肥料を含ませたゼオライト粒で、有機物を使わずに植物を育てる

天然ゼオライトなどの鉱物顆粒に植物用の無機栄養分を含ませ、有機物を使わずに植物を育てる人工培養土「クリスタルグレイン」。

株式会社ラテラ 北海道大学発 / 北海道 札幌市 / 2015年設立
研究発の技術 人工培養土 ゼオライト 無機材料 室内園芸 施設栽培 植物工場
実用化の段階
研究実証販売
クリスタルグレインはEC等で販売され、北海道経済産業局の公開シーズ資料には年間1万袋以上の販売実績が記載されている。植物工場用途は実証・展開を目指す段階。
3製品
4提携・顧客
1特許
1出資者

しくみ

解こうとしている課題

室内園芸では土の汚れや害虫、雑菌が課題となり、植物工場では水耕栽培のコストや栽培できる品目の限界がある。これらを抑える衛生的な栽培資材を目指す。

どう動くか

会社の説明では、肥料を含侵した天然鉱物顆粒に水を与えると肥料が溶け出し、植物が根から吸収する。有機物を使わず、材料を無機物で構成することで、菌やカビ、虫が生じにくい衛生的な栽培環境を目指す。ゼオライトの粒径や肥料配合を工夫し、根菜類を含む植物の栽培に対応する。

できるようになること

会社は、清潔で手入れしやすい室内園芸を広げ、節水や再利用による栽培コストの抑制、植物工場での栽培品目拡大に役立つとしている。介護施設での園芸や農業施設への展開も掲げている。

技術の出自:北海道大学の研究成果を基にした技術。関連する研究分野として、生物物理学および鉄錯体による土壌改善効果が公表されている。 出典1 出典2 出典3

使われる場面

  • 家庭の室内園芸・観葉植物栽培
  • 家庭用の室内菜園キット
  • 根菜類を含む植物栽培
  • 植物工場・施設栽培(展開を目指す段階)
  • 介護施設での園芸・園芸療法(実証研究を会社が公表)
  • 都市緑化(用途を検討中)

優位性の主張

会社の主張
すべての素材を無機物で構成し、有機物を使わないことで無菌を実現したと説明している。 出典
会社の主張
一般的な培養土と比べて保水能力が17%以上向上すると会社が説明している。比較条件の詳細は公開ページで確認できない。 出典
会社の主張
天然鉱物顆粒を使うため土壌が劣化しにくく、繰り返し使用できると会社が説明している。 出典
第三者の評価
京都iCAPは、同土壌を使った一部根菜類の実験で成長の加速と含有成分の増加を確認したとしている。実験条件や数値は公表資料に記載されていない。 出典

製品・サービス

販売中
クリスタルグレイン

無機鉱物顆粒に植物用栄養分を含ませた、室内園芸・植物栽培向け人工培養土。 出典

家庭の室内園芸ユーザー。植物工場など法人向けは展開を目指す段階。
販売中
Crystal Pot(クリスタルポット)

クリスタルグレイン、プラスチックポット、種子を組み合わせた家庭用栽培キット。 出典

家庭で室内菜園や園芸を楽しむ人。
実証
クリスタルファーム

クリスタルグレインを用いた施設栽培システム。植物工場など法人用途への展開を検討している。 出典

植物工場などの農業事業者。介護施設や都市緑化用途も検討対象。

これまでの歩み 新しい順

2026-01
資金調達
5,000万円。イノベーション京都2021投資事業有限責任組合 出典
2026-01
資本提携
京都大学イノベーションキャピタル株式会社:運営ファンドが第三者割当増資による5,000万円の投資を実行。 出典
2026-01
実証
エア・ウォーター北海道株式会社:同社運営の研究施設で今後、実証実験を行う計画が公表された。 出典
2026-01
共同開発
北海道大学:研究成果を活用。技術評価に向け学術コンサルティング契約を締結。 出典
2019-10
販売提携
株式会社478COMPANY:2019年にクリスタルグレインの総代理店契約を締結。 出典
2016-12
受賞
北海道銀行等「X-Tech Innovation 2016 北海道地区 特別賞」 出典
2016-10
受賞
No Maps NEDO Dream Pitch「No Maps NEDO Dream Pitch 審査員特別賞」 出典

提携先・顧客

販売提携
株式会社478COMPANY 2019年にクリスタルグレインの総代理店契約を締結。 出典
資本提携
京都大学イノベーションキャピタル株式会社 運営ファンドが第三者割当増資による5,000万円の投資を実行。 出典
実証
エア・ウォーター北海道株式会社 同社運営の研究施設で今後、実証実験を行う計画が公表された。 出典
共同開発
北海道大学 研究成果を活用。技術評価に向け学術コンサルティング契約を締結。 出典

特許

1 件 出典
Google Patentsで社名・英語名および関連特許番号を検索し、会社事業に関連する特許ファミリー1件(日本公報1件、WO公開1件)を確認。JP公報の出願人は個人で、会社名義ではない。
主な分野ゼオライトを主材とする根菜栽培用人工土壌、無機肥料を含侵した人工培養土
海外出願True
JP5945840B1「根菜栽培用人工土壌」/国際公開 WO2017057350A1 個人(Google Patentsの記載。株式会社ラテラ名義ではない) / 日本特許はGoogle Patents上でActive。WOは国際公開として確認。法的状態の確認には各国公報等の追加照合が必要。 出典

会社の規模

資本金3,599万円(2023-04時点) 出典
大学との関係研究成果ベンチャー

大学との関係

大学の認定
北海道大学 北海道大学の認定スタートアップ企業一覧に掲載。公式サイトも北大認定スタートアップと記載。 出典
大学の施設
北海道大学 北大ビジネス・スプリングの入居企業として掲載。入居期間は2019年8月から。 出典
大学との関係
北海道大学 北海道大学の研究成果を活用するスタートアップとして紹介されている。大学からの技術ライセンスや共同研究契約の有無は確認できず。 出典
大学との関係
京都大学 京都大学100%出資子会社の京都大学イノベーションキャピタルが無限責任組合員を務めるファンドが、第三者割当増資を引き受けた。京都大学本体からの直接出資との記載はない。 出典

出資者(公開情報で確認できた1社)

大学系(大学VC・大学) 1

会社や出資者の発表から確認した。出資者の種類は、AIが社名から付けたもの。個人の株主は載せていない。*は、出典のページで社名を機械的に照合できなかったもの。

調査日:2026-10-03
このページの出典:14件
法人番号:8430001069587
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