細胞を分けて培養液を共有し、両方を同時に観察

水平接続式の細胞共培養容器。2種類の細胞を別々の区画で培養しながら、培養液を共有させて相互作用を調べる。

株式会社ギンレイラボ 金沢医科大学発 / 石川県 内灘町
研究発の技術 細胞共培養 細胞培養容器 細胞間相互作用 MPS 生体模倣システム エクソソーム
実用化の段階
研究実証販売
NICO-1は2016年発売後、国内外の大学・企業の研究室に販売され、複数の販売経路で供給されている。MPSは別途プロトタイプ段階。
2製品
4提携・顧客
6特許
1出資者

しくみ

解こうとしている課題

異なる細胞の相互作用を調べる従来の上下型共培養容器では、顕微鏡で両方の細胞を同時に観察しにくく、培養液の共有や操作にも制約があった。

どう動くか

隣り合わせに接続した容器の間にフィルターを挿入し、細胞同士は混ざらないようにしながら培養液を共有する。水平型なので、従来の上下型容器で難しかった両方の細胞の同時観察ができる。NICO-1は2016年に発売され、後続の共培養容器や多臓器連結型MPSの開発にもつながっている。

できるようになること

細胞間相互作用やエクソソームの研究、医薬品などの効能・安全性評価に使う研究用ツールを提供する。共同開発中のMPSは多臓器連結を目指し、動物実験代替の評価手段として開発が進められている。実用化範囲は製品ごとに異なる。

技術の出自:金沢医科大学 総合医学研究所の細胞培養・細胞間相互作用研究。大学資料では「多連結可能な共培養容器」として産学連携事例に掲載。 出典1 出典2 出典3 出典4

使われる場面

  • 細胞間相互作用の観察
  • がん細胞と正常細胞の共培養研究
  • エクソソーム研究
  • 医学・薬学・生物学・海洋学の基礎研究
  • 多臓器連結型MPSによる医薬品等の効能・安全性評価

優位性の主張

会社の主張
水平接続型で2種類の細胞を同じ培養条件に置き、両方を同時に観察できる。従来の上下型では難しかった多臓器連結も可能にするMPSを共同開発した。 出典
第三者の評価
NICO-1は発売後に国内外の研究室で使われ、関連研究成果が10報以上の論文に掲載されたとISICOが報告している。 出典

製品・サービス

販売中
NICO-1シリーズ(NICO-1/UniWells/ICCP)

2種類の細胞を区画別に培養し、培養液を共有しながら相互作用を観察する水平接続型容器。 出典

大学・企業の医学、薬学、生物学、海洋学などの研究室、研究機関
実証
多臓器連結型MPSプロトタイプ

水平型共培養容器と培養液送液システムを組み合わせた、生体模倣システム。 出典

医薬品・化粧品などの効能確認や安全性評価に携わる研究機関・企業

これまでの歩み 新しい順

2026-09
海外
スフェロイド病理標本作成キットの海外販売に向け準備を開始したと公式サイトに掲載。販売先の国は記載なし。 出典
2024-06
海外出展
米国:住友理工との共同開発品である生体模倣システムを、シアトル開催のMPS World Summit 2024に出展予定と発表。 出典
2023-12
助成
公益財団法人石川県産業創出支援機構(ISICO)「令和5年度 成長戦略ファンド スタートアップ創出支援事業(アクセラレーション支援)」 出典
2023-03
共同開発
住友理工株式会社:水平型容器と送液技術を組み合わせた多臓器連結型MPSを共同開発し、プロトタイプを発表。 出典
2022-02
海外特許
シンガポール:会社と製造元の共同出願技術について、シンガポールで特許取得済みと発表。 出典
2016-01
助成
ISICOビジネスプランコンテストの事業資金。公益財団法人石川県産業創出支援機構 出典
2016-01
受賞
公益財団法人石川県産業創出支援機構(ISICO)「ISICOビジネスプランコンテスト 最優秀起業家賞」 出典

提携先・顧客

共同開発
伸晃化学株式会社 金沢医科大学とNICO-1を共同開発。 出典
販売提携
富士フイルム和光純薬株式会社 UniWellsブランドの共培養容器を供給・販売。 出典
販売提携
エア・ブラウン株式会社 NICO-1などを取り扱う特定販売店。 出典
共同開発
住友理工株式会社 水平型容器と送液技術を組み合わせた多臓器連結型MPSを共同開発し、プロトタイプを発表。 出典

特許

6 件 出典(Gビズインフォ)
GBizINFOの法人番号ページに掲載された特許件数6件を参照。Google Patentsで出願人 Ginreilab Inc./株式会社ギンレイラボを検索し、主要な公開ファミリーを確認した範囲での数。公開公報と登録特許の集計差、同一ファミリーの重複可能性がある。
主な分野水平接続型共培養容器・マルチウェル器具、細胞培養容器・フィルター、細胞培養チップ、生体模倣システム(MPS)
共同出願人伸晃化学株式会社、住友理工株式会社
海外出願True
WO2017138648A1 / EP3415607A1「Multi-well instrument」 Ginreilab Inc.; Shinko Chemical Co Ltd / EP公開公報のGoogle Patents表示は審査中。各国の最新状態は要確認。 出典
WO2019026284A1「Cell culture container, filter, sheet from which filter is cut, and method for manufacturing filter」 株式会社ギンレイラボ / 公開公報。各国の最新状態は要確認。 出典
WO2020039756A1「Cell culture chip and cell culture method using the same」 株式会社ギンレイラボほか / 日本で関連特許登録を確認。公開ファミリーにはJP・US・CN・EP等が含まれる。 出典
WO2024190227A1「Microphysiological system device」 Ginreilab Inc.; Sumitomo Riko Co Ltd / 公開公報。Google Patentsの表示ではWO案件はCeased。各国移行案件の状態は別途確認が必要。 出典

会社の規模

従業員2名(2024-11-27時点) 出典
資本金100万円(2017-10時点) 出典
大学との関係研究成果ベンチャー
公式サイトginreilab.jp

大学との関係

大学の認定
金沢医科大学 大学の研究成果を利用して活動中の大学発ベンチャーとして大学公式ページに掲載。掲載上の設立時期は2015年11月。 出典
ライセンス
金沢医科大学 会社公式サイトによると、大学知財を活用した細胞培養容器NICO-1シリーズの独占販売契約を締結。大学公式ページも同社を研究成果利用ベンチャーとして掲載。 出典

出資者(公開情報で確認できた1社)

公益財団法人石川県産業創出支援機構
公的機関・財団 1

会社や出資者の発表から確認した。出資者の種類は、AIが社名から付けたもの。個人の株主は載せていない。*は、出典のページで社名を機械的に照合できなかったもの。

調査日:2026-10-03
このページの出典:14件
法人番号:7220001010317
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