血小板成分を凍結乾燥し、診断用粒子の開発も目指す

血小板由来成長因子を含む試料を加工し、凍結乾燥製剤や化粧品原料として提供するPCP-FD®と、体外診断試薬向け機能性ナノ粒子の開発。

由風BIOメディカル株式会社 慶應義塾大学発 / 沖縄県 うるま市 / 2020年設立
技術を使った製品・サービス 再生医療 バイオセラピー PRP 血小板由来成長因子 凍結乾燥 特定細胞加工物
実用化の段階
研究実証販売
会社はPCP-FD®Ⅱ-αの研究用試薬販売、PCP-FD®Ⅱ-βの化粧品原料販売、PCP-FD®Ⅰの加工役務、再生細胞薬の製造提供を現行事業として案内している。
6製品
5提携・顧客
0特許
1出資者

しくみ

解こうとしている課題

PRPなど血小板由来成分を再生医療・バイオセラピーに活用し、また診断試薬では粒子への非特異的吸着による検査性能上の課題を改善することを目指す。

どう動くか

PCP-FD®Ⅰは患者本人の血液由来の血小板成分を加工する細胞を含まないバイオセラピーで、医療機関での利用を想定する。同社はドナー由来原料の研究用試薬PCP-FD®Ⅱ-αや化粧品原料PCP-FD®Ⅱ-βも販売している。別の開発領域では、粒子表面を設計して生体分子の非特異的な吸着を抑える機能性ナノ粒子を研究し、免疫血清検査用ラテックス凝集試薬への応用を目指す。PCP-FD®ⅠとⅡ-αの成長因子濃度比較は会社公表の研究データであり、条件や独立評価の有無に留意が必要。

できるようになること

会社は、機能性ナノ粒子を迅速・高感度な体外診断試薬に応用し、疾病の早期発見に貢献すると説明する。細胞加工物や成長因子の提供、品質試験の受託を通じ、個別化医療や再生医療の提供体制づくり、製品コストや患者の医療負担の低減を目指すとしている。

技術の出自:ナノ粒子技術は慶應義塾大学理工学部のコロイド界面化学・ナノ粒子表面設計に関する基礎研究がルーツと紹介されている。PCP-FD®の大学・研究プロジェクト由来は確認できず、会社独自開発と公表。 出典1 出典2 出典3 出典4

使われる場面

  • 血小板由来成分を用いたバイオセラピー
  • 再生医療・特定細胞加工物の製造受託
  • 体外診断薬・免疫血清検査用ラテックス凝集試薬
  • 化粧品原料
  • 再生医療関連製品の無菌試験・品質管理

優位性の主張

会社の主張
開発する機能性ナノ粒子は、実質的に非特異的吸着を生じないと会社が説明している。 出典
会社の主張
会社公表の比較では、患者本人由来のPCP-FD®Ⅰはドナー由来のPCP-FD®Ⅱ-αより総合的に高い成長因子濃度を示す。濃度はⅡ-αを基準とした相対値で、Ⅰには個体差によるばらつきがある。 出典
会社の主張
体外診断向け機能性ナノ粒子をラテックス凝集試薬に応用し、迅速・高感度化を目指すとしている。公開情報から、製品として確立した性能値は確認できなかった。 出典

製品・サービス

販売中
PCP-FD®Ⅰ

患者本人由来の血小板成分を加工する、細胞を含まないバイオセラピー。会社は加工役務として提供。 出典

再生医療・バイオセラピーを提供する医療機関
販売中
PCP-FD®Ⅱ-α

PCP-FD®Ⅰを研究用試薬として提供するため、原料と製造方法を見直した研究用試薬。 出典

研究機関、医療・バイオ関連企業
販売中
PCP-FD®Ⅱ-β

PCP-FD®系の化粧品原料。会社サイトで現行事業として製造販売を案内。 出典

化粧品メーカー、化粧品原料を扱う事業者
販売中
再生医療関連CMO/CDMO・特定細胞加工物の製造

細胞加工物や治験用細胞薬の受託製造、品質管理・プロセスバリデーション等を提供。 出典

医療機関、再生医療・製薬関連企業
販売中
品質試験受託(無菌試験等)

再生医療関連製品等の無菌試験を含む品質・安全性試験を受託。 出典

再生医療・医薬品・バイオ関連事業者
試験導入
機能性ナノ粒子・体外診断薬原料

粒子表面を設計した診断薬向けナノ粒子を開発。生産体制整備の公表はあるが、製品の販売状況は確認できず。 出典

診断薬メーカー、医療・検査関連企業

これまでの歩み 新しい順

2025-09
共同開発
株式会社スズケン沖縄薬品:細胞と輸送の標準化プロジェクト、県内の再生医療安全性向上・普及に向けた包括提携。 出典
2025-01
融資
資本性劣後ローン。6,000万円。沖縄振興開発金融公庫 出典
2024-09
資金調達
第2回株式投資型クラウドファンディング。2,840万円 出典
2024-09
共同開発
株式会社日立ハイテク:再生医療分野の迅速無菌試験技術に関する共同研究を開始。 出典
2024-08
規制・認証
特定細胞加工物製造許可(施設番号FA7230002)(取得。特定細胞加工物を製造する施設の許可であり、PCP-FD®Ⅰ自体の医薬品承認を示すものではない。) 出典
2024-06
助成
令和6年度沖縄域外競争力強化促進事業費補助金。3,177万円 出典
2024-06
助成
内閣府「令和6年度沖縄域外競争力強化促進事業費補助金」 出典
2023-06
助成
令和5年度沖縄域外競争力強化促進事業費補助金。8,439万円 出典(Gビズインフォ)
残りの3件を表示
2023-06
助成
内閣府「令和5年度沖縄域外競争力強化促進事業費補助金(体外医薬品原料としての医用ナノ粒子の生産体制構築)」 出典
2023-05
共同開発
株式会社日立製作所:日立グループと細胞加工施設・製品管理基盤を構築し、再生細胞薬の製造・流通を開始。 出典
2022-10
資金調達
株式投資型クラウドファンディング。3,861万円 出典

提携先・顧客

共同開発
株式会社日立製作所 日立グループと細胞加工施設・製品管理基盤を構築し、再生細胞薬の製造・流通を開始。 出典
共同開発
株式会社日立ハイテク 再生医療分野の迅速無菌試験技術に関する共同研究を開始。 出典
共同開発
株式会社スズケン沖縄薬品 細胞と輸送の標準化プロジェクト、県内の再生医療安全性向上・普及に向けた包括提携。 出典
共同開発
株式会社日立グローバルライフソリューションズ 次世代モジュール型CPCを導入し、再生細胞薬の製造施設を構築。 出典
共同開発
ビオメリュー・ジャパン株式会社 中小機構の企業プロフィールに開発実績として掲載。 出典

特許

公開情報では確認できていない。
主な分野機能性ナノ粒子の表面設計、体外診断薬・ラテックス凝集試薬

会社の規模

従業員16名(2026-03-24時点) 出典(Gビズインフォ)
資本金3,720万円(2025-11時点) 出典
決算期売上高純利益純資産総資産
2024-05-31———— 出典
2023-05-31——853万円3.78億円 出典
2022-05-31——552万円2.91億円 出典

決算公告など、公表された数字だけ。

出資者(公開情報で確認できた1社)

株式会社日建パートナーズ
独立系VC 1

会社や出資者の発表から確認した。出資者の種類は、AIが社名から付けたもの。個人の株主は載せていない。*は、出典のページで社名を機械的に照合できなかったもの。

調査日:2026-10-03
このページの出典:20件
法人番号:5360001027332
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