金属粉末をレーザーや電子ビームで重ね、複雑な部品を造形する

金属粉末をレーザーまたは電子ビームで層ごとに溶融・固化して部品を造形し、粉末開発から加工・検査まで支援する金属積層造形技術。

日本積層造形株式会社 東北大学発 / 宮城県 多賀城市 / 2017年設立
研究発の技術 金属積層造形 金属3Dプリンティング L-PBF EB-PBF PREP 金属粉末
実用化の段階
研究実証販売
金属粉末の販売と受託造形・開発支援を提供し、SLIM着陸脚の衝撃吸収材の製造実績も公表しています。
4製品
7提携・顧客
8特許
4出資者

しくみ

解こうとしている課題

従来工法では製造しにくい複雑形状の部品を作ることと、金属粉末や造形工程に起因する欠陥を抑え、実用品・量産品に必要な品質を確保すること。

どう動くか

部品の3D CADデータを薄い層に分け、金属粉末を敷いてレーザーまたは電子ビームで必要な部分を溶融・固化し、層を重ねます。金型を使わず複雑形状を作れます。JAMPTは粉末製造にもPREP法を用います。回転する金属電極をプラズマで溶かし、遠心力で飛散した液滴を固めて球状粉末にする方法で、同社は内部のガス欠陥や付着粉末が少ない点を特長として挙げています。

できるようになること

NEDOは、造形・粉末・設計を統合し、品質保証の規格化などを進めることで、オンサイトでの高機能部品製造と納期短縮に資する生産プロセスの確立を目指しています。

技術の出自:東北大学 金属材料研究所・未来科学技術共同研究センター、および「最先端金属積層造形技術(JAMPT)共同研究部門」。粉末、造形条件、材料組織の評価・最適化を研究。 出典1 出典2 出典3 出典4

使われる場面

  • 航空・宇宙部品
  • 自動車部品
  • 医療機器・医療部品
  • 半導体関連部品
  • 産業機械部品・金型・治工具
  • 金属粉末・造形材料の開発

優位性の主張

会社の主張
PREP法で真球度が高く、サテライト粉末や粉末内部のガス欠陥が少ない金属粉末を製造できると説明。 出典
会社の主張
電子ビーム方式とレーザー方式の装置を保有し、100種類を超える金属材料に対応すると説明。 出典
会社の主張
材料開発、試作造形、加工・検査、製品実用化・量産まで一貫対応する専業サービスビューロと説明。 出典
会社の主張
JIS Q9100およびISO/ASTM 52920に基づく品質保証体制を掲げる。 出典

製品・サービス

販売中
試作・受託サービス

顧客の3Dデータや仕様に基づき金属部品を造形し、加工・検査まで対応。 出典

航空・宇宙、自動車、医療、半導体、産業機械などの部品開発企業
販売中
製品開発支援サービス

設計、材料選定、造形条件の検討から製品化・量産対応まで支援。 出典

金属部品の開発・製造企業
販売中
材料開発支援サービス

金属粉末の開発・評価と、積層造形に適した材料・条件の検討を支援。 出典

金属材料・部品メーカー、研究機関
販売中
PREP粉末の製造・販売

プラズマ回転電極法で製造した金属3Dプリンター用粉末を販売し、製粉試験にも対応。 出典

金属積層造形を行う製造企業・研究機関

これまでの歩み 新しい順

2025-05
共同開発
日本電子株式会社:NEDO事業「全面統合型次世代金属積層造形技術の開発」の実施予定先。 出典
2025-04
受賞
日刊工業新聞社「第54回日本産業技術大賞 文部科学大臣賞(SLIMの共同受賞)」 出典
2025-02
助成
国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構「経済安全保障重要技術育成プログラム「全面統合型次世代金属積層造形技術の開発」」 出典(Gビズインフォ)
2024-01
顧客
国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構:SLIMの着陸脚に搭載する衝撃吸収材をJAMPTが製造。 出典
2024-01
共同開発
株式会社コイワイ:SLIM着陸脚の衝撃吸収材について、JAMPTと共同で技術を提供。 出典
2024-01
規制・認証
ISO/ASTM 52920 AM製造サイト認証(会社案内に取得の記載あり) 出典
2021-05
融資
新型コロナ対策資本性劣後ローン。2億円。株式会社日本政策金融公庫 出典
2019-09
規制・認証
JIS Q 9100品質マネジメントシステム(航空宇宙用部品の製造・金属粉末の製造)(会社案内に取得の記載あり) 出典
2018-09
資金調達
株主割当増資。1.44億円。双日株式会社、株式会社コイワイ 出典
2017-10
資本提携
双日株式会社:株式会社コイワイとともにJAMPTを設立した出資会社。 出典

提携先・顧客

顧客
国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構 SLIMの着陸脚に搭載する衝撃吸収材をJAMPTが製造。 出典
共同開発
株式会社コイワイ SLIM着陸脚の衝撃吸収材について、JAMPTと共同で技術を提供。 出典
共同開発
東北大学 金属積層造形とPREP粉末の材料・造形条件などを共同研究。 出典
共同開発
日本電子株式会社 NEDO事業「全面統合型次世代金属積層造形技術の開発」の実施予定先。 出典
共同開発
株式会社先端力学シミュレーション研究所 NEDO事業「全面統合型次世代金属積層造形技術の開発」の実施予定先。 出典
共同開発
株式会社IHI 経産省調査で、JAMPTがIHI等とチタン合金の積層造形を共同開発と記載。 出典
資本提携
双日株式会社 株式会社コイワイとともにJAMPTを設立した出資会社。 出典

特許

8 件 出典(Gビズインフォ)
gBizINFOの特許庁情報を元にした企業ページでは特許8件。今回の検索で番号・名称を個別確認できたものは2件。調査範囲は社名、PREP粉末、チタン合金関連の公表検索。
主な分野金属積層造形、チタン合金、PREP金属粉末、造形材料・製造方法
特許第6785491号「チタン合金PREP粉末を用いた積層造形品」 日本積層造形株式会社 / 登録 出典
特許第7822314号「チタン合金積層成形体並びにその製造方法及び原料」 日本積層造形株式会社 / 登録 出典

会社の規模

従業員25名(2026-06-27時点) 出典(Gビズインフォ)
資本金9,900万円(2026-10時点) 出典
大学との関係研究成果ベンチャー
公式サイトjampt.jp
決算期売上高純利益純資産総資産
2026-03-31—8,006万円—6.84億円 出典
2025-03-31—-1.7億円—9.54億円 出典
2024-03-31—-2.07億円—7.27億円 出典

決算公告など、公表された数字だけ。

大学との関係

大学の認定
東北大学 東北大学発ベンチャーとして金属積層造形事業会社を設立。東北大学金属材料研究所の研究成果を活用する事業として紹介されています。 出典
共同研究
東北大学 東北大学金属材料研究所との共同研究部門「最先端金属積層造形技術(JAMPT)」が2018年に設立され、2021年9月に研究部門として終了。2025年にも金属粉末開発・造形最適化に関する共同研究を紹介。 出典
大学の出資
東北大学 東北大学ベンチャーパートナーズ運営ファンドが2018年に株式を取得。ファンドは2025年8月に保有全株式を双日へ譲渡しました。 出典

出資者(公開情報で確認できた4社)

事業会社(CVCを含む) 2大学系(大学VC・大学) 1公的機関・財団 1

会社や出資者の発表から確認した。出資者の種類は、AIが社名から付けたもの。個人の株主は載せていない。*は、出典のページで社名を機械的に照合できなかったもの。

調査日:2026-10-03
このページの出典:18件
法人番号:9010001187141
内容の誤りを知らせる