電気信号を光で伝え、医療機器の高速通信を絶縁する

電気信号を光に変えて高速伝送し、医療機器のUSB・映像信号を電気的に絶縁する光インターコネクション技術。

先端フォトニクス株式会社 東京大学発 / 東京都 目黒区 / 2006年設立
研究発の技術 フォトニクス 光インターコネクション 光電変換 アクティブ光ケーブル 半導体レーザー デジタルアイソレータ
実用化の段階
研究実証販売
USB 3.0アイソレータとHDMI 2.0アイソレータの販売開始を会社が公表し、東京都の出展者情報にも製品仕様が掲載されている。
4製品
4提携・顧客
3特許
0出資者

しくみ

解こうとしている課題

高速化する機器間・基板間通信で電気配線が抱える伝送速度や消費電力の制約と、医療機器の高速USB・映像信号を患者や操作者から電気的に絶縁する必要に対応する。

どう動くか

光インターコネクション製品では、送信側で電気信号を光信号に変換し、光ファイバーや基板内の光配線を通して伝え、受信側で電気信号に戻す。医療用アイソレータでは半導体レーザーと受光素子を使って絶縁を保ったまま高速信号を光で受け渡す。会社掲載の技術説明によると、光結合距離を最大7mmとする設計で、薄い絶縁膜に依存せず高耐圧を確保する。

できるようになること

高速信号の光伝送で機器内外の通信を支え、医療機器ではUSB機器やディスプレイ単位で絶縁を実現し、患者・操作者を漏れ電流から保護することを目指す。

技術の出自:東京大学 先端科学技術研究センターの半導体・光通信・光インターコネクション研究。事業概要では、東京大学研究室との共同研究を記載。 出典1 出典2 出典3 出典4 出典5

使われる場面

  • 医療機器のUSBカメラ・X線カメラと医療用PC間の信号絶縁
  • 医療機器のHDMI・DisplayPort映像信号絶縁
  • 医療用SDIカメラ・ディスプレイの信号絶縁(開発中)
  • サーバー・データ通信機器のアクティブ光ケーブル
  • 機器内・基板上の光インターコネクション

優位性の主張

会社の主張
4K・8K映像向け高速絶縁アイソレータを提供する「世界初で唯一」の会社と説明している。 出典
会社の主張
USB 3.x・HDMI 2.0アイソレータに半導体レーザーを内蔵し、高速伝送に対応すると説明している。 出典
会社の主張
半導体レーザーを用いた基板実装可能なUSB 3.0アイソレータチップを開発。2020年8月時点で、3Gbps超の同種実装部品を確認できなかったと述べる。 出典

製品・サービス

販売中
USB 3.x Isolator(APISLCU31)

USB 3.0・USB 3.2 Gen2対応の医療機器向け信号絶縁器。2 MOPP絶縁。 出典

医療機器メーカー、医療機器向けEMS
販売中
HDMI 2.0 Isolator(APIS4CU)

HDMI 1.3・1.4・2.0の映像信号を絶縁する製品。1 MOPP絶縁。 出典

医療機器メーカー、医療機器向けEMS
研究段階
SDI Isolator

医療用カメラ・ディスプレイ向け12G/6G/3G/HD-SDI絶縁器。 出典

医療機器メーカー、医療機器向けEMS
販売中
InfiniBand EDR QSFP+ AOC(100Gbps)

InfiniBand向けアクティブ光ケーブル。会社は販売開始を公表。 出典

サーバー・データ通信機器分野

これまでの歩み 新しい順

2026-11
海外出展
ドイツ:東京都のMEDICA / COMPAMED 2026出展企業一覧に掲載。開催予定日は2026年11月16日から19日。 出典
2025-11
海外出展
ドイツ:東京都の東京パビリオン出展企業としてMEDICA / COMPAMED 2025に掲載。高速アイソレータ製品を出展対象として紹介。 出典
2023-10
規制・認証
TÜV・cTÜVus認証マーク(アイソレータチップ製品)(会社発表ではUSB 3.0・HDMI 2.0を含む全アイソレータチップ製品で取得。) 出典
2023-04
受賞
りそな中小企業振興財団・日刊工業新聞社「第35回中小企業優秀新技術・新製品賞 優秀賞(一般部門)」 出典
2022-02
規制・認証
IEC 60601-1(USB 3.0・HDMI 2.0アイソレータ)(Intertekから規格準拠テストレポートを取得。医療機器としての製品承認を示すものではない。) 出典
2017-04
共同開発
株式会社KTグループ:本多通信工業と超小型高精細カメラを共同開発・展示。 出典
2012-05
顧客
ソニー株式会社:CineAlta F65等の映像機器向け光インターコネクション技術で開発協力。 出典
2011-09
助成
NEDOイノベーション推進事業による助成 出典
残りの4件を表示
2010-03
資金調達
第3回資金調達。金額は非公表 出典
2009-08
助成
平成21年度第1回ものづくり製品開発等支援事業 採択 出典
2007-10
資金調達
第2回資金調達。金額は非公表 出典
2006-10
助成
NEDO「大学発事業創出実用化研究開発事業」採択 出典

提携先・顧客

顧客
ソニー株式会社 CineAlta F65等の映像機器向け光インターコネクション技術で開発協力。 出典
共同開発
株式会社KTグループ 本多通信工業と超小型高精細カメラを共同開発・展示。 出典
共同開発
本多通信工業株式会社 KTグループと超小型高精細カメラを共同開発・展示。 出典
共同開発
国立大学法人東京大学 研究室との共同研究をもとに研究開発を実施。 出典

特許

3 件 出典
Google Patentsで出願人名Advanced Photonics Inc.および先端フォトニクス株式会社を検索し、確認できた3つの特許ファミリーを集計。各国公報の重複をファミリー単位で数えた。
主な分野光学部品・電気絶縁アイソレータ、光モジュール用サブマウント・半導体素子封止
海外出願True
JP6675701B1/JP2021077836A「光学部品及びアイソレータ」 Advanced Photonics Inc. / 登録・有効(Google Patents表示) 出典
WO2021095378A1「Optical component and isolator」 Advanced Photonics Inc. / 公開 出典
US11688822B2「Optical component and isolator」 Advanced Photonics Inc. / 登録(Google Patents表示) 出典
CN114616493B「Optical component and isolator」 Advanced Photonics Inc. / 登録(Google Patents表示) 出典
US9240527B2「Submount, optical module provided with submount, and submount manufacturing method」 Advanced Photonics Inc. / 登録・有効(Google Patents表示) 出典
JP5893736B2「サブマウントおよび封止済み半導体素子ならびにこれらの作製方法」 先端フォトニクス株式会社 / 登録 出典

会社の規模

従業員10名(2025時点) 出典
資本金1.88億円(2008-12時点) 出典
大学との関係研究成果ベンチャー
決算期売上高純利益純資産総資産
2018-03-31—-3,200万円—1.91億円 出典

決算公告など、公表された数字だけ。

大学との関係

ライセンス
東京大学 東京大学から出願された光電変換モジュールの基本特許について専用実施権を取得。会社沿革はライセンス契約締結を2007年1月としている。 出典
共同研究
東京大学 会社の研究開発活動は東京大学の研究室との共同研究をもとに行っていると公式事業概要に記載。 出典
調査日:2026-10-04
このページの出典:16件
法人番号:8013201016319
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