乳酸菌由来の長鎖ポリリン酸で、腸の炎症の治療薬を開発
乳酸菌由来の長鎖ポリリン酸を有効成分とする炎症性腸疾患治療薬候補。腸管バリア機能の改善を目指す。
カムイファーマ株式会社 旭川医科大学発 / 北海道 旭川市 / 2018年設立
研究発の技術 創薬 バイオ医薬品 プロバイオティクス由来分子 長鎖ポリリン酸 炎症性腸疾患 潰瘍性大腸炎
実用化の段階
研究実証販売
長鎖ポリリン酸は患者10人の初回臨床試験で有効性・安全性が報告されている一方、会社は原薬の量産法と非臨床安全性評価を開発中で、承認・販売は確認できない。
2製品
3提携・顧客
4特許
9出資者
しくみ
解こうとしている課題
難治性の炎症性腸疾患では治療選択肢が限られ、既存治療で十分な効果を得られない患者がいる。生菌のプロバイオティクスは病的な腸内環境では十分に働かない場合があるとして、産生分子を直接利用する治療法を目指す。
どう動くか
プロバイオティクス菌をそのまま投与する代わりに、菌が産生する分子を精製・濃縮して医薬品候補として使う。旭川医科大学は、乳酸菌Lactobacillus brevis由来の長鎖ポリリン酸が腸管バリア機能を高める作用を持つと報告し、動物モデルや潰瘍性大腸炎患者10人の初回臨床試験で検討した。会社は同技術を基に製剤・製造法の開発を進めている。
できるようになること
実用化すれば、治療抵抗性の潰瘍性大腸炎などに新たな治療選択肢を提供する可能性がある。大学の初回臨床試験では10人中7人に臨床的寛解が報告されたが、承認・販売には製造法の確立、安全性評価、追加臨床試験が必要。
技術の出自:旭川医科大学医学部・内科学講座の病態代謝・消化器・血液腫瘍制御内科学分野(消化器・内視鏡学部門)、消化器先端医学講座。プロバイオティクス由来分子の機能解明と新薬開発。 出典1 出典2 出典3 出典4
使われる場面
- 炎症性腸疾患、特に潰瘍性大腸炎の治療薬開発
- プロバイオティクス由来分子を用いた創薬
- フェリクロームによる抗腫瘍薬開発
優位性の主張
製品・サービス
これまでの歩み 新しい順
2022-07
資金調達
シリーズB。6.5億円。CYBERDYNE株式会社、CEJキャピタル株式会社、株式会社DGインキュベーション、北海道ベンチャーキャピタル株式会社、三菱UFJキャピタル株式会社、株式会社北海道銀行 出典
提携先・顧客
提携
サッポロホールディングス株式会社 大学と基本特許を保有。長鎖ポリリン酸治療薬候補の実用化を目的に会社を設立。 出典
共同開発
株式会社神戸天然物化学 旭川医科大学・カムイファーマとのポリリン酸亜鉛関連特許の共同出願人。 出典
特許
特許第5660508号「腸管保護剤」 国立大学法人旭川医科大学、サッポロビール株式会社 / 登録 出典
WO2021141066A1「血小板凝集剤」/日本特許第7678478号 カムイファーマ株式会社 / 日本で登録(2025年登録決定記録)。WO・US・EP・CNを含むファミリーを確認。 出典
WO2024090538A1「ポリリン酸亜鉛を含む医薬組成物」 カムイファーマ株式会社、国立大学法人旭川医科大学、株式会社神戸天然物化学 / 日本・中国・欧州の国内段階出願が公開・審査中として掲載。PCT出願はGoogle Patents上で ceased と表示。 出典
WO2011125619A1「腸管保護剤」 国立大学法人旭川医科大学 / 出願公開。基礎技術に関連する大学名義特許として確認。 出典
大学との関係
出資者(公開情報で確認できた9社)
サッポロホールディングス株式会社CYBERDYNE株式会社CEJキャピタル株式会社株式会社DGインキュベーション北海道ベンチャーキャピタル株式会社三菱UFJキャピタル株式会社旭川信用金庫株式会社北海道銀行国立大学法人旭川医科大学
事業会社(CVCを含む) 4独立系VC 1銀行・金融機関系 3大学系(大学VC・大学) 1
会社や出資者の発表から確認した。出資者の種類は、AIが社名から付けたもの。個人の株主は載せていない。*は、出典のページで社名を機械的に照合できなかったもの。