金属探知と地中レーダーで、地雷の形を画像化する

ALISは金属探知機と地中レーダーを組み合わせて埋設物を画像化する地雷検知器。GB-SARはレーダーで地表や構造物の変位・振動を遠隔計測する技術。

株式会社ALISys 東北大学発 / 宮城県 仙台市青葉区 / 2019年設立
研究発の技術 地中レーダー(GPR) 金属探知 センサー融合 地雷探知 合成開口レーダー(SAR) MIMO
実用化の段階
研究実証販売
ALISは海外の地雷対策機関で実運用され、追加納入も公表されている。GB-SARも製品販売が公表され、防衛省の調達記録がある。
3製品
5提携・顧客
0特許
0出資者

しくみ

解こうとしている課題

金属探知機だけでは地雷と金属片を区別しにくく、不要な掘削が発生する。地表・構造物のわずかな変位や振動を離れた場所から連続監視することも課題。

どう動くか

ALISは金属探知機が反応した地点を地中レーダーで走査し、電波の反射から地中物の形状を画像化する。金属片と地雷を掘削前に見分ける手掛かりとなる。GB-SARは照射領域を画素ごとに分け、反射波の位相変化から変位を計測する。79GHz帯MIMO型は送受信アンテナを疎に配置し、ステレオカメラの3D情報と合わせて小型化・振動計測を図る。

できるようになること

ALISは人道的地雷除去の探査効率向上を目指し、GB-SARは地すべり・土砂崩れの監視や土木工事・構造物の安全管理への利用を目指す。会社・大学の公表では、現地での地雷除去や災害・建設現場での計測に使われている。

技術の出自:東北大学 東北アジア研究センターの電波科学・地中レーダー研究。ALISは2002年頃、GB-SARは1997年頃から研究され、ALISの技術は東北大学から同社へ移転された。 出典1 出典2 出典3 出典4

使われる場面

  • 人道的地雷・不発弾の探知と除去
  • 地雷除去要員への探知機操作訓練
  • 地すべり・土砂崩れの監視
  • トンネル掘削など土木工事現場の変位・振動監視
  • ダム・建物など社会インフラの状態監視

優位性の主張

会社の主張
ALISは金属探知機と地中レーダーの画像化を組み合わせ、掘削前に地中物の形状を確認できると説明している。
会社の主張
会社は79GHz帯MIMO型GB-SARを、従来型より小型・低廉で、微小変位と微小振動を遠隔から常時計測・画像化できる「世界唯一」の製品と説明している。 出典
第三者の評価
東北テクノアーチは、ALISの画像化により地中物を形状とともに捉え、地雷探査の効率と精度が向上すると紹介している。 出典

製品・サービス

販売中
ALIS(Advanced Landmine Imaging System)

金属探知機と地中レーダーを組み合わせた携帯型地雷検知センサー。反応地点の地中画像を端末に表示する。 出典

地雷除去機関・政府機関・人道支援組織
販売中
GB-SAR

地表設置型合成開口レーダー。地すべり斜面や構造物の変位を遠隔から面で計測する。

自治体、国・公的機関、建設・土木事業者
販売中
79GHz帯 MIMO型GB-SAR

送受信MIMOアンテナとステレオカメラを備え、地表・構造物の変位や振動を計測する小型可搬型レーダー。 出典

建設・土木事業者、災害対応機関、インフラ管理者

これまでの歩み 新しい順

2026-03
顧客
カンボジア地雷対策センター(CMAC):ALISの現地利用・訓練を実施。2026年3月に30台を追加納入したと会社が公表。 出典
2025-07
顧客
防衛省:地雷探知部ほか1品目を570万円で調達した記録。 出典(Gビズインフォ)
2025-04
受賞
文部科学省「科学技術分野の文部科学大臣表彰 科学技術賞(開発部門)「地雷検知用デュアルセンサー技術の開発」」 出典
2024-12
海外提携
カンボジア:地雷対策の現場でALISを使用。カンボジア地雷対策センター(CMAC)との活動・訓練が報告されている。 出典
2024-03
海外提携
コロンビア:人道的地雷除去チーム向けにALISの訓練を実施したと報告されている。 出典
2023-10
提携
アンテナ技研株式会社:79GHz帯MIMO型GB-SARの製造を担当。 出典
2023-04
海外提携
ウクライナ:JICAを通じて日本政府から供与されたALISがウクライナに到着し、現地政府に引き渡された。 出典
2023-04
顧客
ウクライナ国家非常事態庁(SESU):JICAを通じてALISが供与され、地雷除去要員への訓練と実演に使用。 出典
残りの3件を表示
2022-01
規制・認証
ウクライナ向けODAにおけるALISの認証支援に係る学術指導(2022年度に認証支援の学術指導記録あり。認証の取得・適用範囲は公開情報で確認できず。) 出典
2020-01
助成
中小企業庁・公益財団法人さいたま市産業創造財団(事業管理機関)「令和2年度戦略的基盤技術高度化支援事業(汎用MIMO型GB-SAR開発)」 出典
2020-01
共同開発
公益財団法人さいたま市産業創造財団:MIMO型GB-SAR開発事業の事業管理機関。 出典

提携先・顧客

顧客
カンボジア地雷対策センター(CMAC) ALISの現地利用・訓練を実施。2026年3月に30台を追加納入したと会社が公表。 出典
顧客
ウクライナ国家非常事態庁(SESU) JICAを通じてALISが供与され、地雷除去要員への訓練と実演に使用。 出典
顧客
防衛省 地雷探知部ほか1品目を570万円で調達した記録。 出典(Gビズインフォ)
提携
アンテナ技研株式会社 79GHz帯MIMO型GB-SARの製造を担当。 出典
共同開発
公益財団法人さいたま市産業創造財団 MIMO型GB-SAR開発事業の事業管理機関。 出典

特許

公開情報では確認できていない。

会社の規模

従業員1名(2026-09-03時点) 出典(Gビズインフォ)
資本金500万円(2024-07時点) 出典
大学との関係研究成果ベンチャー
公式サイトalisys.co.jp

大学との関係

ライセンス
東北大学 東北大学で開発された地雷検知技術が技術移転され、ALISとして製品化された。 出典
大学の施設
東北大学 東北大学連携ビジネスインキュベータ(T-Biz)の入居企業として掲載されている。 出典
調査日:2026-10-03
このページの出典:11件
法人番号:8010001198429
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