二本鎖RNAとDNAで免疫応答を高めるワクチン補助剤を開発

ARNAXは、樹状細胞のTLR3を標的にして、炎症反応を抑えながら抗原に対する免疫応答を高めることを目指す核酸アジュバントです。

株式会社先端免疫療法研究所 青森大学発 / 青森県 青森市 / 2021年設立
研究発の技術 核酸アジュバント TLR3 TICAM-1 樹状細胞 ワクチン 免疫療法
実用化の段階
研究実証販売
青森大学はARNAXを臨床試験に導出する目標を掲げ、公開研究では非臨床モデルの結果が中心で、販売中または臨床試験開始を示す資料は確認できませんでした。
1製品
3提携・顧客
11特許
0出資者

しくみ

解こうとしている課題

ワクチンの免疫効果を高めつつ、発熱や炎症性サイトカインなどの副反応を抑えるアジュバントの実用化を目指しています。

どう動くか

大学の説明では、ARNAXは二本鎖RNAとDNAを組み合わせた核酸で、樹状細胞のTLR3を介してTICAM-1経路を活性化します。抗原提示と細胞性免疫を促し、一般的な炎症性サイトカインの誘導を抑える設計です。報告された効果は主に非臨床モデルで確認されたものです。

できるようになること

青森大学は、感染症ワクチンやがん治療ワクチンで細胞性免疫を高める用途を掲げています。実用化されれば、ワクチンの効果や接種後の免疫応答を改善する可能性がありますが、公開情報で確認できるのは主に研究・非臨床段階です。

技術の出自:青森大学 青森ねぶた健康研究所の免疫学・ワクチンアジュバント研究。北海道大学とのワクチン研究・開発部門の連携も公表されています。 出典1 出典2 出典3 出典4

使われる場面

  • 感染症予防ワクチンのアジュバント
  • がん治療ワクチンのアジュバント
  • ワクチンにおける細胞性免疫の増強

優位性の主張

大学の発表
大学の説明では、ARNAXは樹状細胞のTLR3を選択的に標的にし、炎症反応を抑えながら獲得免疫を促すことを目指す。 出典
第三者の評価
国立がん研究センターの2022年度支援チーム資料は、マウスのワクチン・がんモデルでARNAXの非臨床POCを示し、がん治療・感染症予防ワクチンへの応用を提案している。 出典
第三者の評価
2025年のマウスを用いたインフルエンザ分割ワクチン研究では、ARNAX添加群で抗原特異的CD8陽性T細胞の増加が報告された。これは動物実験の結果であり、ヒトでの有効性を示すものではない。 出典

製品・サービス

研究段階
ARNAX

樹状細胞のTLR3を標的とする核酸アジュバント。感染症ワクチンやがん治療ワクチンへの応用を目指して開発中。 出典

将来的な製薬企業・ワクチン開発企業。公開情報で現時点の顧客は確認できません。

これまでの歩み 新しい順

2022-05
海外特許
カナダ:アジュバント組成物の特許が2022年5月24日に登録され、権利者としてInstitute of Advanced Immunotherapyが記載されている。 出典
2022-04
採択
国立研究開発法人国立がん研究センター「NCC Venture Incubation Program 2022年度支援チーム」 出典
2022-04
提携
国立研究開発法人国立がん研究センター:2022年度NCC Venture Incubation Programの支援チームとして採択。 出典
2021-09
海外特許
オーストラリア:アジュバント組成物の特許が2021年9月16日に登録され、権利者としてInstitute of Advanced Immunotherapyが記載されている。 出典
2021-04
共同開発
国立大学法人北海道大学:感染症・がんワクチンを目的とするワクチン研究・開発部門を設置。 出典
2021-01
共同開発
学校法人青森山田学園 青森大学:大学発ベンチャーとしてARNAXの研究・臨床試験導出を連携。 出典
2019-04
助成
日本医療研究開発機構(AMED)「青森ねぶた健康研究所のARNAX創薬研究に対する研究支援」 出典

提携先・顧客

共同開発
学校法人青森山田学園 青森大学 大学発ベンチャーとしてARNAXの研究・臨床試験導出を連携。 出典
共同開発
国立大学法人北海道大学 感染症・がんワクチンを目的とするワクチン研究・開発部門を設置。 出典
提携
国立研究開発法人国立がん研究センター 2022年度NCC Venture Incubation Programの支援チームとして採択。 出典

特許

11 件 出典(Gビズインフォ)
gBizINFO掲載の法人番号対応特許情報を確認。件数は同サイトが収録する特許出願日2013〜2022年の範囲の11件であり、特許ファミリー数とは限りません。
主な分野医学・獣医学・衛生学(A61)、生化学・微生物学・遺伝子工学(C12)、核酸アジュバント、がん免疫アジュバント
共同出願人国立大学法人北海道大学、株式会社次々世代イノベーション開発
海外出願True
特許第7321489号「がん免疫アジュバント」 株式会社次々世代イノベーション開発、株式会社先端免疫療法研究所 / 登録 出典
US11065331B2「Immune adjuvant for cancer」 Institute of Advanced Immunotherapy(Google Patents記載) / 登録・Google Patents上でActive表示 出典
AU2015356078B2「Adjuvant composition」 Institute of Advanced Immunotherapy(Google Patents記載) / 登録・Google Patents上でActive表示 出典
US10105385B1「Adjuvant composition」 Institute of Advanced Immunotherapy(Google Patents記載) / 登録・Google Patents上でActive表示 出典
EP3228322B8「Adjuvant composition」 Institute of Advanced Immunotherapy(Google Patents記載) / 登録。欧州特許の指定国別の維持状況は公報を参照。 出典
EP2599866B1「Novel nucleic acid having adjuvant activity and use thereof」 Institute of Advanced Immunotherapy(Google Patents記載) / 登録。欧州特許の指定国別に一部失効記録あり。 出典

会社の規模

大学との関係研究成果ベンチャー

大学との関係

大学の認定
青森大学 青森大学の研究シーズをもとに2021年1月に設立した、同大学初の大学発ベンチャーとして紹介されている。 出典
共同研究
北海道大学 感染症・がん等のワクチン開発を目的とする「ワクチン研究・開発部門」を同社と設置し、2021年4月に活動開始。 出典
調査日:2026-10-03
このページの出典:15件
法人番号:7420001017283
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