ゲノム解析と交雑で、食味を保ち倒れにくいコシヒカリを育てる
ゲノム解析と交雑・選抜を組み合わせ、コシヒカリの食味を保ちながら、晩生化や短稈化などの性質を加えた水稲品種を育成するスマートゲノム育種技術。
研究発の技術 スマートゲノム育種 イネ育種 品種改良 ゲノム解析 気候変動適応 種籾販売
実用化の段階
研究実証販売
公式ショップで4kg種籾を15,200円で予約販売しており、発送予定を2027年2月下旬としている。
1製品
0提携・顧客
2特許
0出資者
しくみ
解こうとしている課題
高温や台風で品質・収量が不安定になりやすいコシヒカリについて、良食味を維持したまま、気候変動下でも安定生産しやすい品種をつくる。
どう動くか
有用な遺伝子の候補をゲノム解析で調べ、交雑と形質選抜を重ねてコシヒカリの遺伝的背景に取り込む。d60は稈を短くして倒伏を抑え、Hd16は出穂・登熟を遅らせて高温期を避ける性質に関わる。公的成果紹介は、ゲノム全体がコシヒカリのDNAに置き換わった品種を開発したと説明している。
できるようになること
会社と公的成果紹介は、倒伏や高温による品質低下を抑え、安定生産・多収を目指すとしている。普及すれば、気候変動下の米づくりを支え、コシヒカリの食味を保った品種選択肢を生産者に提供することが期待される。
技術の出自:静岡大学 グリーン科学技術研究所のイネ・ゲノム育種研究。JST START/SBIR支援および農研機構生研支援センターの研究課題に関連。 出典1 出典2 出典3
使われる場面
- 水稲の品種改良
- 高温登熟障害の回避
- 台風による倒伏リスクの低減
- 稲作農家向け種籾供給
- 気候変動に適応する米生産
優位性の主張
会社の主張
会社発表では「コシヒカリ駿河d60Hd16」はコシヒカリより約14日晩生で、約13cm短稈とされる。会社の販売ページでは短稈差を約20cmとしており、説明値に差がある。 出典
会社の主張
会社発表では、ヒノヒカリ比で粒重が1.0g重く8%多収、きぬむすめ比で穂数26%増、食味スコア3ポイント優位としている。比較条件の詳細は発表ページに明記されていない。 出典
大学の発表
公的成果紹介は、ゲノム全体をコシヒカリのDNAに置換しながら、頑健・多穂・大粒などの遺伝子を利用した品種を開発したと説明している。 出典
第三者の評価
査読論文は、d60Hd16系統の生産性と地域適性を解析し、半矮性・晩生の形質を扱っている。 出典
製品・サービス
これまでの歩み 新しい順
特許
2 件 出典
Google Patentsで会社名(和英)と関連遺伝子名を検索し、会社名義の出願は確認できなかった。関連する基本特許2件(d60、Hd16)を確認。d60特許ファミリーの海外出願も記録した。
主な分野イネ科植物の短稈化遺伝子・育種、イネの出穂期・生長制御遺伝子
海外出願True
特許第6056042号「イネ科植物の短稈化遺伝子および短稈イネ科植物の作出方法」 静岡大学 / 登録(Google Patents表示ではActive) 出典
特許第5534137号「植物の生長を制御する遺伝子Hd16およびその利用」 農業生物資源研究所 / 登録(Google Patents表示ではExpired - Fee Related) 出典
US10351872B2 / WO2013146171A1 / CN104395469B「Gene for shortening culm of gramineous plant and method for producing short-culmed gramineous plant」 静岡大学 / 各国登録状況はGoogle Patents掲載情報を参照 出典