使える粉体として供給している。名古屋大学の発表では、-10~80℃で線膨張係数-60ppm/℃に達する。
できるようになること
大学・公的機関の説明では、樹脂フィルムや接着剤、基板、半導体デバイスなどの熱膨張を調整し、精密プロセスや輸送機器等の性能・信頼性・長寿命化、製造精度向上に貢献することが期待されている。
使われる場面
- 電子デバイス内部材・半導体デバイス
- 樹脂フィルム・接着剤・基板の熱膨張制御
- 半導体製造等の精密プロセス
- 輸送機器・航空宇宙
- 情報通信・光学
優位性の主張
製品・サービス
これまでの歩み 新しい順
2023-09
助成
国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)「ディープテック分野での人材発掘・起業家育成事業(NEP)躍進コース:巨大な負熱膨張を示すピロリン酸亜鉛マグネシウムの微粒子化」 出典
提携先・顧客
共同開発
国立大学法人東海国立大学機構(名古屋大学) 負熱膨張材の微粒子化、粉体製造・材料特性の共同研究開発。 出典
共同開発
公益財団法人科学技術交流財団(ASTF) 名古屋大学とミサリオが真球負熱膨張微粒子の共同研究を実施。 出典
特許
3 件 出典
社名・英語名の検索とGoogle Patents、J-GLOBALで関連公報を確認。重複するWO-日本移行案件を1件として、確認できた3特許ファミリーを記載。ミサリオ名義の過去分を示すGビズインフォは2013~2022年出願分の集計であり、全期間の網羅件数ではない。
主な分野ピロリン酸塩系負熱膨張材料の製造、負熱膨張材を含む樹脂複合材料・部品、粉体の製造・加熱処理
共同出願人国立大学法人東海国立大学機構、株式会社ミサリオ
海外出願True
特開2026-020783「粉体製造方法及び粉体製造装置」/特願2024-122334 国立大学法人東海国立大学機構、株式会社ミサリオ / 公開公報(出願中) 出典
特開2023-175402「複合材料および部品」/特願2022-087828 国立大学法人東海国立大学機構 / 公開公報、審査中(Google Patents表示) 出典
WO2020095518A1「負熱膨張材料の製造方法」/PCT/JP2019/033963(日本移行:特許第7441522号) 名古屋大学 / WO公報の法的状態はCeased(Google Patents表示)。日本移行案件は特許第7441522号として登録。 出典
会社の規模
大学との関係教職員等ベンチャー