脳表の電極で意図を読み取り、文字入力や機器操作を目指す

脳表に置く電極で脳波を読み取り、無線で体外機器に送り、利用者の意図に応じて操作する植込型ブレイン・コンピューター・インターフェース(wiBCI)。

株式会社JiMED 大阪大学発 / 大阪府 吹田市山田丘2番8号
研究発の技術 医療機器 ブレイン・コンピューター・インターフェース ブレイン・マシン・インターフェース 植込型デバイス 頭蓋内脳波 AI・機械学習
実用化の段階
研究実証販売
会社は2026年6月に治験計画届のPMDA受理を発表し、ALS患者を対象とした企業治験の準備を進めている。販売開始・承認の公表は確認できない。
1製品
8提携・顧客
5特許
6出資者

しくみ

解こうとしている課題

ALSなどで身体を動かしたり言葉や身振りで伝えたりすることが難しくなった人の意思伝達や機器操作を支援し、閉じ込め状態でのコミュニケーション上の課題を解く。

どう動くか

頭蓋内に埋め込んだ装置が脳表の電極から頭蓋内脳波を取得し、無線で体外装置へ送信する。体外の解析装置が脳波から運動や意思を推定し、文字入力や支援機器の操作信号に変換する。大阪大学の資料では、脳波取得、AIによる意図推定、意思伝達装置・ロボット等の制御という構成が示されている。

できるようになること

会社・NEDOは、自立的な意思伝達や身体活動、患者の生活の質の向上、介護者の負担軽減を目指すとしている。大阪大学資料では、意思伝達装置やロボット制御などへの応用を掲げる。

技術の出自:大阪大学大学院医学系研究科・脳機能診断再建学共同研究講座の、ワイヤレス植込み型ブレイン・マシン・インターフェース研究。大阪大学の研究成果をもとに事業化を進める。 出典1 出典2 出典3

使われる場面

  • ALS等の患者の意思伝達・文字入力
  • 意思伝達装置やコンピューターの操作
  • ロボットハンド等の支援機器制御
  • 筋ジストロフィー、脊髄損傷等への応用研究
  • 頭蓋内脳波データを用いた脳機能研究

優位性の主張

会社の主張
NEDO掲載の事業計画で、世界初のワイヤレス植込型BMI医療機器を提供するとしている(会社の計画上の主張)。 出典
大学の発表
大阪大学の研究資料は、脳表電極による脳波計測、AIによる運動意図の解読、意思伝達・支援機器の操作を技術の特徴として示している。 出典
第三者の評価
JEITAの審査資料は、頭蓋内脳波の取得と、ロボットハンド制御・意思伝達装置による文章作成の臨床研究実績を紹介し、Early edge賞の対象とした。 出典

製品・サービス

実証
wiBCI(ワイヤレス植込型BCI医療機器)

脳表電極で脳波を取得し、無線送信・解析して、意思伝達や外部機器の操作を支援する植込型医療機器。 出典

ALS等により意思伝達や身体機能が制限された患者、医療機関

これまでの歩み 新しい順

2026-06
資金調達
3.3億円。株式会社慶應イノベーション・イニシアティブ、大阪大学ベンチャーキャピタル株式会社、京都大学イノベーションキャピタル株式会社、グリーンコア株式会社、池田泉州キャピタル株式会社 出典
2026-06
資本提携
株式会社慶應イノベーション・イニシアティブ:第三者割当増資の引受先。2026年の資金調達にも参加。 出典
2026-06
規制・認証
wiBCI医療機器の治験計画届(会社発表によるとPMDAが届出を受理。治験開始・医療機器承認を示すものではない。) 出典
2026-05
海外プログラム
米国:Tokyo-Silicon Valley MedTech Launchpadに採択され、植込型BCIの米国市場参入準備を進めると発表。 出典
2025-05
海外
米国:シリコンバレーのJapan Innovation Campusのコワーキングスペースに入居し、現地パートナーとの連携を見据えたネットワーキングを開始したとNEDOが掲載。 出典
2025-03
助成
STS(NEDO DTSU)。2.65億円 出典
2025-02
資金調達
シリーズA。3.5億円。株式会社慶應イノベーション・イニシアティブ、京都大学イノベーションキャピタル株式会社、グリーンコア株式会社 出典
2025-02
資本提携
京都大学イノベーションキャピタル株式会社:2025年に投資を実行。2026年の第三者割当増資にも参加。 出典
残りの4件を表示
2023-09
資金調達
1.5億円。大阪大学ベンチャーキャピタル株式会社、みずほキャピタル株式会社 出典
2023-02
資金調達
1.5億円。大阪大学ベンチャーキャピタル株式会社 出典
2022-12
受賞
Health 2.0 Conference「Outstanding Leadership Award」 出典
2021-03
資金調達
シード。2億円。大阪大学ベンチャーキャピタル株式会社、みずほキャピタル株式会社 出典

提携先・顧客

共同開発
大阪大学 研究成果をもとに、共同研究・技術移転と医療機器の事業化を進める。 出典
共同開発
日本光電工業株式会社 大阪大学との共同研究で装置開発に協力。大阪大学資料に共同開発先として記載。
共同開発
株式会社村田製作所 大阪大学との共同研究で装置開発に協力。大阪大学資料に共同開発先として記載。
資本提携
株式会社慶應イノベーション・イニシアティブ 第三者割当増資の引受先。2026年の資金調達にも参加。 出典
資本提携
大阪大学ベンチャーキャピタル株式会社 2026年の第三者割当増資の引受先。 出典
資本提携
京都大学イノベーションキャピタル株式会社 2025年に投資を実行。2026年の第三者割当増資にも参加。 出典
資本提携
グリーンコア株式会社 2025年の第三者割当増資に協調参加。2026年調達にも参加。 出典
資本提携
池田泉州キャピタル株式会社 2026年の第三者割当増資の引受先。 出典

特許

5 件 出典
Google Patentsで確認した関連公報5件。近年の学習モデル関連の分割・関連出願を含み、独立した発明ファミリー数とは異なる。大阪大学2025年度シーズ資料のポートフォリオ集計(取得5件・公開1件・出願7件)とは範囲を照合できていない。
主な分野植込型BMIシステムの脳波信号取得・雑音低減、脳波から運動意図を推定する機械学習モデル、脳波取得電極と増幅器の接続・製造方法
海外出願True
JP6867565B2「雑音低減手法を備えたブレインマシンインターフェースシステム、およびその制御方法」 株式会社JiMED、大阪大学、情報通信研究機構 / 登録・有効(Google Patents表示) 出典
JP7432197B1「プログラム、製造方法、製造装置及び接続方法」 株式会社JiMED、大阪大学 / 登録(Google Patents表示) 出典
JP7455315B1「プログラム、製造方法、製造装置及び接続方法」 株式会社JiMED、大阪大学 / 登録(Google Patents表示)。JP7432197B1と同一の優先権・発明名称の関連出願。 出典
WO2024079961A1「Program, manufacturing method, manufacturing device, and connection method」 株式会社JiMED、大阪大学 / 公開。Google PatentsではCeased表示のため、各国移行・権利状況の追加確認が必要。 出典
JP2024061749A「プログラム、製造方法、製造装置及び接続方法」 株式会社JiMED、大阪大学 / 公開・審査中(Google Patents表示) 出典

会社の規模

従業員13名(2026-09-30時点) 出典
大学との関係共同研究ベンチャー
公式サイトjimed.jp
決算期売上高純利益純資産総資産
2023-12-31—-2.29億円1.05億円1.29億円 出典
2022-12-31—-7,906万円—9,211万円 出典
2020-12-31—-916万円—560万円 出典

決算公告など、公表された数字だけ。

大学との関係

大学との関係
大阪大学 大阪大学共創機構が大阪大学発ベンチャーとして掲載。 出典
共同研究
大阪大学 大阪大学の共同研究講座で、JiMEDを含む複数企業との脳機能計測・再建・制御装置の研究開発を実施。 出典
大学の出資
大阪大学 大阪大学の財務資料に、OUVC2号ファンドからJiMEDへの1億5,000万円の出資決定を掲載。 出典

出資者(公開情報で確認できた6社)

事業会社(CVCを含む) 1銀行・金融機関系 2大学系(大学VC・大学) 3

会社や出資者の発表から確認した。出資者の種類は、AIが社名から付けたもの。個人の株主は載せていない。*は、出典のページで社名を機械的に照合できなかったもの。

調査日:2026-10-03
このページの出典:20件
法人番号:9120901042558
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