植物由来の糖を使う多孔質素材を樹脂に混ぜ、CO₂を吸着させる

植物由来の糖を配位子に使う多孔性バイオMOF「美環」を樹脂などに混ぜ、材料自体に空気中のCO₂を吸着・保持する機能を加える技術。

株式会社ベホマル ノースウエスタン大学・立命館大学発 / 滋賀県 草津市 / 2022年設立
研究発の技術 バイオMOF CD-MOF CO₂吸着 ダイレクトエアキャプチャ 樹脂添加剤 機能性フィラー
実用化の段階
研究実証販売
美環配合素材を採用したKEENのシューレースキットが2026年8月に発売され、ブレスレットや建材用途の製品事例も公開されている。
6製品
6提携・顧客
1特許
1出資者

しくみ

解こうとしている課題

大規模設備に頼るCO₂回収のほか、環境素材を既存の樹脂製造工程に取り入れにくい課題に対し、通常の成形工程で使える吸収材を提供することを目指す。

どう動くか

多孔質のCD-MOFを樹脂中に分散させ、樹脂内部へ浸透したCO₂を細孔で捕捉する。会社によると加熱でCO₂を放出でき、樹脂への配合量で吸着性能と成形性を調整する。独自の表面処理・粒径制御や量産工法も開発している。吸着量の公表値は会社独自の測定条件による。

できるようになること

会社は、樹脂ペレットや発泡体などの日用品・部材にCO₂吸着機能を付与し、既存の製造設備を活用した製品化を目指す。普及すれば、生活製品を通じたCO₂回収の選択肢が広がるとしている。

技術の出自:ノースウェスタン大学の化学・超分子化学分野に由来するCD-MOF技術。立命館大学との共同研究を実施。公開情報では、ベホマル独自の材料改質・樹脂配合と量産技術の開発も確認できる。 出典1 出典2 出典3 出典4

使われる場面

  • 樹脂・プラスチック製品
  • 発泡体
  • 靴・アウトドア用品の部材
  • 木質建材
  • 装飾品・日用品
  • 塗料・インク

優位性の主張

会社の主張
植物由来の環状糖と金属イオンを用いたバイオMOFで、樹脂に混ぜてCO₂吸着機能を加えると説明している。 出典
会社の主張
粉末単体でCO₂を8~10 wt%吸収するとFAQで公表。ただし会社独自の評価方法による値。 出典
会社の主張
顧客が既存のプラスチック製造ラインを使い、新たな大規模設備を導入せず製品化できるとしている。 出典
第三者の評価
特許公報では、生物由来炭素材料を含む多孔性CO₂吸収材を樹脂添加剤に用いる構成を開示している。 出典

製品・サービス

販売中
美環-f

樹脂などに混ぜてCO₂吸着機能を加える植物由来バイオマスCO₂吸収材。 出典

樹脂・プラスチック製品メーカー、成形加工会社など
販売中
美環-p

美環をポリエチレンまたはポリプロピレンに配合した樹脂ペレット。 出典

樹脂加工会社、プラスチック製品メーカー
実証
MOFフォーム「美環」

CD-MOFを配合した発泡体。環境負荷低減型材料として実製品での実証を進める。 出典

発泡体・樹脂製品メーカーなど
販売中
Bungee Shoelace Kit II(美環配合シューレースロック)

KEENのシューレースキット。ロック部品に美環配合素材を採用。 出典

一般消費者、KEEN製品利用者
販売中
Lazulith ~ Merci×Behomal

美環を配合した部材を天然石と組み合わせたブレスレットジュエリー。 出典

一般消費者
試験導入
DACストランドボード

間伐材と植物由来成分主体の接着剤に美環を配合した木質建材。 出典

建材・設計・施工分野

これまでの歩み 新しい順

2026-09
助成
環境省SBIRフェーズ2(連結型)。環境省、独立行政法人環境再生保全機構 出典
2026-09
助成
環境省・環境再生保全機構「環境省 令和8年度環境保全研究費補助金 フェーズ2(SBIR連結型)「CD-MOF配合発泡体による環境負荷低減型材料の実製品実証事業」」 出典
2026-08
顧客
KEEN(キーン・ジャパン合同会社):美環配合素材をシューレースロックに採用した製品を販売。 出典
2026-02
助成
三菱UFJ技術育成財団 研究開発助成金。公益財団法人三菱UFJ技術育成財団 出典
2025-07
助成
NEDO SBIR推進プログラム(連結型)フェーズ1。NEDO、環境省 出典
2025-07
助成
NEDO「2025年度SBIR推進プログラム(連結型)「生活製品に応用可能なバイオCO₂吸収素材の物性改良と量産技術開発」」 出典
2024-12
受賞
日本青年会議所「第8回価値デザインコンテスト 文部科学大臣賞」 出典
2024-09
資金調達
シード(J-KISS)。金額は非公表。立命館ソーシャルインパクトファンド投資事業有限責任組合 出典
残りの3件を表示
2023-07
受賞
滋賀発成長産業発掘・育成コンソーシアム「第8回滋賀テックプラングランプリ 最優秀賞・関西みらい銀行賞・東洋紡賞」 出典
2023-03
助成
関西みらい銀行「2022年度関西みらい共同研究助成金」 出典
2023-01
共同開発
立命館大学:CO₂吸収材に関する共同研究を実施。 出典

提携先・顧客

顧客
KEEN(キーン・ジャパン合同会社) 美環配合素材をシューレースロックに採用した製品を販売。 出典
共同開発
Merci Bracelet Jewelry 美環配合部材を天然石と組み合わせたブレスレットを共同企画。 出典
共同開発
SWOOD 地域企業とDACストランドボードを共同開発。 出典
共同開発
内藤建築事務所 地域企業連携によるDACストランドボードの開発に参加。 出典
共同開発
桑原組 地域企業連携によるDACストランドボードの開発に参加。 出典
共同開発
立命館大学 CO₂吸収材に関する共同研究を実施。 出典

特許

1 件 出典
社名・英語名による公開ウェブ検索とGoogle Patentsで確認できた特許ファミリー数。商標は件数に含めず、未公開出願の有無は不明。
主な分野樹脂添加剤・樹脂組成物、生物由来材料を含む多孔質CO₂吸着材、金属有機構造体(MOF)
海外出願True
樹脂添加剤およびそれを含む樹脂組成物(WO2024090333A1、PCT/JP2023/037952。日本・中国・欧州の国内移行出願あり) Behomal Co Ltd(株式会社ベホマル) / WO公報のGoogle Patents表示はCeased。日本・中国・欧州で各国内出願が確認できるが、各国の最新法的状態は要確認。 出典

会社の規模

従業員5名(2026-01-26時点) 出典
資本金750万円(2026-02時点) 出典
大学との関係共同研究ベンチャー
公式サイトbehomal.co.jp

大学との関係

共同研究
立命館大学 CO₂吸収材について共同研究を実施。近畿経済産業局も共同研究先として紹介しています。 出典
大学の施設
立命館大学 BKCインキュベータ内に研究開発拠点を開設し、オフィスとラボを置いています。 出典

出資者(公開情報で確認できた1社)

独立系VC 1

会社や出資者の発表から確認した。出資者の種類は、AIが社名から付けたもの。個人の株主は載せていない。*は、出典のページで社名を機械的に照合できなかったもの。

調査日:2026-10-03
このページの出典:21件
法人番号:9160001024635
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