水と超臨界二酸化炭素で、コーヒーや茶葉をデカフェにする

超臨界二酸化炭素や水を使い、素材から有用成分を抽出・分離・精製する技術。受託開発から試作品製造、受託生産まで対応する。

超臨界技術センター株式会社 名古屋大学発 / 三重県 桑名市 / 2013年設立
研究発の技術 超臨界流体 超臨界二酸化炭素抽出 成分抽出・分離・精製 デカフェ グリーンケミストリー 受託開発・製造
実用化の段階
研究実証販売
超臨界CO2デカフェ設備を稼働し、受託加工とデカフェ抹茶等の公式通販販売を行い、実用化に対する受賞歴も公表している。
5製品
5提携・顧客
0特許
1出資者

しくみ

解こうとしている課題

成分の抽出・分離で広く使われる有機溶媒には、溶媒分離、廃液処理、残留溶媒などの環境・安全面の課題がある。また、国内でデカフェ加工できる設備が少なく、海外加工品への依存が課題だった。

どう動くか

二酸化炭素を温度と圧力で超臨界状態にすると、液体に近い密度で素材に浸透し、成分を溶かして取り出せる。デカフェでは原料を水で湿らせてから超臨界CO2に接触させ、カフェインを抽出。CO2からカフェインを分けた後、CO2を循環再利用し、原料を乾燥させる。同社は有機溶媒を使わず水とCO2で処理する独自プロセスを、コーヒー豆や茶葉に実用化している。

できるようになること

会社は、水やCO2を使う処理によって有機溶媒を使わない抽出・分離を進め、CO2の再利用や国内加工によるトレーサビリティ向上、納品までの輸送期間短縮を目指すとしている。コーヒーや茶葉以外の素材開発・資源利用にも受託技術を提供する。

技術の出自:名古屋大学大学院の超臨界流体技術に関する研究成果。研究分野は超臨界流体を用いた抽出・分離・精製。 出典1 出典2 出典3 出典4

使われる場面

  • 食品素材の抽出・精製
  • コーヒー生豆のデカフェ加工
  • 緑茶・紅茶・抹茶など茶葉のデカフェ加工
  • 機能性素材の回収・不純物除去
  • 材料リサイクルや有機溶媒代替プロセスの開発
  • 大学・研究機関やメーカー向けの試験、試作、スケールアップ

優位性の主張

会社の主張
会社は、GREEN DECAF PROCESS®を有機溶媒なしで水とCO2のみを使うプロセスとし、超臨界CO2デカフェを国内で初めて実用化したと主張している。 出典
会社の主張
会社は、茶葉の色合いや機能性成分の流出を抑える処理を開発し、抹茶のデカフェ加工に世界で初めて成功したと発表している。 出典
会社の主張
会社は、受託試験から試作品製造、受託生産、スケールアップや事業化検討まで支援できる設備・技術体制を強みとしている。 出典
第三者の評価
公益社団法人新化学技術推進協会は、コーヒー生豆と茶葉の脱カフェイン技術の確立・実用化を、第23回GSC賞ベンチャー・中小企業賞の対象業績として選定した。 出典

製品・サービス

販売中
超臨界流体技術サービス(受託試験・開発・試作品製造・受託生産)

超臨界流体を使う抽出・分離・精製について、適用性試験、プロセス実証、試作、スケールアップ、受託生産を支援する。 出典

素材・食品・化粧品・医薬品などのメーカー、研究機関
販売中
GREEN DECAF PROCESS® コーヒー豆デカフェ受託加工

超臨界CO2と水を使ってコーヒー生豆からカフェインを除去する受託加工。会社サイト記載の最小ロットは生豆7kg。 出典

コーヒー・飲料メーカー、コーヒー事業者
販売中
GREEN DECAF PROCESS® 茶葉デカフェ受託加工

緑茶、碾茶、紅茶などを対象に、試験・試作後に条件を調整してカフェインを除去する受託加工。 出典

茶生産者、茶・飲料メーカー、食品事業者
販売中
Green Decaf デカフェ伊勢抹茶

三重県産碾茶をGREEN DECAF PROCESS®で加工したデカフェ抹茶。公式通販で20g缶と50g袋を販売。 出典

一般消費者、カフェ・製菓用途の利用者
販売中
Green Decaf デカフェコーヒー

GREEN DECAF PROCESS®で加工したコーヒー豆・焙煎豆。公式通販で自社ブランド商品を扱うが、一部商品は販売休止・在庫状況により変動する。 出典

一般消費者、コーヒー事業者

これまでの歩み 新しい順

2025-06
助成
経済産業省 中部経済産業局「令和7年度 成長型中小企業等研究開発支援事業(Go-Tech)採択「細孔内粒子合成のための超臨界プラズマ装置の開発」」 出典
2025-06
共同開発
公益財団法人三重県産業支援センター:Go-Tech採択テーマ「細孔内粒子合成のための超臨界プラズマ装置の開発」の事業管理機関。 出典
2024-06
受賞
公益社団法人新化学技術推進協会「第23回グリーン・サステイナブル ケミストリー賞 ベンチャー・中小企業賞」 出典
2020-01
受賞
分離技術会「分離技術会 技術賞「超臨界二酸化炭素を用いたコーヒー豆からの脱カフェイン技術の工業化」」 出典
2017-01
顧客
株式会社エルシオン:同社にデカフェ加工を委託し、2017年に国内加工デカフェ製品を商品化したと紹介。 出典

提携先・顧客

顧客
株式会社エルシオン 同社にデカフェ加工を委託し、2017年に国内加工デカフェ製品を商品化したと紹介。 出典
提携
株式会社ケー・イー・シー 会社発表では、デカフェ事業は同社グループへ移管され、超臨界技術センターは技術部門として関与。 出典
共同開発
公益財団法人三重県産業支援センター Go-Tech採択テーマ「細孔内粒子合成のための超臨界プラズマ装置の開発」の事業管理機関。 出典
共同開発
国立大学法人東海国立大学機構 名古屋大学 Go-Tech採択テーマの連携機関として公表されている。 出典
共同開発
三重県工業研究所 Go-Tech採択テーマの連携機関として公表されている。 出典

特許

公開情報では確認できていない。

会社の規模

従業員9名(2024-01-30時点) 出典
資本金1,000万円 出典
大学との関係研究成果ベンチャー
公式サイトsctc.co.jp

大学との関係

大学の認定
名古屋大学 名古屋大学発ベンチャー称号を授与されたと公式発表しています。 出典
共同研究
名古屋大学 グループの発表によると、超臨界二酸化炭素抽出に関する研究成果の社会実装を目的に、名古屋大学と共同研究を続けていました。 出典
共同研究
東北大学 公式サイトは、国内外の研究施設との開発連携先として東北大学を挙げています。 出典
共同研究
熊本大学 公式サイトは、国内外の研究施設との開発連携先として熊本大学を挙げています。 出典
共同研究
チュラロンコン大学 公式サイトは、国内外の研究施設との開発連携先としてチュラロンコン大学を挙げています。 出典

出資者(公開情報で確認できた1社)

株式会社ケー・イー・シー
事業会社(CVCを含む) 1

会社や出資者の発表から確認した。出資者の種類は、AIが社名から付けたもの。個人の株主は載せていない。*は、出典のページで社名を機械的に照合できなかったもの。

調査日:2026-10-03
このページの出典:11件
法人番号:7190001021210
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