糖鎖のフコースを減らした抗体で、がん免疫を高める治療薬を開発する
脱フコース化したヒト化抗CD4抗体IT1208を用い、CD4陽性T細胞を一時的に減らして腫瘍免疫を高める抗体創薬技術。
研究発の技術 抗体医薬 抗CD4抗体 腫瘍免疫 ADCC 固形がん 創薬
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実用化の段階
研究実証販売
IT1208は進行固形がん患者11人を対象に第I相試験が実施され、2019年に結果が公表されたが、販売開始や承認は確認できない。
1製品
4提携・顧客
7特許
2出資者
しくみ
解こうとしている課題
進行固形がんでは腫瘍内の免疫抑制により抗腫瘍免疫が弱まる課題があり、IT1208はCD4陽性T細胞を一時的に除去して免疫状態を変えることを目指しています。
どう動くか
IT1208はCD4に結合するヒト化IgG1抗体で、抗体の糖鎖からフコースを減らすことで、免疫細胞が標的細胞を攻撃するADCC活性を高めています。CD4陽性T細胞を一時的に除去し、抑制されていたCD8陽性T細胞を中心とする抗腫瘍免疫を促す設計です。会社は、抗体に組み込んだポテリジェント技術によってADCC活性を100倍以上に高めると説明しています。
できるようになること
第I相試験では11人中1人に部分奏効、2人に3か月以上の病勢安定が報告されました。研究報告は、免疫チェックポイント阻害薬との併用を含む追加検討の根拠となる可能性を示していますが、現時点で承認薬や販売品としての普及は確認できません。
技術の出自:東京大学大学院医学系研究科 分子予防医学分野を中心とする研究。東京理科大学 生命医科学研究所 炎症・免疫難病制御部門が臨床研究に参加。 出典1 出典2 出典3 出典4
使われる場面
- 固形がんの抗体医薬
- 造血幹細胞移植後の移植片対宿主病(GVHD)
- 炎症性疾患
- 診断・研究用技術
優位性の主張
製品・サービス
これまでの歩み 新しい順
2017-03
規制・認証
IT1208の進行・再発固形がんを対象とする第I相臨床試験(UMIN000026564として登録され、2019年に第I相試験結果が論文公表された。医薬品の製造販売承認は確認できず。) 出典
提携先・顧客
提携
小野薬品工業株式会社 IT1208を独占的に評価し、ライセンス交渉するオプション契約を締結。 出典
共同開発
国立大学法人東京大学 抗CD4抗体の研究と固形がん治療に関する共同研究・特許出願。 出典
実証
国立研究開発法人国立がん研究センター東病院 進行固形がん患者を対象としたIT1208第I相医師主導治験を実施。 出典
特許
主な分野抗CD4抗体による固形がん治療、免疫チェックポイント薬の副作用低減、抗CD4抗体の治療効果評価、単一細胞核酸解析、抗ウイルス薬、医薬組成物
海外出願True
EP3132802B1 / Therapeutic agent for solid cancer IDAC Theranostics Inc.; The University of Tokyo / 登録後、Google Patents上の表示はNot-in-force 出典
US10746726B2 / Method for assessing therapeutic effect of anti-cancer agent having anti-CD4 antibody as active ingredient IDAC Theranostics Inc.; The University of Tokyo / 登録 出典
US11168137B2 / Method for reducing side effects of immune checkpoint control agent IDAC Theranostics Inc.; The University of Tokyo / 登録 出典
US10738352B2 / Method for analyzing nucleic acid derived from single cell IDAC Theranostics Inc. / 登録 出典
残りの3件を表示
US10709727B2 / Antiviral drugs IDAC Theranostics Inc.(その後Purotech Bio Inc.への譲渡記録あり) / 登録。Google Patents上の現状表示はActive 出典
JPWO2020013133A1 / Portable microwell plate for single cell analysis and cell lysate containing gelling agent IDAC Theranostics Inc. / 出願公開。Google Patents上の表示はWithdrawn 出典
US20190315775A1 / Modified phenylphthalimide and pharmaceutical composition having same as active ingredient Keio University; IDAC Theranostics Inc. / 出願公開 出典
会社の規模
決算公告など、公表された数字だけ。
大学との関係
出資者(公開情報で確認できた2社)
事業会社(CVCを含む) 1大学系(大学VC・大学) 1
会社や出資者の発表から確認した。出資者の種類は、AIが社名から付けたもの。個人の株主は載せていない。*は、出典のページで社名を機械的に照合できなかったもの。
同じ研究室から生まれた会社
東京理科大学 総合研究院 生命医科学研究所イムノジェネテクス