曲がる熱電モジュールで工場の低温排熱を電気に変える
低温の工場排熱を電気に変える熱電発電技術。薄く曲がる熱電モジュール「フレキーナ®」を使い、IoTセンサー用の自立電源や工場向け発電装置を開発・販売する。
研究発の技術 熱電発電 熱電変換 排熱回収 フレキシブル電子実装 エネルギーハーベスティング IoT自立電源
実用化の段階
研究実証販売
公式製品ページにS1シリーズとS2シリーズのサンプル販売が掲載され、ENEOS関連工場でのS1-P3設置実証と、2026年のS1αシリーズ受賞も公表されている。
5製品
6提携・顧客
18特許
2出資者
しくみ
解こうとしている課題
低温排熱は工場などから多く出る一方、従来の回収技術では対象温度や設備規模、維持費が普及の障壁となる。配管などに設置しやすく、電力として回収できる仕組みを目指す。
どう動くか
温度差で電圧が生じる熱電素子を、極薄の樹脂基板に半導体実装技術で高密度に配置する。基板が曲がるため、配管などの円筒面に密着させて熱を回収できる。会社は、既存のBiTe系素子を使った高速・高密度実装と、熱源に沿う構造を独自性として説明している。産総研も、同社の半導体実装技術と熱電モジュール化の技術力を記載している。
できるようになること
製品ページと公的機関の発表では、排熱をIoTセンサーの電源や工場内の電力に利用し、電池交換や配線、発電設備の保守負担を抑える用途を示している。工場排熱の回収による省エネルギーにもつながると説明している。
技術の出自:大阪大学 産業科学研究所の熱電材料・モジュール研究との共同開発。産総研、株式会社豊島製作所との高出力フレキシブル熱電モジュール開発も公表されている。 出典1 出典2 出典3 出典4
使われる場面
- 工場配管・排ガスの低温排熱回収
- IoT無線センサーの自立電源
- 工場の制御盤・周辺機器・非常用電源
- 温排水配管を利用した屋外照明、監視カメラ、センサー、通信機器
優位性の主張
製品・サービス
これまでの歩み 新しい順
残りの8件を表示
2018-03
助成
NEDO助成(再生可能エネルギー排熱利用のための250℃耐熱フレキシブル熱電発電モジュール開発)。4,375万円。国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構 出典(Gビズインフォ)
提携先・顧客
共同開発
ENEOSホールディングス株式会社 温排水配管装着用の空冷型自立電源S1-P3を共同開発。 出典
実証
JX石油開発株式会社 ENEOS関連工場の熱ドレン水配管にS1-P3を設置して発電を実証。 出典
共同開発
川重冷熱工業株式会社 6kW自立電源開発の共同研究先としてNEDO資料に記載。 出典
共同開発
国立研究開発法人産業技術総合研究所 高出力フレキシブル熱電モジュールを株式会社豊島製作所と共同開発。 出典
共同開発
株式会社豊島製作所 産総研と同社を含む三者で高出力フレキシブル熱電モジュールを開発。 出典
特許
18 件 出典(Gビズインフォ)
Gビズインフォの法人番号一致集計を参照。特許出願日2013〜2022年に限る収録分の18件であり、検索範囲での件数。Google Patentsでは主要文献を個別確認した。
主な分野熱電変換モジュール・熱電発電、排熱回収・熱交換器、発電・電力変換
共同出願人川崎重工業株式会社、川重冷熱工業株式会社
海外出願True
特許第5228160号/熱電変換モジュールとその製造方法、ならびに熱電発電システムとその製造方法 株式会社Eサーモジェンテック / 登録 出典
JP7054160B2 熱電発電システム 株式会社Eサーモジェンテック / 登録・有効 出典
JP7464966B2 熱電発電システム 株式会社Eサーモジェンテック / 登録・有効 出典
US12262638B2 Tubular heat exchanger with thermoelectric power generation function E-Thermogentek Co Ltd / 登録・有効 出典
EP4318929B1 Thermoelectric energy generation system E-ThermoGentek Co. Ltd. / 登録 出典
WO2016175147A1 熱電変換モジュール等 E-Thermogentek Co ltd / 国際公開 出典
大学との関係
出資者(公開情報で確認できた2社)
事業会社(CVCを含む) 1独立系VC 1
会社や出資者の発表から確認した。出資者の種類は、AIが社名から付けたもの。個人の株主は載せていない。*は、出典のページで社名を機械的に照合できなかったもの。