るつぼを使わず原料を直接溶かし、単結晶を育てる炉

単結晶を育てる炉と制御装置の開発・製造。高周波誘導加熱で原料を直接溶かするつぼ不要の方式や、自動径制御・遠隔制御を含む。

株式会社EXA 宮城県 仙台市青葉区
研究発の技術 単結晶育成 結晶製造装置 高周波誘導加熱 るつぼフリー スカルメルト チョクラルスキー法
実用化の段階
研究実証販売
会社公式サイトに複数の結晶育成炉が製品として掲載され、SMRJの企業紹介にも結晶材料の引上げ装置の開発・製造・販売が記載されている。個別の販売先・販売実績は公開情報で確認できなかった。
5製品
4提携・顧客
0特許
0出資者

しくみ

解こうとしている課題

高品質な単結晶の製造では、高価な貴金属るつぼの費用や、るつぼからの不純物混入が課題となる。EXAはるつぼを使わない加熱方式や制御性の高い結晶育成装置で、材料・装置の選択肢を広げようとしている。

どう動くか

一般的な育成炉では、るつぼを加熱して原料を溶かします。EXAのスカルメルト炉は、コイルに流れる電流が作る磁場で原料を直接加熱・溶融し、貴金属るつぼを使わずに結晶を育てます。会社は、るつぼ費用や不純物混入を抑え、雰囲気ガスの選択肢を広げられると説明しています。チョクラルスキー炉では、結晶径の自動制御とIoTによるアクセス制御も提供しています。

できるようになること

会社は、るつぼ費用や不純物混入の低減、雰囲気ガスの選択肢拡大を利点として挙げている。福島県の開発事例では、EXAを含む連携企業が結晶製造装置等を開発し、核医学機器向け結晶や廃炉現場の放射線計測システムの実用化を目指している。

技術の出自:東北大学 未来科学技術共同研究センター(NICHe)の吉川プロジェクト、金属材料研究所の先端結晶工学分野に関連する結晶育成研究。大学の評価資料では、EXAは関連研究成果の社会実装を担う結晶製造装置の企業として記載されている。 出典1 出典2 出典3 出典4

使われる場面

  • 酸化物単結晶・新結晶材料の育成
  • レーザー材料・光学用途のフッ化物結晶
  • 半導体・電子デバイス材料
  • 核医学機器向けシンチレータ結晶の製造装置開発

優位性の主張

会社の主張
スカルメルト炉は原料を磁場で直接加熱するため貴金属るつぼが不要となり、低コスト化、不純物混入の低減、雰囲気ガスの選択肢拡大が可能と会社が説明している。
会社の主張
チョクラルスキー炉に独自のADC(Automatic Diameter Control)を備え、自動育成とIoTによる随時アクセス可能な制御を実現したと会社が説明している。

製品・サービス

販売中
Czochralski Furnace

チョクラルスキー法で単結晶を育てる炉。ADCによる自動径制御とIoT制御を備える。

販売中
Bridgeman Furnace

るつぼを温度勾配のある炉内で移動させ、一方向凝固で結晶を育てる装置。

販売中
Micro-Plling down Furnace

るつぼ底のダイから原料を供給し、シードを引き下げて結晶を育てる装置。

販売中
Skull Melting Furnace

誘導電流による磁場で原料を直接溶融し、貴金属るつぼを使わずに結晶を育てる炉。

販売中
Fluoride Furnace

フッ化物材料を温度・雰囲気制御下で溶融し、レーザー・光学用途などの結晶を育てる炉。

これまでの歩み 新しい順

2025-04
助成
令和7年度福島県地域復興実用化開発等促進事業費補助金(合金ワイヤー製造法)。福島県 出典
2024-06
助成
令和6年度福島県地域復興実用化開発等促進事業費補助金(合金ワイヤー製造法)。福島県 出典
2023-04
助成
令和5年度福島県地域復興実用化開発等促進事業費補助金(放射線イメージングシステム)。福島県 出典
2022-04
助成
令和4年度福島県地域復興実用化開発等促進事業費補助金(放射線イメージングシステム)。福島県 出典
2021-10
助成
令和3年度福島県地域復興実用化開発等促進事業費補助金(放射線イメージングシステム)。福島県 出典
2020-07
助成
令和2年度福島県地域復興実用化開発等促進事業費補助金。福島県 出典
2019-07
助成
令和元年度福島県地域復興実用化開発等促進事業費補助金。福島県 出典
2018-11
助成
平成30年度福島県地域復興実用化開発等促進事業費補助金。福島県 出典

提携先・顧客

共同開発
株式会社C&A 福島県の放射線イメージング開発で、EXAとともに結晶関連材料・装置開発に参加。 出典
共同開発
株式会社スター精機 福島県の廃炉・除染向け放射線イメージング開発にEXAと参加。 出典
共同開発
国立研究開発法人日本原子力研究開発機構 放射線イメージングの実証試験に協力。EXAは連携企業として記載。 出典
共同開発
国立大学法人福島大学 放射線イメージングの実証試験に協力。EXAは連携企業として記載。 出典

特許

公開情報では確認できていない。
主な分野結晶育成装置、高周波誘導加熱、単結晶材料

会社の規模

従業員2名 出典
資本金950万円
公式サイトexa-inc.com

大学との関係

大学の認定
東北大学 東北大学のNICHeが「NICHe発ベンチャー企業」として掲載。大学研究プロジェクト由来の結晶育成技術の事業化に関わる企業として紹介されています。 出典
大学の施設
東北大学 中小機構の東北大学連携ビジネスインキュベータ(T-Biz)の入居企業として掲載されています。 出典
調査日:2026-10-03
このページの出典:7件
法人番号:6370001042016
内容の誤りを知らせる