βグルカン粒子で成分を包み、水になじみやすくする

生物模倣化学を基盤に、β-1,3-1,6-グルカンをナノ粒子化して水に溶けやすくし、難水溶性の機能成分を包接する技術と、酵素反応や溶解性を調整する機能性ベタイン水溶液を開発・販売する。

株式会社B-Lab 甲南大学発 / 兵庫県 神戸市東灘区 / 2023年設立
研究発の技術 生物模倣化学 β-1,3-1,6-グルカン 多糖ナノ粒子 ナノカプセル 機能性ベタイン 難水溶性成分の可溶化
実用化の段階
研究実証販売
会社公式サイトは機能性ベタインとβ-1,3-1,6-グルカンの製造・販売を行うと明記し、第三者のライフサイエンス企業一覧にも各素材が掲載されている。
4製品
1提携・顧客
1特許
1出資者

しくみ

解こうとしている課題

β-グルカンは水に溶けにくく、機能成分も水系で扱いにくい場合がある。酵素や核酸などの生体分子についても、活性や安定性を調整する素材が求められている。

どう動くか

会社によると、食品添加物用途の酸とアルカリを用いてβ-1,3-1,6-グルカンをナノ粒子化し、ポリフェノールなどの成分を内部に包接する。機能性ベタインは水和能力が高く、適切な濃度では酵素の反応速度や安定性を高め、高濃度では難水溶性物質の溶解度を上げるという。大学研究では、β-グルカンナノ粒子にケルセチンを取り込む研究が報告されている。

できるようになること

会社・大学は、食品や化粧品などでβ-グルカンや難水溶性成分を水系で使う製品の開発、診断薬中の酵素反応の改善などへの利用を期待している。普及状況や製品ごとの効果は公表情報から確認できない。

技術の出自:甲南大学フロンティアサイエンス学部を中心とする生物模倣化学、糖鎖・多糖ナノ材料の研究。大学の研究課題「高水溶性β-グルカンナノ粒子への包接を利用したポリフェノールの生体吸収性の向上」。 出典1 出典2 出典3 出典4

使われる場面

  • 機能性食品・サプリメント素材
  • 化粧品・スキンケア素材
  • 医薬品成分の可溶化
  • 生化学・臨床診断キット中の酵素反応の調整
  • 農業・食品加工残渣からの有効成分抽出
  • 有害な有機溶媒を使わない化成品合成

優位性の主張

会社の主張
酸・アルカリを使う独自加工により、β-1,3-1,6-グルカンの水への溶けやすさを未処理品の約150倍にしたと説明している。 出典
会社の主張
高濃度でも界面活性剤のような泡立ちがなく、粘度が低い機能性ベタイン水溶液で、難水溶性物質の溶解度を高められると説明している。 出典
大学の発表
甲南大学は、大学の特許技術による加工で未処理時の約150倍水に溶けやすくなり、商品開発が期待されると紹介している。 出典

製品・サービス

販売中
機能性ベタイン水溶液

酵素の反応速度・安定性や難水溶性物質の溶解性を調整する機能性素材。 出典

生化学・臨床診断キット、食品、化粧品、医薬品などの事業者
販売中
高水溶性β-グルカン粉末・ナノ粒子

β-1,3-1,6-グルカンをナノ粒子化し、水溶性を高めた素材。 出典

食品、化粧品、医薬品などの事業者
販売中
機能成分内包β-グルカンナノ粒子

ポリフェノールなどの機能成分を包接し、水溶性を高めるβ-グルカン素材。 出典

食品、化粧品、医薬品などの事業者
販売中
共同研究・受託研究

生物模倣化学を活用した素材・用途開発の共同研究や受託研究。 出典

素材の可溶化や食品・植物系残渣の利活用を検討する企業など

これまでの歩み 新しい順

2024-10
助成
神戸ライフサイエンスギャップファンド補助金 出典
2024-09
海外
海外企業から問い合わせがあり、欧州・米国・アジアの化粧品メーカーとの接点を得て海外展開に向け動き始めたと説明。記事時点では展開準備段階で、海外顧客との成約や海外拠点は確認できない。 出典
2024-09
融資
株式会社日本政策金融公庫 出典
2024-02
助成
第24回ニュービジネス助成金 優秀賞(ヘルスケア部門)。100万円 出典
2023-08
助成
令和5年度ポストコロナ・チャレンジ支援事業 出典
2023-02
提携
甲南大学:同大学発ベンチャー第1号として認定。研究成果の事業化を目的に設立。 出典

提携先・顧客

提携
甲南大学 同大学発ベンチャー第1号として認定。研究成果の事業化を目的に設立。 出典

特許

1 件 出典
Google Patentsで会社名・大学名およびβ-グルカン関連語を検索して見つけた関連候補1件。出願人はB-Lab・甲南大学ではなく、同社製品との権利関係も未確認のため、同社保有特許件数を示すものではない。
主な分野βグルカン包摂物質、難水溶性生理活性物質の包接
共同出願人GREEN CHEMY株式会社、富士化工株式会社
JP2019213479A / JP7071224B2「βグルカン包摂物質とその製造方法」 富士化工株式会社、GREEN CHEMY株式会社 / 登録・有効(Google Patents表示)。B-Labまたは甲南大学が出願人であることは確認できず、同社技術との権利関係は未確認。 出典

会社の規模

従業員3名(2024-12-26時点) 出典
資本金550万円 出典
公式サイトb-lab-ltd.co.jp

大学との関係

大学の認定
甲南大学 甲南大学発ベンチャー認定第1号。大学の教育研究成果を事業化する企業として大学が掲載している。 出典

出資者(公開情報で確認できた1社)

公的機関・財団 1

会社や出資者の発表から確認した。出資者の種類は、AIが社名から付けたもの。個人の株主は載せていない。*は、出典のページで社名を機械的に照合できなかったもの。

調査日:2026-10-03
このページの出典:10件
法人番号:7140001128745
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