光で外せる目印を使い、mRNAを高純度に分けて製造する

mRNAを高純度に製造するPureCap®、用途別デリバリー、短鎖RNAを化学合成するCRAFTを基盤に、mRNA医薬品・ワクチンを開発する技術。

Crafton Biotechnology株式会社 名古屋大学・東京科学大学発 / 愛知県 名古屋市千種区 / 2022年設立
研究発の技術 mRNA 核酸合成 RNA精製 キャップ化 化学合成 ドラッグデリバリー
実用化の段階
研究実証販売
医薬候補は研究開発段階だが、基盤技術由来の核酸合成試薬が2026年5月から富士フイルム和光純薬経由で販売されている。
4製品
2提携・顧客
2特許
4出資者

しくみ

解こうとしている課題

mRNA合成時の不純物や不完全なキャップ化は、自然免疫の不要な活性化や翻訳効率低下につながり得る。品質、送達、反復投与、製造速度の課題を解こうとしている。

どう動くか

PureCapは光で外せる疎水性タグ付きキャップ試薬を使い、目的のキャップ化mRNAを逆相HPLCで分離し、タグを除去する。会社はキャップ化効率99%超を掲げる。CRAFTは短鎖RNAを化学合成し、DNAテンプレートへの依存を減らして部位特異的な修飾を可能にする。送達方法は適応症に応じて検討している。

できるようになること

大学発表は、PureCapにより高活性・低炎症性のmRNA製造が可能となり、国産ワクチン製造やがん・遺伝性疾患向け医薬品に応用できる可能性を示す。現時点で臨床上の効果が確認されたとは確認できない。

技術の出自:名古屋大学大学院理学研究科・生物有機化学分野、東京医科歯科大学の医系化学分野。PureCapの研究は両大学の共同研究に由来する。 出典1 出典2 出典3

使われる場面

  • mRNAワクチン
  • がん治療薬・治療用ワクチン
  • 感染症治療・予防
  • 遺伝性疾患向けmRNA医薬品
  • 核酸・オリゴヌクレオチド合成用試薬

優位性の主張

会社の主張
PureCapは高いキャップ化効率と低いdsRNA含有量を特徴とし、会社はキャップ化効率99%超を掲げている。 出典
大学の発表
PureCap法で作製したCap2型mRNAは、高いタンパク質生合成量と低い炎症作用を示したと大学が発表。 出典
大学の発表
マウスのモデルワクチン実験で、PureCap mRNAは従来型mRNAより抗体を26倍効率的に誘導したと大学が報告。条件は同大学の研究発表を参照。 出典

製品・サービス

販売中
モノりん酸化アミダイト試薬

光で外せる疎水性タグを用いて、5′末端モノりん酸化RNAを高純度に合成する核酸合成用試薬。 出典

核酸合成・mRNA医薬の研究者、創薬企業
研究段階
PureCap® mRNA技術

高純度mRNAの製造・精製技術。医薬品・ワクチンの創薬基盤として開発中。 出典

製薬企業、研究機関、大学等
研究段階
CRAFT

短鎖mRNAや特殊用途RNAを対象にしたde novo化学合成プラットフォーム。 出典

研究機関、創薬企業等
研究段階
mRNA医薬品・ワクチンのパイプライン

感染症、がんなどを対象に、独自の製造・合成・送達技術を使って開発する医薬候補。 出典

これまでの歩み 新しい順

2026-07
助成
Aichi Deeptech Launchpad 2026年度(研究開発費支給あり)。愛知県 出典
2026-07
助成
愛知県・Aichi Deeptech Launchpad「Aichi Deeptech Launchpad 2026年度アクセラレーションプログラム(開発費あり)」 出典
2026-06
海外出展
米国:BIO International Convention 2026のStart-Up Stadium Sessionに登壇。 出典
2026-06
共同開発
株式会社ファンペップ:抗体誘導ペプチド技術とPureCapを含むmRNA技術を融合した治療用ワクチンを共同研究。 出典
2026-05
販売提携
富士フイルム和光純薬株式会社:Craftonの技術をライセンスし、モノりん酸化アミダイト試薬を製造・販売。 出典
2025-10
受賞
Startup Elevate 2025「Startup Elevate 2025 Best Pitch Award」 出典
2025-07
受賞
東京科学大学「東京科学大学認定ベンチャーコンテスト IOI&SS 2025 審査員特別賞」 出典
2024-03
助成
NEDO DTSU STSフェーズ。国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO) 出典
残りの3件を表示
2024-03
助成
新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)「ディープテック・スタートアップ支援事業(STSフェーズ)「完全化学合成型mRNAを基盤にした創薬探索システムの整備」」 出典
2024-01
資金調達
シード。1億円。株式会社みらい創造インベストメンツ 出典
2023-01
助成
AMED SCARDA ワクチン・新規モダリティ研究開発事業。国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED) 出典

提携先・顧客

販売提携
富士フイルム和光純薬株式会社 Craftonの技術をライセンスし、モノりん酸化アミダイト試薬を製造・販売。 出典
共同開発
株式会社ファンペップ 抗体誘導ペプチド技術とPureCapを含むmRNA技術を融合した治療用ワクチンを共同研究。 出典

特許

2 件 出典
会社名・英語名の検索とGoogle Patentsで、PureCapおよび関連mRNA研究の基盤となる大学・JST名義の公開特許を2件確認。関連性が確認できた範囲の件数であり、全保有件数ではない。
主な分野疎水性タグを用いた核酸・mRNAの精製、キャップ化RNAの製造・タンパク質発現
海外出願True
WO2023/282245 A1「核酸類の精製方法、精製装置、疎水性試薬および疎水性基質」 国立研究開発法人科学技術振興機構、国立大学法人東海国立大学機構 / WO公開済み。日本・米国・欧州・中国の各国移行出願はGoogle Patents上で審査中。Craftonは本技術のライセンス元。 出典
WO2023/167276 A1「キャップ化RNAおよびその製造方法、タンパク質製造装置および製造方法」 国立研究開発法人科学技術振興機構、国立大学法人東海国立大学機構 / WO公開済み。日本・米国・欧州・中国の各国移行出願はGoogle Patents上で審査中。 出典

会社の規模

資本金5,165万円(2025-12時点) 出典
公式サイトcraftonbio.com
決算期売上高純利益純資産総資産
2025-12-31—-1.91億円—8.83億円 出典

決算公告など、公表された数字だけ。

大学との関係

大学の認定
名古屋大学 名古屋大学発ベンチャー称号授与企業一覧に掲載。 出典
大学の施設
名古屋大学 名古屋大学インキュベーション施設に本社を置き、同施設の入居企業として掲載。 出典
大学の認定
東京医科歯科大学 大学の研究成果を活用する東京医科歯科大学発ベンチャーとして認定。 出典
共同研究
名古屋大学 名古屋大学などの研究機関が参加するmRNAワクチン開発プロジェクトの開始と、同社の設立を大学が発表。 出典

出資者(公開情報で確認できた4社)

独立系VC 1公的機関・財団 3

会社や出資者の発表から確認した。出資者の種類は、AIが社名から付けたもの。個人の株主は載せていない。*は、出典のページで社名を機械的に照合できなかったもの。

調査日:2026-10-03
このページの出典:23件
法人番号:6180001150300
内容の誤りを知らせる