格子状の光を投影して、物の立体形状や微小な変位を測る

格子光を対象に投影して撮影し、画像の位相や特徴量から三次元形状・変位を求める光学計測技術。研究成果を部品、ソフトウェア、特許ライセンスとして提供する。

かえる計測株式会社 福井大学発 / 福井県 福井県福井市
研究発の技術 光学計測 画像計測 三次元形状計測 全空間テーブル化手法 位相シフト法 格子投影
実用化の段階
研究実証販売
会社公式サイトでハードウェア、ソフトウェア、特許ライセンス、コンサルティングを提供対象として案内しているが、個別顧客名や販売実績は公表情報から確認できない。
5製品
2提携・顧客
42特許
0出資者

しくみ

解こうとしている課題

従来の光学計測では、処理速度や精度、装置の大きさ、振動下での安定性、校正後のズーム・ピント変更などが課題となる。インフラ構造物の微小変位や三次元形状を、現場で測りやすくすることも目指す。

どう動くか

全空間テーブル化手法では、事前に計測空間の各画素について、投影格子の位相と三次元座標の対応を表に記録し、計測時は表を参照する。幾何計算を減らして高速化し、光学系の誤差も補正できる。特徴量型ではカメラの校正を不要にし、ズームやピントを後から調整できる方式を研究している。

できるようになること

高速・高精度な非接触計測や、試作に使える部品・ソフトウェアの供給により、製造物や構造物の検査・計測を行いやすくする。福井大学はインフラ検査への応用や、光学・画像処理を使った低コスト化と普及を研究課題としている。

技術の出自:福井大学 工学系部門・知能システム工学講座 光計測システム研究室。全空間テーブル化手法、特徴量型全空間テーブル化手法、サンプリングモアレ法など。関連特許には和歌山大学保有分も含む。 出典1 出典2 出典3 出典4 出典5

使われる場面

  • 製造業における三次元形状計測・検査
  • 鉄道橋梁・土木構造物などの微小変位、たわみ角、インフラ検査
  • 遠隔・リアルタイムの構造物計測
  • ロボット等での物体形状・位置計測
  • 塗装内部の欠陥検出
  • タイヤ表面のひずみ計測
  • 植物の活性度や葉の硬さの評価
  • 三次元計測プロジェクションマッピング

優位性の主張

大学の発表
全空間テーブル化手法により高速かつ高精度な三次元計測を行う。各画素の対応を事前にテーブル化し、計測時の演算を減らす。 出典
大学の発表
特徴量型全空間テーブル化手法はカメラのキャリブレーションが不要で、計測後にもズームやピントを調整できると説明している。 出典
会社の主張
会社は「世界初」として、カメラのズームやピント調整がいつでもでき、振動に強い三次元計測手法を掲げている。性能の比較条件は公表ページに記載されていない。 出典
会社の主張
フルカラーリアルタイム三次元計測装置の開発例として、位相シフト撮影を毎秒1000フレームで行い、シリンドリカルレンズアレイで高輝度化・露光時間短縮を実現すると説明している。 出典

製品・サービス

販売中
三次元計測用格子パターン投影ユニット

ラインLEDデバイスを用いた小型・高輝度の格子投影装置。基準面装置、微調整機構付きカメラ固定治具なども提供対象。 出典

試作・研究開発を行う大学等の研究機関、企業
販売中
研究開発者向け汎用画像計測ソフトウェア

位相解析、三次元計測、変位計測などの画像計測ソフトウェアとアルゴリズムソース。 出典

大学等の研究機関、企業の研究開発者
販売中
光計測関連特許の実施許諾・評価トライアル

福井大学、和歌山大学、会社代表保有の関連特許を、再実施許諾や評価用トライアルとして提供。 出典

大学等の研究機関、特許実施許諾契約企業、福井大学と共同研究等を行う企業
販売中
三次元・変位計測装置の試作開発支援

装置開発のコンサルティングと、部品・ソフトウェアの使い方を含む技術支援。 出典

大学等の研究機関、特許実施許諾契約企業、福井大学と共同研究等を行う企業
実証
フルカラーリアルタイム三次元計測装置

会社が開発例として紹介する試作装置。位相シフト撮影を毎秒1000フレームで行うと説明。 出典

製造業等の計測・検査用途を想定。個別顧客の公表は確認できず。

これまでの歩み 新しい順

2022-04
認定
福井大学「福井大学発ベンチャー認定」 出典
2022-04
提携
福井大学:大学発ベンチャー認定。研究成果の部品・ソフト提供と関連特許の再実施許諾を扱う。 出典

提携先・顧客

提携
福井大学 大学発ベンチャー認定。研究成果の部品・ソフト提供と関連特許の再実施許諾を扱う。 出典
提携
和歌山大学 同大学保有の光計測関連特許を、会社のライセンス対象として掲載。 出典

特許

42 件 出典
会社公式のライセンス対象リスト(2026-08-01更新)にある掲載項目を数えた範囲で42件。特許、出願、国別展開、権利者の異なる項目が含まれ、ユニークな特許ファミリー数や現存有効件数を示すものではない。Google Patentsで会社名義出願を確認できず。
主な分野格子投影による三次元形状計測、位相解析・全空間テーブル化、三次元変位・ひずみ計測、デジタルホログラフィ、スペックル画像による欠陥検出
共同出願人和歌山大学、福井大学
海外出願True
特徴量を用いた三次元計測方法およびその装置(JP6308637、WO2018207720、US11257232、CN110612428、GB2577013等) 国立大学法人福井大学 / 日本・米国・中国・英国で登録表示。ドイツ係属、WO出願はGoogle Patents上でCeased表示。 出典
全空間テーブル化手法を適用した計測装置用のメモリボード等(特許5557131) 和歌山大学 / 登録特許として会社のライセンス対象リストに掲載。 出典
三次元変位計測方法とその装置(特許6072425) 個人(会社公式ライセンス対象リストの記載) / 登録特許として会社のライセンス対象リストに掲載。Google PatentsではGranted表示。 出典

会社の規模

資本金200万円 出典
大学との関係研究成果ベンチャー
公式サイトkaeru-k.co.jp

大学との関係

大学の認定
福井大学 福井大学発ベンチャーの称号を授与され、認定企業となった。 出典
ライセンス
福井大学 福井大学保有の関連特許・ノウハウを含むライセンス対象リストを公開し、再実施権の許諾契約を提供している。 出典
調査日:2026-10-03
このページの出典:9件
法人番号:6210001018808
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