伸縮する培養容器で細胞に周期的な刺激を与え、反応を調べる
培養中の細胞に伸展・圧力などの物理刺激を与える装置と、細胞を制御した速度で凍結するプログラムフリーザー。
ストレックス株式会社 岡山大学発 / 大阪府 大阪市 / 2003年設立
研究発の技術 細胞培養 メカノバイオロジー 細胞伸展 物理刺激 プログラムフリーザー 制御速度凍結
買収・子会社化 2017年にトリムメディカルホールディングスが発行済株式の過半数を取得し、2026年3月期の日本トリム有価証券報告書でも議決権54.0%の連結子会社として記載されています。
実用化の段階
研究実証販売
公式サイトに複数の販売製品、問い合わせ・デモ窓口と導入事例があり、大学・研究機関・企業での利用実績が掲載されている。
3製品
6提携・顧客
3特許
2出資者
しくみ
解こうとしている課題
一般的な静的な細胞培養では、生体内で細胞が受ける伸展・圧力などの刺激を再現しにくい。凍結では条件のばらつきや温度記録、液体窒素の管理も課題として示されている。
どう動くか
細胞伸展装置では、細胞を柔軟なシリコン系チャンバー上で培養し、モーターでチャンバーを引き伸ばして設定した周期・伸展率の刺激を加える。会社は伸展率と頻度を各8通り組み合わせた64パターン、均一な負荷と再現性を特徴としている。プログラムフリーザーは冷却ブロックの温度を制御し、液体窒素を使わずに設定した冷却プロファイルで凍結する。
できるようになること
細胞に物理刺激を与えながら培養することで、機械的刺激への応答や生体に近い培養環境の研究を支援する。フリーザーは設定条件と温度履歴を記録し、細胞凍結工程の再現性・追跡性を支えると会社は説明している。
技術の出自:名古屋大学医学部、JST ICORP「細胞力覚プロジェクト」の研究成果を活用して設立。岡山大学大学院医歯薬学総合研究科システム循環生理学内に研究開発室が置かれていたとJST資料に記載。 出典1 出典2 出典3 出典4
使われる場面
- 細胞の機械的刺激応答・メカノストレス研究
- 細胞培養、組織工学、再生医療研究
- 心筋・骨格筋・血管内皮・腎臓・網膜などの細胞研究
- 幹細胞、臍帯血、IVF関連研究用サンプルの凍結保存
- 細胞製造工程・凍結工程の標準化と記録管理
優位性の主張
製品・サービス
これまでの歩み 新しい順
提携先・顧客
顧客
大阪大学大学院工学研究科 CytoSAVER導入事例として、細胞製造プロセス構築への貢献を掲載。 出典
顧客
株式会社レイメイ CytoSAVER導入事例として、細胞ストックへの貢献を掲載。 出典
顧客
国立がん研究センター中央病院 CytoSAVER導入事例として、がん組織検体保存への貢献を掲載。 出典
顧客
京都大学iPS細胞研究所 CytoSAVER導入事例として、神経細胞凍結への貢献を掲載。 出典
顧客
国立循環器病研究センター 細胞伸展装置の導入実績として会社が掲載。 出典
特許
主な分野細胞培養容器・培養装置、機械刺激下の細胞培養、受精卵の培養方法・装置
海外出願True
培養器(WO2005087913A1、US20070178584A1、EP1734110A1等) ストレックス株式会社(米国出願の記録では旧出願人から譲渡) / WO出願はCeased、米国出願はAbandoned、欧州出願はWithdrawnと表示 出典
培養容器および培養装置(WO2007052653A1、JPWO2007052653A1) ストレックス株式会社、国立大学法人岡山大学 / WO出願はCeased。Google Patentsのファミリー欄では日本出願をPendingと表示 出典
受精卵培養方法及び受精卵培養装置(WO2008123508A1、JP5370882B2) ストレックス株式会社 / WO出願はCeased。日本のファミリーに登録特許JP5370882B2あり 出典
大学との関係
出資者(公開情報で確認できた2社)
株式会社トリムメディカルホールディングス株式会社日本トリム
事業会社(CVCを含む) 2
会社や出資者の発表から確認した。出資者の種類は、AIが社名から付けたもの。個人の株主は載せていない。*は、出典のページで社名を機械的に照合できなかったもの。