メーカーの異なるロボットをクラウドでまとめて管理し、遠隔支援

異なるメーカーのロボットをクラウド上で統合管理し、自律動作を遠隔監視・支援するロボット制御プラットフォーム「HATS」と、ロボットシステムの開発・導入支援技術。

株式会社キビテク 東京大学発 / 東京都 品川区 / 2011年設立
技術を使った製品・サービス ロボティクス 遠隔操作 クラウドロボティクス 異種ロボット統合 フリート管理 自律移動ロボット
実用化の段階
研究実証販売
HATS事業と受託開発を提供し、八幡ねじの倉庫での利用実績を公式に掲載する一方、川崎重工の配膳や化学プラント点検は実証段階として公表されている。
5製品
5提携・顧客
6特許
13出資者

しくみ

解こうとしている課題

ロボットのメーカーごとの仕様差や、人と協調する現場での運用の難しさが導入の障壁となり、ロボット活用が進みにくい。自律ロボットが予期しない状況で停止した際の対応負担も課題として挙げている。

どう動くか

ロボットをクラウドのHATSに接続し、複数台の稼働状況や指示をまとめて管理する。自律動作だけでは対応しにくい状況では、遠隔の人が状態を確認して介入・復旧できる。会社は、メーカーを問わないロボット接続や、WMS・MESなど上位システム、設備、AIとの連携に対応すると説明している。

できるようになること

会社は、物流・製造・施設管理・点検などの人手不足や現場作業の負担を軽減し、ロボットを継続して使える現場を増やすことを目指している。化学プラント点検では、遠隔操作とセンサーデータ活用による点検強化や、作業者の安全確保を検証している。

技術の出自:東京大学 工学系研究科 情報システム工学研究室(JSK)を中心とするロボット研究の背景。会社によれば、同研究室出身者を中心に創業。 出典1 出典2 出典3 出典4 出典5

使われる場面

  • 工場・倉庫内の自動搬送
  • 物流現場のピッキング支援
  • 複数ロボットのフリート管理
  • 施設内の配膳・搬送
  • 化学プラントの日常点検・メンテナンス
  • 既存設備の遠隔操作を伴うロボット配送
  • ロボットの受託開発・自律制御・群制御

優位性の主張

会社の主張
メーカーの異なる複数ロボットを統合制御し、WMS・MESなどの上位システムや設備との連携にも対応するベンダーフリーのプラットフォームと説明。 出典
会社の主張
導入前のシミュレーション、リモートデモから導入、運用、保守まで一貫して支援し、必要な機能だけ選べると説明。 出典
会社の主張
統合プラットフォームの要素技術を活用してカスタムを効率的・迅速に行えると説明。公開された比較試験条件や定量的な優位性は確認できず。 出典

製品・サービス

販売中
HATS(Highly Autonomous Teleoperation Service)

異種ロボットを統合管理し、自律動作の遠隔監視・支援や運用、保守を提供するプラットフォーム/導入支援サービス。 出典

工場、倉庫、物流、施設運営、ロボットメーカーなど
試験導入
HATSキャリー・フリート

HATSと複数の小型搬送ロボットを連携させ、配膳や施設内搬送を支援するロボットシステム。 出典

カフェ、複合施設などの施設運営者
販売中
HATSキャリー・リモートサポート

搬送ロボットに遠隔監視やオペレーター支援、保守を組み合わせたサービス。 出典

倉庫・工場など、搬送業務の自動化を検討する事業者
販売中
ロボットシステム受託開発

自律移動、群制御、AIカメラ、遠隔制御などを組み合わせ、個別の現場課題に合わせたロボットシステムを開発。 出典

製造業、物流業、施設運営者、研究開発機関など
試験導入
化学プラント遠隔点検システム

自律走行ロボットとセンサ・カメラで点検データを取得し、遠隔操作と解析を組み合わせるシステム。 出典

化学プラント事業者

これまでの歩み 新しい順

2026-09
資金調達
シリーズB。6億円。JICベンチャー・グロース・インベストメンツ株式会社、住商ベンチャー・パートナーズ株式会社 出典
2026-06
海外提携
出資先企業を通じた国際宇宙ステーションでのロボットアーム遠隔描画プロジェクトに技術協力。国としての記載はない。 出典
2025-06
実証
川崎重工業株式会社:共創拠点KAWARUBAのカフェで、HATS連携ロボットによる配膳自動化を実証。 出典
2024-03
資金調達
8.1億円。JICベンチャー・グロース・インベストメンツ株式会社、Spiral Capital株式会社、株式会社ディープコア、株式会社FFGベンチャービジネスパートナーズ、三菱UFJキャピタル株式会社、株式会社ココナラスキルパートナーズ 出典
2023-12
資金
SIP第3期・人協調型ロボティクス社会実装技術開発(NEDO委託事業)。4,211万円 出典(Gビズインフォ)
2023-01
助成
国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)「「高効率・高速処理を可能とするAIチップ・次世代コンピューティングの技術開発」委託事業への参画(リザバーコンピューティング開発)」 出典
2023-01
共同開発
国立大学法人九州工業大学:NEDO委託事業で、リザバーコンピューティングの開発に参画。 出典
2022-02
資金調達
プレAラウンド。1.5億円。Spiral Capital株式会社、株式会社FFGベンチャービジネスパートナーズ 出典
2022-01
共同開発
株式会社ダイセル:クシナダ機巧と点検システムを共同研究し、化学プラントで実証を開始。 出典
2020-09
資金調達
6,840万円。株式会社シンク・アイ ホールディングス、株式会社匠、株式会社ウイルテック 出典

提携先・顧客

顧客
株式会社八幡ねじ 倉庫のピッキング後の搬送にHATSキャリーを導入。 出典
実証
川崎重工業株式会社 共創拠点KAWARUBAのカフェで、HATS連携ロボットによる配膳自動化を実証。 出典
共同開発
株式会社ダイセル クシナダ機巧と点検システムを共同研究し、化学プラントで実証を開始。 出典
共同開発
クシナダ機巧株式会社 センサ・カメラによる視覚認識技術を含む遠隔点検システムを共同研究。 出典
共同開発
国立大学法人九州工業大学 NEDO委託事業で、リザバーコンピューティングの開発に参画。 出典

特許

6 件 出典
Google PatentsでQIBITECH/QIBITECH INCを出願人名検索し、今回確認できた6公報を記録。WOと対応する国内公報を別件として数える場合があるため、発明ファミリー数とは一致しない。
主な分野ロボットの位置推定・遠隔制御、自律動作装置のマクロ管理・制御、自走式点検ロボット
共同出願人Daicel Corp
海外出願True
JP2022050115A / 移動体の位置推定システム、オペレータ用端末装置及び位置推定方法 QIBITECH Inc. / 出願中(Google Patents表示) 出典
WO2020090897A1 / Position detecting device, position detecting system, remote control device, remote control system, position detecting method, and program QIBITECH Inc. / 公開。法的状態は公報ページで要確認 出典
JP7496096B1 / マクロシステム及びマクロ管理方法 QIBITECH Inc. / 登録・有効(Google Patents表示) 出典
JP2025127309A / 自律動作装置の制御システム及び制御方法 QIBITECH Inc. / 出願中(Google Patents表示) 出典
JP2026046241A / 自走台車、自走式点検ロボット及び点検ロボットシステム QIBITECH INC. / 出願中(Google Patents表示) 出典
WO2014002277A1 / Circuit board for trial manufacture QIBITECH Inc / 失効(Google Patents表示) 出典

会社の規模

従業員61名(2026-06-30時点) 出典
資本金3.95億円(2026-09-28時点) 出典
公式サイトqibitech.com
決算期売上高純利益純資産総資産
2026-06-30—-1.89億円1.16億円3.54億円 出典
2025-10-31—-2.67億円3.02億円5.77億円 出典
2024-10-31—-1.96億円5.59億円8.82億円 出典

決算公告など、公表された数字だけ。

大学との関係

大学との関係
東京大学 公式サイトによると、東京大学のロボット研究室JSK出身者を中心に設立。大学認定、施設入居、ライセンス、共同研究、大学出資を示す情報は確認できず。 出典

出資者(公開情報で確認できた13社)

事業会社(CVCを含む) 6独立系VC 2銀行・金融機関系 4公的機関・財団 1

会社や出資者の発表から確認した。出資者の種類は、AIが社名から付けたもの。個人の株主は載せていない。*は、出典のページで社名を機械的に照合できなかったもの。

調査日:2026-10-03
このページの出典:23件
法人番号:6011101061718
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