細い管でタンパク質を電荷分離し、蛍光で分析する
キャピラリー等電点電気泳動でタンパク質を電荷の違いにより分離し、走査型蛍光検出で分析する技術。試作機を使った受託分析も提供する。
エースバイオアナリシス株式会社 福島県立医科大学発 / 福島県 福島市 / 2018年設立
研究発の技術 キャピラリー等電点電気泳動 タンパク質分析 走査型蛍光検出 電荷バリアント分析 バイオ分析機器
実用化の段階
研究実証販売
試作1号機は稼働し有償のCIEF受託分析を提供していますが、会社は市販機を開発中と説明しています。
3製品
2提携・顧客
4特許
0出資者
しくみ
解こうとしている課題
従来のキャピラリー等電点電気泳動では、分離後のタンパク質を固定検出器まで移動させる工程が分析時間を延ばし、分離性能を損なうと会社は説明しています。
どう動くか
逆U字型の細い管(キャピラリー)の一部にpH勾配を作り、タンパク質をそれぞれの等電点の位置に集めて分離します。蛍光検出器が管に沿って移動して読み取るため、分離後にタンパク質を検出位置まで移動させる工程を省けます。トリプトファン由来の蛍光で、標識を付けずに検出します。会社は約15分の分析、少量試料での分析などを利点として説明しています。
できるようになること
大学は、抗体医薬などの組換えタンパク質の開発・生産、ドーピング検査、新規バイオマーカー開発への応用を挙げています。タンパク質の電荷バリアントを迅速に調べる分析基盤としての利用を目指しています。
技術の出自:福島県立医科大学 医学部 自然科学講座 先端化学分野。大学発ベンチャーとして称号授与。 出典1 出典2 出典3 出典4
使われる場面
- 抗体医薬・組換えタンパク質の開発および生産時の品質分析
- タンパク質の電荷バリアント・等電点の分析
- ドーピング検査における尿中エリスロポエチンの研究分析
- 新規バイオマーカー開発
- 特定タンパク質のアフィニティー分析
優位性の主張
製品・サービス
研究段階
走査検出キャピラリー等電点電気泳動(SCIEF)装置
キャピラリー内でタンパク質を等電点により分離し、走査型蛍光検出器で読み取る装置。市販機を開発中。 出典
製薬・バイオ企業、タンパク質分析を行う研究機関。製造業者との自社ブランド共同開発も募集。
これまでの歩み 新しい順
2024-06
規制・認証
尿中エリスロポエチンの等電点バリアント測定に関する研究(UMIN登録 R000062341)(研究として登録。結果未公表、登録ページの進捗欄は開始前。医療機器等としての承認・認証は確認できず。) 出典
提携先・顧客
共同開発
日栄工業株式会社 SCIEF試作1号機を共同開発。装置の製造協力先として大学も記載。 出典
提携
公立大学法人福島県立医科大学 大学発ベンチャーの称号を授与。尿中EPO分析の研究で共同実施機関。 出典
特許
主な分野走査型蛍光検出ユニット・電気泳動分析システム、キャピラリー接続用マイクロカラム、タンパク質・ペプチドの分離分析用キャピラリーデバイスおよび電気泳動装置
共同出願人公立大学法人福島県立医科大学、日栄工業株式会社
海外出願True
特許第7045737号「走査ユニット、システムおよび方法」/JP7045737B1 エースバイオアナリシス株式会社 / 日本登録・有効(Google Patents表示)。関連する米国特許US12461074B2は登録。 出典
特許第7093127号「マイクロカラム」/JP7093127B1、米国公開 US20230358705A1 エースバイオアナリシス株式会社 / 日本登録・有効。米国出願は審査中(Google Patents表示)。 出典
特許第6422131号「分離分析用キャピラリーデバイス、分離分析用マイクロ流体チップ、タンパク質又はペプチド分析方法、電気泳動装置、及び分離分析用マイクロ流体チップ電気泳動装置」/US9927399B2 公立大学法人福島県立医科大学 / 日本・米国で登録。会社サイトでは日本特許の権利者として大学と日栄工業を記載。 出典
「充填材を含むマイクロカラム」/US20230366861A1 ACE BioAnalysis Inc. / 米国公開出願。確認した公開情報では登録状況を特定できず。 出典
大学との関係
大学の認定
福島県立医科大学 大学の2024年研究シーズ集に、福島県立医科大学発ベンチャー称号授与企業の事例として掲載。 出典