電気泳動と質量分析で、細胞や体液の代謝物を測る

CE-MS法を中心に、細胞や体液中の代謝物を網羅的に分離・測定し、生命状態や代謝変化を解析するメタボローム解析技術。

ヒューマン・メタボローム・テクノロジーズ株式会社 
研究発の技術 メタボロミクス CE-MS 質量分析 キャピラリー電気泳動 バイオマーカー 代謝フラックス解析
上場 会社のIRは2025年7月1日に東証スタンダード市場へ市場区分を変更したと公表し、2026年もIR情報を更新している。
実用化の段階
研究実証販売
現在の解析サービスの価格・注文条件と、2025年に新サービスを販売開始したとの会社発表が確認できる。
2製品
4提携・顧客
2特許
4出資者

しくみ

解こうとしている課題

遺伝子やタンパク質の情報だけでは捉えにくい、生体の現在の状態や表現型に関わる代謝変化を把握する。

どう動くか

試料から代謝物を抽出し、キャピラリー電気泳動(CE)で主に水溶性・イオン性の分子を分離して、質量分析計(MS)で質量電荷比を測る。物性に合わせLC-MSやGC-MSも組み合わせる。複数の補完的手法を用いて代謝物の種類や量を調べ、疾患や薬剤、環境変化に伴う生体状態の変化を把握する。

できるようになること

代謝物の変化を調べ、疾患・薬剤の研究やバイオマーカー探索、有用物質の生産改善を支援する。会社は、薬剤の有効性・毒性評価や代謝経路のボトルネック特定などへの利用を説明している。

技術の出自:慶應義塾大学環境情報学部、慶應義塾大学先端生命科学研究所のメタボローム測定・解析技術を基盤とする。 出典1 出典2 出典3

使われる場面

  • 創薬・薬剤の有効性や毒性の研究
  • 疾患バイオマーカー探索、病態研究
  • 食品・機能性素材の分析や機能性評価
  • 微生物を用いた有用物質生産の代謝解析・工程改善
  • ライフサイエンス研究の受託解析

優位性の主張

会社の主張
CE-MSを基盤として、エネルギー代謝に関係する水溶性・イオン性代謝物を網羅的に解析する技術・サービスを提供すると説明している。 出典
会社の主張
2025年の発表では、F-SCOPE PLUSは従来プラン比10倍以上の感度と説明されている。比較条件の詳細は公表ページの範囲では確認できない。 出典

製品・サービス

販売中
メタボローム解析サービス(Basic Scan、Dual Scan等)

CE-MSを中心に代謝物を網羅解析し、研究開発向けの測定・解析結果を提供する受託サービス。 出典

大学・研究機関、製薬、食品、ヘルスケア関連企業など
販売中
バイオものづくり生産性向上支援サービス

メタボローム解析、13Cラベル解析、代謝フラックス解析を用い、生産工程のボトルネック特定や改善提案を支援する。 出典

微生物等を用いたバイオものづくり企業・研究機関

これまでの歩み 新しい順

2021-06
共同開発
東京医科歯科大学:COVID-19重症病態のメカニズム解明に関する共同研究契約。 出典
2017-07
海外拠点
オランダ:欧州子会社Human Metabolome Technologies Europe B.V.の開所式を2017年に実施したと公表。 出典
2016-05
資金調達
第三者割当増資。3.5億円。エムスリー株式会社、株式会社平田牧場、株式会社山形銀行、株式会社荘内銀行 出典
2015-02
受賞
日本バイオベンチャー大賞事務局「第9回 日本バイオベンチャー大賞」 出典
2014-09
共同開発
国立がん研究センター:がん研有明病院、クラシエ製薬、東京理科大学と抗がん剤の診断バイオマーカーを共同開発。 出典
2010-07
助成
新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)「イノベーション推進事業の助成先に採択(うつ病血液マーカーを用いた臨床検査キットの開発)」 出典
2005-09
共同開発
中外製薬株式会社:肝疾患・腎疾患に関わるバイオマーカー探索の共同研究契約を締結。 出典
2004-06
共同開発
味の素株式会社:微生物の代謝産物をメタボローム解析で測定する共同研究を開始。 出典

提携先・顧客

共同開発
味の素株式会社 微生物の代謝産物をメタボローム解析で測定する共同研究を開始。 出典
共同開発
中外製薬株式会社 肝疾患・腎疾患に関わるバイオマーカー探索の共同研究契約を締結。 出典
共同開発
東京医科歯科大学 COVID-19重症病態のメカニズム解明に関する共同研究契約。 出典
共同開発
国立がん研究センター がん研有明病院、クラシエ製薬、東京理科大学と抗がん剤の診断バイオマーカーを共同開発。 出典

特許

2 件 出典
社名・英語名でGoogle Patents等を検索し、確認できた会社出願人の公報・出願を2件記録。網羅的件数ではない。
主な分野メタボロームデータ解析装置・解析方法、心理的不調を予防又は緩和するための剤
海外出願True
WO2019203352A1/JP7175521B2「データ解析装置およびデータ解析方法」 ヒューマン・メタボローム・テクノロジーズ株式会社 / 日本で登録(Google Patents掲載情報) 出典
特開2024-159649「心理的不調を予防又は緩和するための剤」 ヒューマン・メタボローム・テクノロジーズ株式会社 / 公開出願 出典

会社の規模

従業員65名(2026-06-30時点) 出典
資本金14.89億円(2025-06時点) 出典(Gビズインフォ)

大学との関係

大学との関係
慶應義塾大学 慶應義塾大学先端生命科学研究所のメタボローム測定・解析技術を基盤に設立された大学発ベンチャーとして紹介されている。 出典
共同研究
慶應義塾大学 経済産業省の大学発ベンチャー紹介資料は、慶應義塾大学先端生命科学研究所との約6年間の共同研究について記載。 出典

出資者(公開情報で確認できた4社)

エムスリー株式会社株式会社平田牧場株式会社山形銀行株式会社荘内銀行
事業会社(CVCを含む) 2銀行・金融機関系 2

会社や出資者の発表から確認した。出資者の種類は、AIが社名から付けたもの。個人の株主は載せていない。*は、出典のページで社名を機械的に照合できなかったもの。

調査日:2026-10-03
このページの出典:16件
法人番号:5390001008172
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