量子計算と数理最適化で、製造や物流の計画を組み立てる

量子計算・量子インスパイアード技術と数理最適化を組み合わせ、製造・物流などの複雑な計画や組合せ問題を解くソフトウェアとソリューション。

株式会社Quanmatic 早稲田大学・慶應義塾大学発 / 東京都 新宿区 / 2022年設立
研究発の技術 量子計算 量子アニーリング 量子インスパイアード 数理最適化 組合せ最適化 量子・古典ハイブリッド計算
実用化の段階
研究実証販売
カインズ向け配送システムは2025年7月から21店舗で実運用され、ロームグループ工場でも前工程の最適化システムが2026年1月から稼働していると公表されている。
5製品
6提携・顧客
2特許
4出資者

しくみ

解こうとしている課題

製造・物流などで、変化する需要、多数の制約、設備や人員の制限を考慮した計画づくりは複雑で、担当者の経験に依存しやすい。大規模な組合せ問題を実務データで解き、計画作成や設備稼働の無駄を減らすことを目指す。

どう動くか

現場のデータや制約を数理モデルに変換し、量子アニーリングなどの計算手法と古典計算を組み合わせて候補を探索する。QANMLは計算効率化アルゴリズムを搭載し、変数削減、問題分割、探索改善などで大規模問題に対応する。量子計算に適したデータの評価・補完にはQLEANSERを用いる。早稲田大学発の研究成果を基盤に、慶應義塾大学との研究も活用している。

できるようになること

同社・顧客の公表事例では、半導体製造のEDS工程でセットアップ時のロスを従来比40%削減、前工程の生産効率を3%向上。カインズの配送では必要車両を21台から15台に集約した。計画立案の自動化や設備・車両の稼働改善を通じ、製造や物流の生産性向上を目指す。

技術の出自:早稲田大学 基幹理工学研究科・情報工学/情報理工分野の研究成果。慶應義塾大学 理工学部・量子計算、量子アニーリング、数理最適化分野との共同研究。 出典1 出典2 出典3 出典4

使われる場面

  • 半導体製造の生産計画・工程最適化
  • 小売の共同配送・配送ルート最適化
  • 物流・サプライチェーン設計
  • 公共施設予約の調整
  • 素材・構造探索
  • 金融・マーケティングなどの最適化
  • 量子計算向けデータ品質評価・補完

優位性の主張

会社の主張
早稲田大学のダークスピン法、マルチフリップ法、ビット幅削減法などを組み合わせ、大規模で複雑な問題の定式化・求解に対応すると説明している。 出典
会社の主張
QLEANSERは30項目以上の基準でデータ品質を評価し、生成AIによる欠損データ補完機能も提供するとしている。 出典
会社の主張
ロームとQuanmaticの発表によると、EDS工程のセットアップ時のロスを従来比40%削減。世界初との表現は2025年7月10日時点で両社調べ。 出典
第三者の評価
JEITAは、量子計算とAIを融合し現場の複雑な制約を反映する点や、実務データと実装経験を蓄積する戦略を評価した。 出典

製品・サービス

販売中
QANML

量子計算効率化アルゴリズムを搭載した汎用ソフトウェア。問題分割や探索改善などで計算を支援する。 出典

量子計算の研究機関、製造・物流など最適化課題を持つ企業
販売中
QLEANSER

量子計算などの大規模計算向けデータ品質評価・自動修正ソフトウェア。 出典

量子計算を行う企業・研究機関
販売中
量子計算・数理最適化ソリューション

量子計算を活用した最適化計算を、課題設定から開発、導入、運用まで支援する。 出典

製造、物流、公共、金融など、複雑な最適化課題を持つ組織
販売中
ダイナミック配送システム

量子計算技術を適用し、複数店舗の需要に合わせた配送ルートをリアルタイムに立案する。 出典

小売・配送事業者
段階不明
QUPIT

アニーリング計算で実際の課題を解くための計算基盤。 出典

企業・研究機関

これまでの歩み 新しい順

2026-09
海外
カナダ:早稲田大学との共同研究成果を、トロント開催のIEEE Quantum Computing and Engineering 2026(QCE26)で発表した旨を公式サイトが掲載。 出典
2026-03
受賞
一般社団法人 電子情報技術産業協会(JEITA)「第11回 JEITAベンチャー賞」 出典
2026-01
顧客
ラピスセミコンダクタ株式会社:宮崎工場の半導体前工程で最適化システムを実運用。 出典
2025-09
実証
川崎市:公共施設予約の調整業務を量子計算・数理最適化で自動化する実証。 出典
2025-07
共同開発
株式会社カインズ:CAINZお届け便向けのダイナミック配送システムを共同開発・導入。 出典
2024-09
資金調達
シリーズA。5.3億円。株式会社東京大学エッジキャピタルパートナーズ、早稲田大学ベンチャーズ株式会社、JPインベストメント株式会社、SMBCベンチャーキャピタル株式会社 出典
2024-09
助成
新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)「量子・古典ハイブリッド技術のサイバー・フィジカル開発事業「半導体製造業最適化のための量子・古典アプリケーションの研究開発」」 出典(Gビズインフォ)
2024-07
共同開発
学校法人早稲田大学:量子・古典ハイブリッド技術や半導体製造最適化の研究開発で連携。 出典
2023-03
資金調達
シード。2.5億円。早稲田大学ベンチャーズ株式会社、株式会社東京大学エッジキャピタルパートナーズ 出典
2023-01
共同開発
株式会社ローム:量子技術を用いた半導体製造工程の最適化システムを共同開発・導入。 出典

提携先・顧客

共同開発
株式会社ローム 量子技術を用いた半導体製造工程の最適化システムを共同開発・導入。 出典
顧客
ラピスセミコンダクタ株式会社 宮崎工場の半導体前工程で最適化システムを実運用。 出典
共同開発
株式会社カインズ CAINZお届け便向けのダイナミック配送システムを共同開発・導入。 出典
共同開発
学校法人早稲田大学 量子・古典ハイブリッド技術や半導体製造最適化の研究開発で連携。 出典
実証
NGK株式会社 量子計算技術による素材・構造探索の可能性を検証。 出典
実証
川崎市 公共施設予約の調整業務を量子計算・数理最適化で自動化する実証。 出典

特許

2 件 出典
社名・英語名、特許番号の公開ウェブ検索とJ-GLOBAL等で確認した範囲の件数。Google Patents上の検索結果を含め網羅性は保証しない。
主な分野量子計算・最適化、配送ルート・物流システム、ユーザー特性に応じたウェブページ表示制御
特願2024-176474(ダイナミック配送システム関連) 株式会社Quanmatic / 出願中と会社が公表。公開番号の初期表記を訂正した旨も公表。 出典
特開2025-138620「情報処理システム、情報処理方法、及びプログラム」 株式会社Quanmatic / 公開公報(特願2025-038706、2025-09-25公開)。登録状況は未確認。 出典

会社の規模

資本金7.81億円(2024-09-27時点) 出典
大学との関係研究成果ベンチャー
公式サイトquanmatic.com

大学との関係

大学との関係
早稲田大学 同大学の研究成果を基盤とする大学発スタートアップとして紹介されている。会社概要では早稲田大学の研究機構内にオフィスを置くと記載。 出典
大学の出資
早稲田大学 早稲田大学ベンチャーズ株式会社が、シリーズAの第三者割当増資の引受先として記載されている。 出典
共同研究
早稲田大学 共同研究成果をQCE26で発表した旨を公式サイトが掲載。 出典
共同研究
慶應義塾大学 共同研究成果をAQMCSE 2026で発表した旨を公式サイトが掲載。 出典

出資者(公開情報で確認できた4社)

銀行・金融機関系 2大学系(大学VC・大学) 2

会社や出資者の発表から確認した。出資者の種類は、AIが社名から付けたもの。個人の株主は載せていない。*は、出典のページで社名を機械的に照合できなかったもの。

調査日:2026-10-03
このページの出典:21件
法人番号:9011101100670
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