約10kVで高分子を細い繊維にし、微粒子を捕らえるフィルター
エレクトロスピニング法で高分子ナノファイバーを量産し、薄くても微粒子を捕集できるフィルター素材「NafiaS®」を開発・製品化する技術。
株式会社ナフィアス 信州大学発 / 長野県 上田市 / 2015年設立
研究発の技術 ナノファイバー エレクトロスピニング 高分子材料 フィルター 不織布 マスク
実用化の段階
研究実証販売
AIR M1は2022年5月に販売開始が公表され、公式ストアで現在も価格付きで販売されており、NafiaS素材採用マスクも複数社から発売されている。
4製品
6提携・顧客
54特許
0出資者
しくみ
解こうとしている課題
高性能フィルターは粒子をよく捕集する一方で、息苦しさや熱・湿気のこもりが課題。ナノファイバーは製造の均一化と量産が難しく、電池用セパレーターなどへの実用化も妨げられていた。
どう動くか
高分子溶液に約10kVの電圧をかけ、ノズルからコレクターへ噴射する間に静電気で繊維を細く延ばしてナノファイバーを作る。繊維を細くし、シートの密度や構成を調整することで、微粒子の捕集性能と空気の通りやすさを両立させる。素材選定から量産、製品への後加工まで一貫して開発する。
できるようになること
マスクでは防護性能を保ちながら呼吸のしやすさや着用快適性の向上を目指す。水系製造のセパレーターでは、有機溶剤を使わない製造や蓄電部品の高性能化を目指し、フィルター、電池、バイオ分野への展開を掲げる。
技術の出自:信州大学繊維学部・国際ファイバー工学研究拠点のナノファイバー製造技術、エレクトロスピニング法の研究開発。 出典1 出典2
使われる場面
- マスク・呼吸保護具
- 空気・液体フィルター
- 電池・コンデンサー用セパレーター
- アパレル・透湿防水素材
- 美容シート
- 再生医療・医療用部材
- エネルギーデバイス
優位性の主張
製品・サービス
販売中
NafiaS®(ナノファイバー素材・フィルター)
用途に合わせて材料や加工を設計するナノファイバー素材。マスクやフィルターなどの製品に採用される。
マスク・フィルター・繊維製品などのメーカー
これまでの歩み 新しい順
2019-09
助成
中小企業庁(事業管理機関:株式会社信州TLO)「令和元年度戦略的基盤技術高度化支援事業(次世代コンデンサ用ナノファイバーセパレータの製造プロセス完全VOCフリー化に関する研究開発)」 出典
提携先・顧客
顧客
シオノギヘルスケア株式会社 ナフィアス開発のNafiaS素材を採用したパイロンPL Proマスクを発売。 出典
顧客
高橋練染株式会社 NafiaSフィルターを採用したKOKOROCARE N-95を発売。 出典
共同開発
ティエムファクトリ株式会社 ナノファイバー素材と軽量透明断熱材を組み合わせる協業を発表。 出典
共同開発
日本放送協会(NHK) 音響透過性を持つマスク関連特許を共同出願。 出典
実証
株式会社アスピア 従業員の花粉症対策としてマスクを着用し、有効性を検証する取り組みを報道。 出典
特許
主な分野ナノファイバー製造・エレクトロスピニング、フィルター濾材・レスピレーター、複合シート・セパレーター、マスク、断熱構造、ナノ細孔フィルター
共同出願人ティエムファクトリ株式会社、国立大学法人東京大学、日本放送協会
海外出願True
JP6957075B1/WO2021181489A1「低溶解性ナノファイバーの製造方法」 株式会社ナフィアス / 日本登録・有効(Google Patents表示)。PCT公開あり。 出典
JP6973842B1/WO2021181491A1「複合シート製造方法及び複合シート」 株式会社ナフィアス / 日本登録・有効(Google Patents表示)。PCT公開はCeased表示。 出典
JP7152034B2「フィルター濾材及びレスピレーター」 株式会社ナフィアス / 登録・有効(Google Patents表示)。 出典
JP7748645B2「Molecular nanopore filters」 株式会社ナフィアス / 登録・有効(Google Patents表示)。 出典
JP7650023B2「Thermal insulation structure」 株式会社ナフィアス / 登録・有効(Google Patents表示)。 出典
JP2023171700A「sound transmission mask」 株式会社ナフィアス / 出願公開・審査中(Google Patents表示)。 出典