VRの道順課題で経路の誤差を測り、脳の健康リスクを捉える

VR空間でのナビゲーション課題から経路統合能を測り、アルツハイマー病に関連する脳機能の変化を早期に捉える脳健康測定技術。

MIG株式会社 学習院大学発 / 東京都 渋谷区 / 2017年設立
研究発の技術 医療・ヘルスケア 認知症 アルツハイマー病 VR 空間認知 経路統合能
実用化の段階
研究実証販売
Brain100 studioは2022年6月に企業向け販売開始を公表し、2024年にはMySCUE店舗での提供と複数社との取扱契約を公表している。
1製品
6提携・顧客
8特許
1出資者

しくみ

解こうとしている課題

一般的な認知機能検査では捉えにくい、認知機能が保たれている段階のアルツハイマー病関連変化を検出し、早い時期の予防や医療相談につなげること。

どう動くか

VR内で目的地まで移動する課題を行い、移動経路や向きの誤差などから、空間認知に関わる経路統合能を評価する。MIGはアルツハイマー病の初期病変が起こる嗅内野と、そのGrid細胞の働きに着目している。会社のサービス説明では非侵襲で短時間の測定とされる。学習院大学などの2026年発表では、成績から海馬傍回の菲薄化を判別し、血液バイオマーカーとの相関を確認したと報告している。

できるようになること

会社は、早期に脳健康リスクを見える化して生活習慣の見直しや医療機関への相談を支援すると説明している。認知症の発症遅延や健康寿命の延伸を目指すサービスとして、健診や企業の健康経営、店舗などでの提供を進めている。

技術の出自:学習院大学大学院自然科学研究科の脳科学・認知症研究。学習院大学、藤田医科大学、滋賀医科大学、東京大学などによる共同研究。2024年の論文関連発表および2026年の共同研究発表。 出典1 出典2 出典3

使われる場面

  • 認知症・アルツハイマー病関連リスクの早期スクリーニング
  • 認知症予防・脳健康維持の支援
  • 企業の健康経営・従業員福利厚生
  • 健診センターやシニアケア店舗での脳健康測定
  • 運送業界の従業員・ドライバーの健康支援

優位性の主張

会社の主張
会社は、嗅内野Grid細胞の機能に着目したVR測定により、認知症の未病・最初期リスクを早期に捉え、非医療機関でも実施できると説明している。 出典
大学の発表
共同研究グループは、3D VR課題の成績で海馬傍回の菲薄化をAUC 0.87、感度88%、特異度86%で判別し、p-tau181・GFAPの上昇との相関を報告した。対象・解析条件は大学発表に記載された研究の範囲。 出典

製品・サービス

販売中
Brain100 studio

VR脳健康測定とヘルスチェックを組み合わせ、結果レポートや生活習慣改善などの予防活動を支援するサービス。 出典

健康経営企業、健診センター、店舗利用者など。健康現役層を主な対象とする。

これまでの歩み 新しい順

2025-01
受賞
東京都「Tokyo Social Innovation Tech Award 2024 優秀賞」 出典
2024-09
顧客
イオンリテール株式会社:シニアケア事業MySCUEのイオンスタイル品川シーサイド店で測定サービスを提供開始。 出典
2024-09
販売提携
第一工業製薬株式会社:Brain100 studioの取扱・提供に関するパートナー契約を締結。 出典
2024-07
販売提携
日野コンピューターシステム株式会社:Brain100 studioの取扱・提供に関するパートナー契約を締結。 出典
2022-02
提携
CYBERDYNE株式会社:認知症予防プログラムをロボケアセンターで段階的に提供する業務提携を発表。 出典
2021-07
共同開発
医療法人財団健貢会 総合東京病院:VRによるナビゲーション・空間学習能力測定の共同臨床研究を実施。 出典
2020-09
資金調達
シード。9,900万円。アクサ生命保険株式会社 出典
2020-07
助成
令和2年度 商業・サービス競争力強化連携支援事業費補助金。3,000万円。経済産業省 出典(Gビズインフォ)
残りの3件を表示
2019-08
資金
キリンホールディングス株式会社との共同研究費。キリンホールディングス株式会社 出典
2019-07
助成
平成31年度 商業・サービス競争力強化連携支援事業費補助金。3,000万円。経済産業省 出典(Gビズインフォ)
2019-07
共同開発
キリンホールディングス株式会社:2019年に共同研究契約。会社は経産省助成と合わせ臨床試験・サービス開発を実施したと説明。 出典

提携先・顧客

共同開発
キリンホールディングス株式会社 2019年に共同研究契約。会社は経産省助成と合わせ臨床試験・サービス開発を実施したと説明。 出典
共同開発
医療法人財団健貢会 総合東京病院 VRによるナビゲーション・空間学習能力測定の共同臨床研究を実施。 出典
提携
CYBERDYNE株式会社 認知症予防プログラムをロボケアセンターで段階的に提供する業務提携を発表。 出典
顧客
イオンリテール株式会社 シニアケア事業MySCUEのイオンスタイル品川シーサイド店で測定サービスを提供開始。 出典
販売提携
日野コンピューターシステム株式会社 Brain100 studioの取扱・提供に関するパートナー契約を締結。 出典
販売提携
第一工業製薬株式会社 Brain100 studioの取扱・提供に関するパートナー契約を締結。 出典

特許

8 件 出典
出願人「MIG株式会社」の日本公開特許検索を中心に確認。2016-01-01〜2026-03-31のJP出願集計で8件とする公開検索結果を参照し、代表例のみ記載。出願・公開公報と登録公報の重複を含む可能性がある。
主な分野VR内の移動・経路計測、空間認知・認知機能の判定、VR酔いの軽減
特許第6764139号/特開2021-108067「情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラム」 MIG株式会社 / 登録 出典
特許第6784429号/特願2020-046401「情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラム」 MIG株式会社 / 登録 出典
特許第6813919号/特開2021-153670「情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラム」 MIG株式会社 / 登録 出典
特許第6820038号/特開2021-157386「情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラム」 MIG株式会社 / 登録 出典
特開2022-174904「情報処理装置、回転椅子、情報処理方法及び情報処理プログラム」 MIG株式会社 / 出願中(Google Patents表示) 出典

会社の規模

資本金1.93億円(2026-01-14時点) 出典
大学との関係共同研究ベンチャー
公式サイトmedicalig.com

大学との関係

共同研究
学習院大学 会社沿革に、学習院大学との受託研究契約締結の記載あり。 出典

出資者(公開情報で確認できた1社)

事業会社(CVCを含む) 1

会社や出資者の発表から確認した。出資者の種類は、AIが社名から付けたもの。個人の株主は載せていない。*は、出典のページで社名を機械的に照合できなかったもの。

調査日:2026-10-03
このページの出典:18件
法人番号:8011101081672
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