末梢神経のナトリウムチャネルを抑え、痛みを和らげる薬を開発
末梢神経の電位依存性ナトリウムチャネルを阻害する、非オピオイド系の疼痛治療薬候補を研究開発する技術。
AlphaNavi Pharma株式会社 京都大学発 / 大阪府 吹田市 / 2019年設立
技術を使った製品・サービス 創薬 疼痛治療 非オピオイド 電位依存性ナトリウムチャネル Nav1.7 Nav1.8
実用化の段階
研究実証販売
ANP-230は国内で小児四肢疼痛発作症を対象とする第I/II相治験が登録され、会社は臨床開発中と公表しているが、承認・販売実績は確認できない。
3製品
6提携・顧客
1特許
6出資者
しくみ
解こうとしている課題
既存の疼痛薬で十分な効果が得られない難治性疼痛や、ナトリウムチャネル変異による希少な疼痛疾患に対し、治療選択肢が限られている。
どう動くか
神経細胞の膜にあるNavチャネルは、痛みの信号を伝える電気的な活動に関わる。ANP-230は末梢神経のNav1.7、Nav1.8、Nav1.9を阻害し、神経の過剰な興奮と痛み信号を抑えることを狙う。会社は、脳・心臓などにある別のチャネルへの影響を抑え、副作用を減らすことを目指している。
できるようになること
開発・承認されれば、小児四肢疼痛発作症や神経障害性疼痛などに新たな非オピオイド系治療選択肢を提供し、既存薬が効きにくい患者の痛みを軽減する可能性がある。会社は、オピオイド依存・副作用の課題にも対応する薬剤の開発を掲げている。
技術の出自:住友ファーマ(旧・大日本住友製薬)が創製した化合物を基盤とするカーブアウト事業。京都大学大学院医学研究科の疼痛薬理ゲノム分野、秋田大学との研究連携で、小児四肢疼痛発作症の遺伝疫学・変異解析・チャネル機能解析を実施。 出典1 出典2 出典3 出典4
使われる場面
- 小児四肢疼痛発作症
- 末梢性神経障害性疼痛
- 炎症性疼痛
- 急性疼痛
- 掻痒
優位性の主張
製品・サービス
これまでの歩み 新しい順
2026-09
海外提携
米国:米国のNavigate Therapeuticsと疼痛治療薬候補のグローバル開発に関する契約を締結。Navigateが全世界の開発・製造・販売権を得て、米国中心に開発を主導する。 出典
2023-03
資金調達
シリーズB。6.1億円。京都大学イノベーションキャピタル株式会社、新生キャピタルパートナーズ株式会社、住友ファーマ株式会社、SMBCベンチャーキャピタル株式会社、日本ベンチャーキャピタル株式会社、中信ベンチャーキャピタル株式会社 出典
2021-01
規制・認証
ANP-230 小児四肢疼痛発作症を対象とする国内第I/II相企業治験(jRCT2061200046)(未承認薬の治験として登録。jRCT掲載情報では募集中。販売名・承認番号なし。) 出典
2020-05
助成
日本医療研究開発機構(AMED)「医療研究開発革新基盤創成事業(CiCLE)スタートアップ型(ViCLE)第4回公募採択「家族性小児四肢疼痛発作症に対する新規治療薬の研究開発」」 出典
提携先・顧客
提携
住友ファーマ株式会社 ANP-230等の創製元。ANP-230の開発・製造・販売権をライセンスし、ANP-390の権利移管にも関与。 出典
共同開発
Navigate Therapeutics, Inc. 疼痛薬候補の全世界独占開発・製造・商業化権を取得し、米国中心のグローバル開発を主導。 出典
資本提携
京都大学イノベーションキャピタル株式会社 会社設立時からの投資家。 出典
資本提携
中信ベンチャーキャピタル株式会社 2023年の第三者割当増資に投資。 出典
特許
主な分野医薬品の経口固形製剤、有効成分の溶出性・保存安定性
海外出願True
WO2022138717A1 / Oral solid preparation(経口固形製剤) AlphaNavi Pharma Inc.; Sumitomo Pharma Co., Ltd. / 国際公開。EP4268816B1は2026年3月に登録・有効。米国、カナダ、中国、韓国、オーストラリア等の対応出願はGoogle Patents上で審査中等。 出典
大学との関係
出資者(公開情報で確認できた6社)
事業会社(CVCを含む) 1独立系VC 2銀行・金融機関系 2大学系(大学VC・大学) 1
会社や出資者の発表から確認した。出資者の種類は、AIが社名から付けたもの。個人の株主は載せていない。*は、出典のページで社名を機械的に照合できなかったもの。