患者のT細胞を免疫を抑える細胞に変え、自己免疫疾患の治療を目指す

患者自身の病気を引き起こすT細胞を、免疫反応を抑える制御性T細胞(Treg)へ変換する細胞治療技術。

RegCell, Inc. 大阪大学・京都大学発 / 京都府 京都市 / 2016年設立
研究発の技術 免疫細胞療法 制御性T細胞(Treg) エピジェネティックリプログラミング 抗原特異的免疫寛容 自己免疫疾患 細胞医薬
実用化の段階
研究実証販売
AMED資料で複数の疾患モデルにおける動物POCが記載され、主力候補は開発中で、臨床試験に向けたCMC・GMP製造支援が公表されている。
1製品
3提携・顧客
5特許
13出資者

しくみ

解こうとしている課題

自己免疫疾患では免疫抑制薬による症状管理が中心で、免疫全体を抑えることによる副作用や、疾患の原因となる免疫反応を長期的に制御しにくい課題がある。

どう動くか

患者由来のT細胞をエピジェネティックにリプログラムし、遺伝子改変を介さず、病気に関係する抗原に反応するTregを作製する。作製したTregが原因となる免疫反応を抑え、免疫全体を広く抑制する従来型治療とは異なる選択的な制御を目指す。会社・AMEDの説明では、複数の疾患モデルで動物POCが示されている。

できるようになること

病気を引き起こすT細胞を抗原特異的なTregへ変換し、正常な免疫機能を保ちながら免疫寛容の回復を目指す。実用化されれば、自己免疫疾患の治療を症状管理から原因となる免疫反応の制御へ進める可能性がある。

技術の出自:京都大学・大阪大学の免疫学、制御性T細胞研究。関連研究成果を基にした大学発ベンチャー。 出典1 出典2 出典3 出典4

使われる場面

  • 自己免疫性肝疾患
  • その他の自己免疫疾患
  • 炎症性疾患
  • 制御性T細胞を用いる免疫細胞療法

優位性の主張

会社の主張
会社・AMEDの説明では、遺伝子改変を介さず、抗原特異的Tregを高純度で大量製造でき、複数の自己免疫・炎症性疾患モデルで動物POCを示している。 出典
会社の主張
会社は、患者由来細胞による高い生体適合性・機能性・安定性を持つTregで、自己免疫疾患の根治を目指すとしている。 出典
第三者の評価
京都府の企業紹介では、活性化T細胞から抗原特異的Tregへの変換を誘導する独自技術として紹介されている。 出典

製品・サービス

実証
RegPD101

患者由来の制御性T細胞を用い、自己免疫疾患の治療を目指す開発中の細胞医薬候補。 出典

自己免疫疾患患者(まず自己免疫性肝疾患を対象とする開発計画が公表されている)

これまでの歩み 新しい順

2026-09
資金調達
Series A(公表額 USD 44 million、円額非公表)。金額は非公表。Playground Global, LLC、グローバル・ブレイン株式会社、三井化学株式会社、LG Technology Ventures USA, Inc.、Alumni Ventures Group, LLC、Medical Incubator Japan株式会社 出典
2026-09
助成
AMED助成(34億円、非希薄化資金)。34億円 出典
2026-03
助成
日本医療研究開発機構(AMED)「創薬ベンチャーエコシステム強化事業「標準治療抵抗性自己免疫疾患に対する疾患特異的制御性T細胞療法の開発」」 出典
2026-02
共同開発
Kincell Bio:主力Tregプログラムの臨床試験評価に向け、CMC開発とGMP製造を支援する。 出典
2025-03
海外
米国:RegCellは米国本社化を完了したと発表。日本の研究活動を継続しながら、米国拠点を通じて臨床開発、国際提携、事業化を進める方針。 出典
2025-03
資金調達
Seed(公表額 USD 8.5 million、円額非公表)。金額は非公表。株式会社東京大学エッジキャピタルパートナーズ、株式会社ファストトラックイニシアティブ、Celadon Partners、三菱UFJキャピタル株式会社、大阪大学ベンチャーキャピタル株式会社、京都大学イノベーションキャピタル株式会社 出典
2025-03
助成
AMED助成(最大56億円、非希薄化資金)。56億円 出典
2024-09
資金調達
シリーズC2。1.5億円。京都大学イノベーションキャピタル株式会社 出典
残りの5件を表示
2024-09
助成
日本医療研究開発機構(AMED)「創薬ベンチャーエコシステム強化事業「自己免疫性疾患等に対する抗原特異的な免疫細胞療法の開発」」 出典
2024-09
資本提携
株式会社東京大学エッジキャピタルパートナーズ:AMED創薬ベンチャー事業の認定ベンチャーキャピタル。 出典
2022-04
資金調達
シリーズC。5.5億円。株式会社東京大学エッジキャピタルパートナーズ、大阪大学ベンチャーキャピタル株式会社 出典
2020-01
採択
特許庁・INPIT「IPAS(知財アクセラレーションプログラム)支援」 出典
2017-05
資金調達
JST SUCCESSによる第三者割当増資。金額は非公表。国立研究開発法人科学技術振興機構 出典

提携先・顧客

共同開発
大阪大学 制御性T細胞関連の共同出願特許が確認できる。 出典
共同開発
Kincell Bio 主力Tregプログラムの臨床試験評価に向け、CMC開発とGMP製造を支援する。 出典
資本提携
株式会社東京大学エッジキャピタルパートナーズ AMED創薬ベンチャー事業の認定ベンチャーキャピタル。 出典

特許

5 件 出典
Google Patentsでレグセル名義を中心に確認した関連WO公開公報5件。法人番号別の網羅件数ではなく、検索範囲内で確認した数。
主な分野ヒト誘導性制御性T細胞の作製、T細胞関連疾患向け医薬組成物、CARを含む誘導性制御性T細胞、天疱瘡向け医薬組成物
共同出願人大阪大学
海外出願True
WO2023095801A1/ヒト誘導性制御性T細胞およびその作製方法 レグセル株式会社 / WO公開。日本で特許登録を確認。各国の審査・権利状況は国ごとに異なる。 出典
WO2023095802A1/T細胞関連疾患を治療または予防するための医薬組成物 レグセル株式会社 / WO公開。各国の審査・権利状況は国ごとに異なる。 出典
WO2024071039A1/キメラ抗原受容体(CAR)を含む誘導性制御性T細胞 レグセル株式会社 / WO公開。各国の審査・権利状況は国ごとに異なる。 出典
WO2024166969A1/天疱瘡を治療または予防するための医薬組成物 レグセル株式会社 / WO公開。各国の審査・権利状況は国ごとに異なる。 出典
WO2024204553A1/ヒト誘導性制御性T細胞、その作製方法およびT細胞関連疾患用医薬組成物 レグセル株式会社 / WO公開。日本・韓国・中国・欧州・メキシコへの出願が確認できる。 出典

会社の規模

大学との関係研究成果ベンチャー
公式サイトregcellbio.com
決算期売上高純利益純資産総資産
2023-12-31—-2.17億円—6.03億円 出典
2022-06-30—-1.67億円—5.47億円 出典
2021-06-30—-1.11億円—1.12億円 出典

決算公告など、公表された数字だけ。

大学との関係

大学との関係
京都大学 京都大学イノベーションキャピタルは、京都大学の研究成果を活用するベンチャーとして同社への投資を実行したと公表。特定のライセンス契約や大学施設への入居は確認できず。 出典
大学の出資
京都大学 京都大学100%出資の京都大学イノベーションキャピタルのファンドがレグセルへの投資を実行。 出典
大学との関係
大阪大学 大阪大学発ベンチャーとして、同大学研究者の制御性T細胞研究を基盤に免疫療法の社会実装を目指すとOUVCが説明。 出典
大学の出資
大阪大学 大阪大学ベンチャーキャピタルのOUVC2号ファンドが同社への投資を実行。 出典

出資者(公開情報で確認できた13社)

事業会社(CVCを含む) 2独立系VC 6銀行・金融機関系 1大学系(大学VC・大学) 3公的機関・財団 1

会社や出資者の発表から確認した。出資者の種類は、AIが社名から付けたもの。個人の株主は載せていない。*は、出典のページで社名を機械的に照合できなかったもの。

調査日:2026-10-03
このページの出典:20件
法人番号:6130001056758
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