マイクロ波で基板にグラフェンを成膜し、電池や燃料電池への応用を目指す
マイクロ波プラズマCVDで基板にグラフェンを直接成膜し、薄膜全固体電池や燃料電池電極などへ応用する技術。
研究発の技術 グラフェン マイクロ波プラズマCVD ナノカーボン 全固体電池 燃料電池 非白金触媒
実用化の段階
研究実証販売
薄膜全固体電池は会社・愛知県資料で研究開発段階とされ、燃料電池電極は受賞対象の技術として公表されている一方、電池・電極の販売実績や顧客導入は確認できない。
4製品
0提携・顧客
4特許
0出資者
しくみ
解こうとしている課題
安全性や大容量化が求められる蓄電池、白金などの貴金属に依存する燃料電池触媒、各種基板へのグラフェン成膜をめぐる課題に取り組む。
どう動くか
炭素を含むガスにマイクロ波を当ててプラズマを作り、基板上にグラフェン膜を成長させる。基板を高温にせず、金属・半導体・絶縁体などに直接成膜でき、水平・垂直方向の構造も作れると同社は説明する。電池では垂直グラフェンを電極に使い、燃料電池では窒素ドープグラフェンや合金を触媒電極に用いる。薄膜全固体電池は固体電解質を用いる構想で、量産方式も研究開発中。
できるようになること
同社は、液体電解質電池に起因する火災の予防や蓄電池の大容量化、燃料電池触媒の白金代替・削減による低価格化と普及を目標としている。実現度や普及規模を示す実績は公表資料から確認できない。
技術の出自:名古屋工業大学の半導体・プラズマCVD分野、中部大学のグラフェン・ナノカーボン研究に関連する技術。大学発ベンチャーとしての記載は名古屋工業大学と中部大学で確認。岡山大学との具体的な研究成果・プロジェクトは確認できず。 出典1 出典2 出典3 出典4 出典5
使われる場面
- グラフェン膜の受託成膜・透明導電膜
- 全固体リチウムイオン電池の電極・蓄電池
- 高分子電解質型燃料電池の触媒電極・MEA
- グラフェン/Si太陽電池
優位性の主張
会社の主張
マイクロ波プラズマCVDにより、金属・半導体・絶縁体などの基板へ直接成膜でき、水平・斜め・垂直方向のグラフェン構造を形成できる。500℃以下、水平グラフェンで最大0.1nm/secと説明。 出典
会社の主張
垂直グラフェンを用いた全固体電池で、負極容量が従来の黒鉛の理論容量の10倍以上に達したと同社が説明。測定条件やセルの詳細は同ページで確認できない。 出典
会社の主張
令和7年度名古屋市工業技術グランプリの受賞資料は、窒素ドープグラフェンとFe・Ni・Co・Mn・Cr合金の触媒を説明し、従来PtC電極約18,000円/kWに対して触媒コスト1.4円/kW、極低濃度Ptを含む場合は約4,000円/kWと記載。比較条件に依存する受賞技術の主張値。 出典
製品・サービス
研究段階
垂直グラフェン電極を用いた薄膜全固体電池
グラフェン電極と固体電解質を用いる大容量化を目指した蓄電池。大面積化・量産技術も研究開発中。 出典
IoT機器・電動車などの電池メーカー、電池を利用する機器メーカー
これまでの歩み 新しい順
特許
主な分野グラフェンの基板上直接成膜・製造、グラフェン膜の化学ドーピング、酸化グラフェンの還元
JP7042492B2/特願2018-243308「基板上のグラフェン膜の直接成膜法及び走査型プローブ顕微鏡用カンチレバー」 シーズテクノ株式会社 / 登録・有効(Google Patents表示) 出典
JP2020100514A/特願2018-237639「グラフェン膜の化学ドープ方法」 シーズテクノ株式会社 / 出願中(Google Patents表示) 出典
JP7429971B2/特願2020-157980「グラフェン膜の製造方法」 シーズテクノ株式会社 / 登録・有効(Google Patents表示) 出典
JP7478455B2/特願2022-048311「酸化グラフェンの還元方法」 シーズテクノ株式会社 / 登録・有効(Google Patents表示) 出典