植物残渣を処理してセルロースを回収し、素材や製品に生かす

農業残渣や植物廃材を処理し、セルロース系素材として回収する技術。抽出原料の供給と、素材・製品の受託開発にも展開する。

トレ食株式会社 北海道大学発 / 福島県 南相馬市 / 2018年設立
研究発の技術 セルロース バイオマス 加水分解 酵素分解 連続処理装置 資源循環
実用化の段階
研究実証販売
セルロース配合カトラリーは2024年10月に販売開始され、もみ殻配合トレー等も学校給食・ホテルで採用されたと会社が公表している。
4製品
5提携・顧客
2特許
2出資者

しくみ

解こうとしている課題

農業残渣や食品廃材など、処分されている植物資源を有効利用し、石油由来プラスチック原料への依存や廃棄物を減らす。

どう動くか

植物残渣を粉砕・前処理し、加水分解や酵素分解などでセルロース以外の成分を分解・溶解させ、ろ過等でセルロースを回収する。会社資料は薬剤を使わない熱処理・加水分解等を説明し、連続処理装置による低コスト・大量処理を特徴として挙げる。北海道大学との共同研究も公表されている。

できるようになること

農業残渣などをセルロース素材や製品に活用し、廃棄物処理の負担軽減と地域資源の循環につなげることを目指す。環境省は、同社の取組を循環型社会と脱炭素の推進に資するものと紹介している。

技術の出自:北海道大学との共同研究(セルロース分解・バイオマス有効利用)。公開資料では学部・研究室名を特定できず。 出典1 出典2 出典3 出典4

使われる場面

  • 農業残渣・食品廃材の資源化
  • プラスチック代替・樹脂複合材料
  • 紙製品・包装・自治体向けごみ袋等
  • カトラリー、トレー、取り皿等の生活用品
  • 素材・製品開発の受託研究
  • 水産飼料向け魚粉代替原料の開発・実証

優位性の主張

会社の主張
薬剤を使わず熱処理・加水分解・酵素分解等でセルロースを製造し、独自の開放型圧力・攪拌装置により生産量向上とコスト低減を実現したと説明している。 出典
会社の主張
もみ殻由来セルロースの純度90%超を達成したと報告している(2026年3月の会社活動報告。測定条件の詳細は同報告に記載なし)。 出典
第三者の評価
環境省は、農業系残渣から化学薬品を使わずセルロースを抽出する技術として紹介している。 出典

製品・サービス

販売中
トレ食セルロース(セルロース原料)

農業残渣や植物廃材から製造するセルロース系素材。樹脂・紙などの原料として供給・販売。 出典

樹脂・紙製品メーカー、素材を使った製品の開発企業
販売中
植物性素材配合カトラリー

竹やトマトの葉・茎などから抽出したセルロースを配合したカトラリー。2024年に販売開始。 出典

環境配慮型製品を求める法人・一般消費者
販売中
セルロース利用製品の受託研究・開発

廃材からのセルロース抽出や、セルロースを使った素材・製品の開発を受託。 出典

素材・製品の開発を行う企業、自治体等
販売中
機械テスト・受託加工

同社設備を使った原料加工や機械テストを提供。 出典

植物残渣の加工・素材化を検討する企業等

これまでの歩み 新しい順

2025-06
助成
福島県「令和7年度 地域復興実用化開発等促進事業費補助金(継続)」 出典
2025-05
助成
福島県再生可能エネルギー等導入促進支援事業費の交付。福島県 出典
2025-04
資金調達
ヤマタネによる出資。金額は非公表。株式会社ヤマタネ 出典
2025-04
助成
福島県産業振興センター成長型中小企業等研究開発支援事業補助金。公益財団法人福島県産業振興センター 出典
2025-03
共同開発
新みやぎ農業協同組合:未利用バイオマスの活用協定に基づき、籾殻等の活用に取り組む。 出典
2025-03
資本提携
株式会社ヤマタネ:2025年3月にトレ食へ出資し、籾殻セルロースの抽出・販売事業を開始。 出典
2025
受賞
東北ニュービジネス協議会「第31回 東北ニュービジネス大賞 東北アントレプレナー大賞」 出典
2024-10
助成
福島国際研究教育機構(F-REI)農林水産研究推進事業の委託・補助金。福島国際研究教育機構(F-REI) 出典
残りの7件を表示
2024-10
助成
農林水産省「令和5年度 農林水産省中小企業イノベーション創出推進事業(フェーズ3基金)第1回公募」 出典
2024-10
規制・認証
水産飼料向け魚粉代替原料(農林水産省事業で開発・実証研究を実施。個別の規制承認・届出状況は公開資料で確認できず。) 出典
2023-10
共同開発
国立研究開発法人産業技術総合研究所:セルロース素材の特性評価や新素材の研究開発で連携。 出典
2023-01
受賞
ふくしまベンチャーアワード「ふくしまベンチャーアワード2022 最優秀賞」 出典
2023
受賞
福島県「第2回 FUKUSHIMA NEXT 福島県知事賞」 出典
2021-03
資金調達
株式投資型クラウドファンディング(新株予約権型)。1,881万円 出典
2018-10
共同開発
株式会社菊池製作所:セルロース分解技術を実用化する機械の連携開発。会社沿革では株主としても記載。 出典

提携先・顧客

共同開発
国立大学法人北海道大学 セルロース分解技術・装置の共同研究開発を公表。 出典
共同開発
株式会社菊池製作所 セルロース分解技術を実用化する機械の連携開発。会社沿革では株主としても記載。 出典
共同開発
国立研究開発法人産業技術総合研究所 セルロース素材の特性評価や新素材の研究開発で連携。 出典
共同開発
新みやぎ農業協同組合 未利用バイオマスの活用協定に基づき、籾殻等の活用に取り組む。 出典
資本提携
株式会社ヤマタネ 2025年3月にトレ食へ出資し、籾殻セルロースの抽出・販売事業を開始。 出典

特許

2 件 出典
Google Patentsで出願人名「トレ食株式会社」「TORESYOKU CO., LTD.」を検索し、確認できた同社名義の特許2件。Gビズインフォの法人活動特許データは2013~2022年出願分に限定されるため、全件数を保証しない。
主な分野非木材・農水産残渣からのセルロース抽出、アボカドオイルの製造・酸化劣化抑制
JP7836606B1/JP2025178371A「非木材セルロース、及びその利用方法」 トレ食株式会社 / 登録(Active) 出典
JP7385305B2/JP2023125616A「アボカドオイル及びその製造方法」 トレ食株式会社 / 登録(Active) 出典

会社の規模

従業員21名(2026-03-24時点) 出典(Gビズインフォ)
資本金2.75億円(2025-04-03時点) 出典
大学との関係共同研究ベンチャー
公式サイトsyokulabo.jp
決算期売上高純利益純資産総資産
2022-04-30—-1.52億円—2.64億円 出典
2021-04-30—-3,161万円—2.6億円 出典
2020-04-30—484万円—5,909万円 出典

決算公告など、公表された数字だけ。

大学との関係

大学の認定
北海道大学 北海道大学の「北大発認定スタートアップ企業」一覧に掲載。 出典
共同研究
北海道大学 セルロース分解技術の共同研究、およびセルロース分解機械の共同開発を公表。 出典

出資者(公開情報で確認できた2社)

事業会社(CVCを含む) 2

会社や出資者の発表から確認した。出資者の種類は、AIが社名から付けたもの。個人の株主は載せていない。*は、出典のページで社名を機械的に照合できなかったもの。

調査日:2026-10-03
このページの出典:26件
法人番号:7010401138811
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