ゲノム解析と交雑で、食味を保ち倒れにくいコシヒカリを育てる

ゲノム解析と交雑・選抜を組み合わせ、コシヒカリの食味を保ちながら、晩生化や短稈化などの性質を加えた水稲品種を育成するスマートゲノム育種技術。

株式会社ニューディメンジョンDNA研究所 神戸松蔭大学・塩城工学院・京都大学・静岡大学発 / 東京都 渋谷区 / 2024年設立
研究発の技術 スマートゲノム育種 イネ育種 品種改良 ゲノム解析 気候変動適応 種籾販売
実用化の段階
研究実証販売
公式ショップで4kg種籾を15,200円で予約販売しており、発送予定を2027年2月下旬としている。
1製品
0提携・顧客
2特許
0出資者

しくみ

解こうとしている課題

高温や台風で品質・収量が不安定になりやすいコシヒカリについて、良食味を維持したまま、気候変動下でも安定生産しやすい品種をつくる。

どう動くか

有用な遺伝子の候補をゲノム解析で調べ、交雑と形質選抜を重ねてコシヒカリの遺伝的背景に取り込む。d60は稈を短くして倒伏を抑え、Hd16は出穂・登熟を遅らせて高温期を避ける性質に関わる。公的成果紹介は、ゲノム全体がコシヒカリのDNAに置き換わった品種を開発したと説明している。

できるようになること

会社と公的成果紹介は、倒伏や高温による品質低下を抑え、安定生産・多収を目指すとしている。普及すれば、気候変動下の米づくりを支え、コシヒカリの食味を保った品種選択肢を生産者に提供することが期待される。

技術の出自:静岡大学 グリーン科学技術研究所のイネ・ゲノム育種研究。JST START/SBIR支援および農研機構生研支援センターの研究課題に関連。 出典1 出典2 出典3

使われる場面

  • 水稲の品種改良
  • 高温登熟障害の回避
  • 台風による倒伏リスクの低減
  • 稲作農家向け種籾供給
  • 気候変動に適応する米生産

優位性の主張

会社の主張
会社発表では「コシヒカリ駿河d60Hd16」はコシヒカリより約14日晩生で、約13cm短稈とされる。会社の販売ページでは短稈差を約20cmとしており、説明値に差がある。 出典
会社の主張
会社発表では、ヒノヒカリ比で粒重が1.0g重く8%多収、きぬむすめ比で穂数26%増、食味スコア3ポイント優位としている。比較条件の詳細は発表ページに明記されていない。 出典
大学の発表
公的成果紹介は、ゲノム全体をコシヒカリのDNAに置換しながら、頑健・多穂・大粒などの遺伝子を利用した品種を開発したと説明している。 出典
第三者の評価
査読論文は、d60Hd16系統の生産性と地域適性を解析し、半矮性・晩生の形質を扱っている。 出典

製品・サービス

販売中
コシヒカリ駿河d60Hd16 種籾

晩生化と短稈化を特徴とする水稲品種の種籾。公式ショップで4kg単位の予約販売を掲載。 出典

稲作農家・生産者

これまでの歩み 新しい順

2025-06
助成
革新的新品種開発「気候変動リスクを低減する強靭・多収・適応性遺伝子を統合した水稲品種の開発」 出典
2023-04
助成
農研機構 生物系特定産業技術研究支援センター「スタートアップ総合支援プログラム(SBIR支援)フェーズ2「気候危機・自動化農業に適応する超多収・頑健遺伝子型植物のスマート育種によるプロセスイノベーション」」 出典
2021-03
規制・認証
水稲品種「コシヒカリ駿河d60Hd16」の品種登録(登録番号28386)(登録済み。農林水産省の品種登録データベースに掲載。) 出典

特許

2 件 出典
Google Patentsで会社名(和英)と関連遺伝子名を検索し、会社名義の出願は確認できなかった。関連する基本特許2件(d60、Hd16)を確認。d60特許ファミリーの海外出願も記録した。
主な分野イネ科植物の短稈化遺伝子・育種、イネの出穂期・生長制御遺伝子
海外出願True
特許第6056042号「イネ科植物の短稈化遺伝子および短稈イネ科植物の作出方法」 静岡大学 / 登録(Google Patents表示ではActive) 出典
特許第5534137号「植物の生長を制御する遺伝子Hd16およびその利用」 農業生物資源研究所 / 登録(Google Patents表示ではExpired - Fee Related) 出典
US10351872B2 / WO2013146171A1 / CN104395469B「Gene for shortening culm of gramineous plant and method for producing short-culmed gramineous plant」 静岡大学 / 各国登録状況はGoogle Patents掲載情報を参照 出典

会社の規模

資本金50万円 出典
大学との関係研究成果ベンチャー
公式サイトsuperrice.theshop.jp

大学との関係

大学の施設
京都大学 研究部の所在地として京大桂ベンチャープラザ北館302を掲載。中小企業基盤整備機構も同社を同施設の入居企業として掲載。 出典
大学との関係
静岡大学 JSTの発表では、静岡大学の研究課題の成果をもとに同社が設立されたと記載。 出典
大学との関係
神戸松蔭大学 会社概要に、代表者の大学教員としての所属を記載。会社との共同研究、ライセンス、出資等は確認できず。 出典
大学との関係
塩城工学院 会社概要に、代表者の兼職先として記載。会社との共同研究、ライセンス、出資等は確認できず。 出典
調査日:2026-10-03
このページの出典:13件
法人番号:9011001165525
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