鉄基ナノ結晶合金で、モーター用磁心の小型化と高効率化を目指す

鉄基ナノ結晶軟磁性合金「M alloy」。高い磁束密度と低い磁気損失を両立し、磁心の小型化・高効率化を目指す材料。

株式会社Makino 東北大学発 / 宮城県 仙台市青葉区 / 2021年設立
研究発の技術 軟磁性材料 鉄基合金 ナノ結晶合金 アモルファス合金 磁性材料 モータ
実用化の段階
研究実証販売
会社資料はM alloyを少量から販売中と案内する一方、CEATEC 2023では無償サンプル配布と顧客評価、量産・共同開発検討の段階も報告している。
1製品
3提携・顧客
3特許
0出資者

しくみ

解こうとしている課題

従来のモータ・トランス用磁心材料では、高い磁束密度と低損失の両立が難しく、電力損失の低減にも限界がある。大型・多様な形状の部材で安定した特性を得ることも課題。

どう動くか

鉄を主成分とする合金を急冷して非晶質の薄帯などを作り、組成と熱処理を制御して数nm〜数十nmの結晶を析出させる。M alloyでは、安価な原料でも複数形状の部材で特性を安定させる合金組成・製造法・ナノ結晶化熱処理を整えたと会社は説明する。鉄量を保ちながらナノ結晶化しやすくする組成設計により、高磁束密度と軟磁気特性を両立する。

できるようになること

モータ、トランス、小型電子部品の磁心に適用し、電力損失や機器サイズを下げることを目指す。NEDO資料は、モータ・トランスコアで損失を70%以上改善する見込みと記載するが、これは開発成果の予測であり、普及実績ではない。

技術の出自:東北大学金属材料研究所・金属材料工学分野。東北発素材技術先導プロジェクト(超低損失磁心材料技術領域)に関連する研究を基盤とする。 出典1 出典2 出典3 出典4 出典5

使われる場面

  • モータ磁心
  • トランス磁心
  • 小型電子部品・磁性部品
  • トロイダルコア
  • 板状・薄帯状の磁性部材
  • 磁気シールド
  • 無線充電用磁性部品

優位性の主張

会社の主張
会社は、高磁束密度・優れた軟磁気特性・低損失を兼ね備える材料と主張。安価な原料を使い、巻きコアや板などで研究室試料以上の特性を安定して得られるとしている。 出典
第三者の評価
NEDO資料では、モータ・トランスコアへの適用によりコア損失を70%以上改善する見込みと記載。試験条件や量産製品での実績ではなく、事業計画上の予測。 出典

製品・サービス

販売中
M alloy(アモルファス・ナノ結晶材料、M alloy-16を含む)

軟磁性合金材料。用途に応じたサイズ調整に対応し、アモルファス状態・ナノ結晶状態の少量販売を案内。 出典

磁性部品、モータ、トランス、小型電子部品のメーカー

これまでの歩み 新しい順

2023-09
助成
NEDO「脱炭素社会実現に向けた省エネルギー技術の研究開発・社会実装促進プログラム「脱炭素社会実現に資する省エネ型モータ、トランス」」 出典
2023-09
共同開発
国立大学法人東北大学:NEDOの省エネ型モータ・トランス開発で共同研究先として記載。 出典
2023-08
助成
NEDO「脱炭素社会実現に資する省エネ型モータ、トランス」助成事業 出典
2023-06
助成
Go-Tech事業「超低損失軟磁性材料(M alloy)を用いた省エネ磁性部品群の開発による脱炭素社会への貢献」 出典
2023-06
共同開発
国立大学法人東北大学:Go-Tech事業のM alloy磁性部品開発で共同研究機関として採択資料に記載。 出典

提携先・顧客

共同開発
国立大学法人東北大学 NEDOの省エネ型モータ・トランス開発で共同研究先として記載。 出典
共同開発
国立大学法人東北大学 Go-Tech事業のM alloy磁性部品開発で共同研究機関として採択資料に記載。 出典
共同開発
学校法人専修大学 石巻専修大学 Go-Tech事業のM alloy磁性部品開発で共同研究機関として採択資料に記載。 出典

特許

3 件 出典
2023年のMateria記事が関連特許3件すべて登録と記載。Google Patentsで個別に照合できたのはJP6964837B2とJP7034519B2の2件で、両者は個人名義表示。
主な分野Fe基ナノ結晶軟磁性合金の組成、合金の製造・結晶化熱処理、磁性部品・磁心
JP6964837B2/JP2018146884A「合金組成物、および、Fe基ナノ結晶合金の製造方法」 個人(Google Patents上の原出願人) / 登録・有効(Google Patents表示) 出典
JP7034519B2/JP2021152886A「合金組成物、Fe基ナノ結晶合金及びその製造方法、並びに磁性部品」 個人(Google Patents上の原出願人) / 登録・有効(Google Patents表示) 出典

会社の規模

従業員5名(2026-03-31時点) 出典
資本金300万円(2026-03時点) 出典
公式サイトakmakino.com

大学との関係

共同研究
東北大学 NEDOの2023年度採択テーマ「脱炭素社会実現に資する省エネ型モータ、トランス」で、株式会社Makinoの共同研究先として記載されています。 出典
調査日:2026-10-04
このページの出典:8件
法人番号:5370001047783
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