人工修飾核酸で配列を設計し、アンチセンス医薬の創出を目指す

大阪大学発の人工修飾核酸を使い、アンチセンス核酸医薬の配列設計や候補化合物の創出を支援する創薬プラットフォーム。

ルクサナバイオテク株式会社 大阪大学発 / 大阪府 吹田市 / 2017年設立
研究発の技術 アンチセンス核酸 核酸医薬 人工修飾核酸 AmNA scpBNA GuNA
実用化の段階
研究実証販売
共同創薬・技術ライセンス契約やモノマー供給事業が進み、一部契約ではマイルストン達成と収入発生が公表されている一方、自社脊髄損傷候補はAMED資料で非臨床とされ、承認医薬品の販売は確認できない。
6製品
9提携・顧客
5特許
16出資者

しくみ

解こうとしている課題

アンチセンス核酸創薬では、配列設計や修飾構造の選択に加え、毒性、生体内安定性、製造上の課題が開発を妨げることがある。

どう動くか

アンチセンス核酸は、標的RNAに結合して遺伝子の働きを調節する。同社は核酸の一部を架橋構造などで化学修飾したAmNA、scpBNA、GuNA、5′-CPを用いる。会社は、これらの修飾により標的RNAへの結合力や分解されにくさを高め、毒性を抑えることを目指すと説明している。修飾の種類や配列設計を組み合わせ、疾患に応じた候補を探索する。

できるようになること

会社は、既存の治療法が乏しい疾患に対する核酸医薬の創出と実用化を目指す。AMED資料では、脊髄損傷後の神経軸索再生を妨げる要因を標的とする非臨床開発が報告されている。

技術の出自:大阪大学大学院薬学研究科 生物有機化学分野の研究成果。関連する創薬研究には、医薬基盤・健康・栄養研究所や愛知医科大学などとの共同研究がある。 出典1 出典2 出典3

使われる場面

  • アンチセンス核酸医薬の創薬
  • 神経疾患・神経難病
  • 脊髄損傷
  • 難聴
  • 筋疾患
  • がん
  • 核酸医薬向け人工修飾核酸の製造・供給

優位性の主張

会社の主張
AmNA、scpBNA、GuNA、5′-CPなど特徴の異なる修飾核酸を保有し、標的RNAへの結合力やヌクレアーゼ耐性の向上、肝毒性または神経毒性の低減を目指すと説明している。 出典
会社の主張
配列設計、候補化合物のスクリーニング・最適化、修飾核酸の提供を組み合わせ、製薬企業やアカデミアとの創薬を支援する。 出典
第三者の評価
大阪大学との研究成果に基づくアンチセンス核酸を用いた脊髄損傷治療薬開発が、AMED事業の成果資料で非臨床段階として紹介されている。 出典

製品・サービス

販売中
LuxiAP®

同社のXNA修飾技術と配列設計を組み合わせ、アンチセンス核酸の候補探索・最適化を支援する創薬プラットフォーム。 出典

製薬会社、バイオベンチャー、疾患標的を持つアカデミア
販売中
XNAs技術ライセンス・共同創薬

対象遺伝子や疾患に応じ、XNA技術のライセンスやアンチセンス核酸の共同探索・最適化を提供。 出典

製薬会社、核酸創薬を行う企業・研究機関
販売中
XNAsモノマー供給

アンチセンス核酸への組み込みに用いる人工修飾核酸のモノマーユニットを供給する事業。 出典

製薬会社、バイオベンチャー、核酸製造会社
研究段階
アンチセンス核酸を用いた脊髄損傷治療薬

脊髄損傷後の軸索再生を妨げるコンドロイチン硫酸の生合成を標的とする自社創薬候補。 出典

研究段階
アンチセンス核酸による難聴治療薬候補

東北大学との共同研究で、特定遺伝子を標的とする難聴治療薬の創出を目指す。 出典

試験導入
人工修飾核酸アミダイト GuNA™

GuNAを含むオリゴ核酸の製造・販売に関するライセンス供与を通じ、商用供給を目指す。 出典

核酸医薬を研究・開発する製薬会社、バイオ企業、研究機関

これまでの歩み 新しい順

2026-08
海外提携
フランス:フランスの製薬会社セルヴィエと神経疾患領域の共同研究を実施し、2026年にライセンスオプション付き共同研究契約を締結。 出典
2026-08
共同開発
セルヴィエ:神経疾患領域の共同創薬を実施。2026年にライセンスオプション付き共同研究へ進展。 出典
2026-06
海外提携
ドイツ:ドイツのBioSpringとのXNAパートナーシップを拡張し、同社がルクサナのGuNAアミダイトを含むオリゴヌクレオチドを製造可能となった。 出典
2026-03
共同開発
KHネオケム株式会社:糖鎖技術と人工核酸技術を組み合わせた送達最適化の共同研究を開始。 出典
2026-02
受賞
特許庁 IP BASE「第7回 IP BASE AWARD スタートアップ部門ファイナリスト」 出典
2025-12
共同開発
BioSpring GmbH:XNA修飾核酸の製造ライセンス提携と、非公開標的のASO共同創薬を実施。 出典
2025-08
海外出展
米国:ボストン開催の核酸医薬関連サミットで発表予定と告知。 出典
2025-08
資金調達
シリーズC セカンドクローズ。1.5億円。三菱UFJキャピタル株式会社、住商ファーマインターナショナル株式会社、株式会社神戸大学キャピタル、SBI大学発ベンチャー育成支援株式会社、ミライドア株式会社 出典
残りの15件を表示
2024-11
海外出展
スウェーデン:ストックホルム開催のBIO-EUROPEへの参加を告知。 出典
2024-09
資金調達
シリーズC ファーストクローズ。2.4億円。DCIパートナーズ株式会社、東北大学ベンチャーパートナーズ株式会社、大阪大学ベンチャーキャピタル株式会社 出典
2024-09
助成
日本医療研究開発機構(AMED)「令和6年度スマートバイオ創薬等研究支援事業「革新的核酸医薬技術を基盤とした神経・筋難病治療薬の開発」」 出典
2024-06
共同開発
株式会社レナサイエンス:遺伝性神経難病の治療を目指すアンチセンス核酸の研究開発契約を締結。 出典
2024-06
共同開発
住友ファーマ株式会社:RPS25遺伝子を調節するアンチセンス核酸に関する共同出願が確認された。 出典
2023-12
共同開発
東北大学オープンイノベーション事業戦略機構:特定遺伝子を標的とするアンチセンス核酸による難聴治療薬の共同研究。 出典
2023-03
共同開発
愛知医科大学:コンドロイチン硫酸生合成を標的とするアンチセンス核酸の共同研究・共同出願。 出典
2022-10
助成
中小企業庁「成長型中小企業等研究開発支援事業(Go-Tech)「新規修飾核酸の工業的製法の確立を指向した研究開発」」 出典
2021-12
資金調達
シリーズB。12.2億円。新生キャピタルパートナーズ株式会社、大阪大学ベンチャーキャピタル株式会社、みずほキャピタル株式会社、日本ベンチャーキャピタル株式会社、株式会社ヘルスケア・イノベーション、UBE株式会社 出典
2020-02
融資
日本政策金融公庫 資本性ローン(2019年9月・11月実行)。1.3億円。日本政策金融公庫 出典
2020-02
資金調達
シリーズA。6.5億円。大阪大学ベンチャーキャピタル株式会社、日産化学株式会社、住商ファーマインターナショナル株式会社、みずほキャピタル株式会社、池田泉州キャピタル株式会社 出典
2019-04
助成
日本医療研究開発機構(AMED)「医療研究開発革新基盤創成事業(CiCLE)「アンチセンス核酸を用いた脊髄損傷治療薬の開発」」 出典
2018-07
共同開発
日産化学株式会社:両社の創薬基盤技術を用いた新規核酸医薬候補品の共同研究契約。 出典
2018-04
共同開発
国立大学法人大阪大学:核酸化学技術のライセンス元であり、創薬・製造技術の共同研究先。 出典
2018-03
資金調達
シード出資。1億円。大阪大学ベンチャーキャピタル株式会社 出典

提携先・顧客

共同開発
セルヴィエ 神経疾患領域の共同創薬を実施。2026年にライセンスオプション付き共同研究へ進展。 出典
共同開発
BioSpring GmbH XNA修飾核酸の製造ライセンス提携と、非公開標的のASO共同創薬を実施。 出典
共同開発
KHネオケム株式会社 糖鎖技術と人工核酸技術を組み合わせた送達最適化の共同研究を開始。 出典
共同開発
株式会社レナサイエンス 遺伝性神経難病の治療を目指すアンチセンス核酸の研究開発契約を締結。 出典
共同開発
東北大学オープンイノベーション事業戦略機構 特定遺伝子を標的とするアンチセンス核酸による難聴治療薬の共同研究。 出典
共同開発
日産化学株式会社 両社の創薬基盤技術を用いた新規核酸医薬候補品の共同研究契約。 出典
残りの3件を表示
共同開発
住友ファーマ株式会社 RPS25遺伝子を調節するアンチセンス核酸に関する共同出願が確認された。 出典
共同開発
愛知医科大学 コンドロイチン硫酸生合成を標的とするアンチセンス核酸の共同研究・共同出願。 出典
共同開発
国立大学法人大阪大学 核酸化学技術のライセンス元であり、創薬・製造技術の共同研究先。 出典

特許

5 件 出典
Google Patentsで出願人名を検索し、本調査で内容まで確認できた公開公報・特許ファミリーの件数。全出願の網羅数ではない。
主な分野架橋型・人工修飾核酸、アンチセンスオリゴヌクレオチド設計、中枢毒性低減、疾患標的ASO
海外出願True
WO2023176920A1 — コンドロイチン硫酸生合成を阻害するアンチセンス核酸 ルクサナバイオテク株式会社、愛知医科大学 / 国際公開。各国移行・審査状況は公開公報参照 出典
WO2022234855A1 — 中枢毒性が低減したオリゴヌクレオチドの設計方法 ルクサナバイオテク株式会社 / 国際公開。関連する日本・欧州出願を確認 出典
WO2024257847A1 — RPS25遺伝子の発現及び/又は機能を調節するアンチセンスオリゴヌクレオチド ルクサナバイオテク株式会社、住友ファーマ株式会社 / 国際公開。日本・欧州・中国等で公開・審査中の出願あり 出典
WO2024071099A1 — オリゴヌクレオチドの中枢毒性を低減する設計方法 ルクサナバイオテク株式会社 / 国際公開。日本・欧州出願は審査中 出典
JPWO2020027227A1 — オリゴヌクレオチドを含む小細胞肺癌治療剤 ルクサナバイオテク株式会社、大阪大学、医薬基盤・健康・栄養研究所 / 米国特許登録あり。日本・各国の状態は公報参照 出典

会社の規模

従業員23名(2025-07-28時点) 出典
資本金9,000万円(2026-10時点) 出典
大学との関係研究成果ベンチャー
公式サイトluxnabiotech.co.jp
決算期売上高純利益純資産総資産
2025-10-31—-2.33億円—6.61億円 出典
2024-10-31—-2.31億円—7.68億円 出典
2023-10-31—-5.47億円—7.61億円 出典

決算公告など、公表された数字だけ。

大学との関係

ライセンス
大阪大学 大阪大学薬学部で開発された修飾核酸技術のライセンスを受け、創薬プラットフォームに活用。 出典
共同研究
大阪大学 大阪大学、ルクサナバイオテク、ナード研究所の共同体制で、核酸医薬原料5'-CPアミダイトの工業的製法確立を目指す研究開発を実施。 出典
大学の出資
大阪大学 大阪大学ベンチャーキャピタルが運営するファンドを通じて出資を受けたことが公表されている。 出典
大学の施設
大阪大学 大阪大学テクノアライアンス棟に事務所・研究所を置く。 出典

出資者(公開情報で確認できた16社)

事業会社(CVCを含む) 3独立系VC 5銀行・金融機関系 4大学系(大学VC・大学) 3公的機関・財団 1

会社や出資者の発表から確認した。出資者の種類は、AIが社名から付けたもの。個人の株主は載せていない。*は、出典のページで社名を機械的に照合できなかったもの。

調査日:2026-10-03
このページの出典:32件
法人番号:7120901039358
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