ドナー由来の免疫細胞を培養し、固形がん向け治療薬を目指す

遺伝子改変を使わず、独自の培養法で末梢血由来の高活性なNK様細胞を製造し、固形がん向けの他家細胞治療薬にする技術。

株式会社ガイアバイオメディシン 九州大学発 / 福岡県 福岡市東区 / 2015年設立
研究発の技術 がん免疫療法 NK様細胞 細胞治療 他家細胞 末梢血単核球 細胞培養・増幅
実用化の段階
研究実証販売
GAIA-102は複数の臨床試験に進んでいるが、jRCTでは未承認製品とされ、販売開始や承認の公表は確認できない。
2製品
5提携・顧客
5特許
11出資者

しくみ

解こうとしている課題

難治性固形がんでは、既存治療で十分な効果が得られない患者や、細胞治療に必要な細胞の量産・供給が課題となる。会社は特に小児神経芽腫や腹膜播種などを開発対象としている。

どう動くか

患者本人ではなく健康なドナー由来の末梢血単核球を培養・増幅して細胞製剤を作り、凍結保存して必要時に投与する。会社は、遺伝子改変なしで細胞傷害活性と固形がん組織への浸潤能を得ること、複数ドナー由来細胞を混合培養することによる活性の安定化を特徴として挙げる。これらの性能・優位性は会社の説明であり、臨床的有効性は治験で評価中。

できるようになること

実用化されれば、患者ごとの細胞採取・製造を待たずに投与できる他家細胞治療の選択肢となり、難治性固形がんへの治療アクセス拡大を目指す。現時点では治験段階で、効果や普及への影響は確立していない。

技術の出自:九州大学大学院薬学研究院のNK様細胞研究成果を基盤とする。九州大学発スタートアップ。 出典1 出典2 出典3 出典4

使われる場面

  • がん免疫細胞療法
  • 小児固形がん(神経芽腫)
  • 腹膜播種(胃がん・膵がん)
  • 進行・再発非小細胞肺がん

優位性の主張

会社の主張
遺伝子改変なしの独自培養により、固形がん治療に必要な細胞傷害活性と浸潤能を同時に得ると会社は説明。 出典
会社の主張
複数ドナー由来PBMCの混合培養は「世界初」で、個体差を抑えて安定した高活性製造を実現すると会社は主張。 出典
第三者の評価
AMED資料は、独自培養で高活性化したNK様CD3陰性細胞を開発し、固形がん集塊内への集積・存続が期待されると紹介。 出典

製品・サービス

実証
GAIA-102(fulamleucel)

他家末梢血単核球由来のNK様CD3陰性細胞を用いる、凍結保存可能な固形がん向け再生医療等製品候補。 出典

治験実施医療機関・難治性固形がん患者(承認後の想定。販売対象として未確定)
研究段階
GAIA-151

GAIA-102を基盤に、増殖率向上とIL-2アンカリングを組み合わせた次世代の固形がん向け細胞製剤候補。 出典

固形がん領域の患者・医療機関(開発目標)

これまでの歩み 新しい順

2025-12
提携
福岡地所株式会社:九州大学病院キャンパス内のエフラボ九大病院への入居が決定。 出典
2025-09
受賞
日本胃癌学会「第97回日本胃癌学会総会 優秀演題賞(GAIA-102腹膜播種の医師主導治験中間報告)」 出典
2025-09
規制・認証
GAIA-102(胃がん・膵がん腹膜播種)(医師主導治験の中間報告が公表されている。承認取得は確認できず。) 出典
2025-07
資金調達
シリーズD。19.3億円。UntroD Capital Japan株式会社、JICベンチャー・グロース・インベストメンツ株式会社 出典
2025-07
資本提携
JICベンチャー・グロース・インベストメンツ株式会社:2025年7月に同社への出資を公表。 出典
2024-12
実証
久留米大学病院:GAIA-102の進行・再発非小細胞肺がん治験に関する審査記録を公表。 出典
2024-09
海外出展
スペイン:バルセロナ開催のESMO 2024で、GAIA-102の臨床試験中間報告が発表されると告知。同社は試験薬を提供。 出典
2024-05
海外出展
米国:シカゴ開催のIMMUNOLOGY 2024で、GAIA-102に関する研究成果が発表された。 出典
残りの7件を表示
2022-03
海外出展
米国:サンディエゴで開催されたInnate Killer Summit 2022で、同社のGAIA-102に関する研究開発内容を発表。 出典
2021-10
規制・認証
GAIA-102(進行・再発非小細胞肺がん)(jRCT登録の第I/II相企業治験。未承認の再生医療等製品で、登録情報に承認番号なし。) 出典
2021-09
資金調達
シリーズB。13億円。三菱UFJキャピタル株式会社、大阪大学ベンチャーキャピタル株式会社、CEJキャピタル株式会社、SBIインベストメント株式会社、久光製薬株式会社 出典
2020-02
資金調達
シリーズA。金額は非公表。ダイダン株式会社、三菱UFJキャピタル株式会社 出典
2020-01
資本提携
三菱UFJキャピタル株式会社:2020年の厚労省資料で同社との医療系ベンチャー支援事例として掲載。 出典
2019-09
資金調達
第三者割当増資(ラウンド名不明)。金額は非公表。QBキャピタル合同会社、三菱UFJキャピタル株式会社 出典
2018-02
資金調達
戦略的投資。金額は非公表。株式会社ヘリオス 出典

提携先・顧客

実証
九州大学病院 GAIA-102の臨床試験実施機関として登録。 出典
実証
久留米大学病院 GAIA-102の進行・再発非小細胞肺がん治験に関する審査記録を公表。 出典
提携
福岡地所株式会社 九州大学病院キャンパス内のエフラボ九大病院への入居が決定。 出典
資本提携
三菱UFJキャピタル株式会社 2020年の厚労省資料で同社との医療系ベンチャー支援事例として掲載。 出典
資本提携

特許

5 件 出典
Google Patents、J-GLOBAL、社名・英語名の検索で今回確認できた代表的な公開公報・出願を5件記録。全件数ではない。gBizINFOの特許表示は0件。
主な分野NK細胞・NK様細胞の製造と増幅、細胞の活性化・処理、細胞医薬品および抗体との結合、スフェロイド培養
海外出願True
特開2021-035400「NK細胞を含む細胞集団の製造方法」 株式会社ガイアバイオメディシン / 公開公報(出願中か登録済みかはこの資料だけでは未確認) 出典
EP3623467A4「Highly active NK cell and its use」 GAIA BioMedicine Inc. / 欧州出願公開。Google Patents記載の最終状態は要確認。 出典
EP3425043A4「Spheroids regularly disposed and of uniform size, and use thereof」 GAIA BioMedicine Inc. / 欧州出願はGoogle Patents上でWithdrawn。 出典
US20230256019A1「Method for stabilizing binding of NK cell and antibody, and use thereof」 GAIA BioMedicine Inc. / 米国公開出願。 出典
WO2020152661A1「Production method for cell population including NK cells」 株式会社ガイアバイオメディシン / 国際公開。 出典

会社の規模

従業員17名(2026-04-25時点) 出典(Gビズインフォ)
資本金1,000万円 出典
公式サイトgaia-biomed.com
決算期売上高純利益純資産総資産
2025-07-31—-6.09億円—22.38億円 出典
2024-07-31—-5.34億円—8.74億円 出典
2023-07-31—-4.12億円—14.18億円 出典

決算公告など、公表された数字だけ。

大学との関係

共同研究
九州大学 九州大学の研究成果を基盤に開発され、大学の研究シーズ紹介では同社と共同で他家細胞製剤として開発中と説明されている。 出典
大学の施設
九州大学 九州大学病院キャンパス内の賃貸型ウェットラボ・創業支援施設「エフラボ九大病院」への入居が決定。発表元は施設を整備する福岡地所。 出典

出資者(公開情報で確認できた11社)

事業会社(CVCを含む) 6独立系VC 1銀行・金融機関系 1大学系(大学VC・大学) 2公的機関・財団 1

会社や出資者の発表から確認した。出資者の種類は、AIが社名から付けたもの。個人の株主は載せていない。*は、出典のページで社名を機械的に照合できなかったもの。

調査日:2026-10-03
このページの出典:29件
法人番号:6290001071816
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