微生物に20超の遺伝子を導入し、植物由来の希少成分の発酵生産を目指す

合成生物学で微生物に植物由来の希少成分を作らせ、発酵による安定生産を目指す技術。

ファーメランタ株式会社 石川県立大学発 / 石川県 野々市市 / 2022年設立
研究発の技術 合成生物学 精密発酵 微生物細胞工場 代謝工学 遺伝子導入 バイオものづくり
実用化の段階
研究実証販売
2026年6月に3,000L規模の培養装置を備えたパイロットプラントが完成し、スケールアップと安定生産条件の検証段階にあると大学が公表している。
2製品
5提携・顧客
1特許
11出資者

しくみ

解こうとしている課題

植物由来の複雑な希少成分は、全合成が難しく、植物抽出では供給量や生産コスト、環境負荷が課題となる。

どう動くか

大腸菌などに、目的成分を作るための複数の遺伝子を段階的に導入し、酵素が連続して働く生合成経路を組み立てる。会社は、1つの細菌細胞に20を超える遺伝子を導入・発現する技術を説明している。植物抽出や化学合成では作りにくい成分を、発酵で生産する仕組み。

できるようになること

会社は、農業や天候に左右されにくい発酵生産で、医薬品・健康食品・化粧品などに使う成分の安定供給とコスト低減を目指す。植物抽出に伴う資源・環境負荷を抑える選択肢となることが期待される。

技術の出自:石川県立大学・生物資源工学分野の微生物発酵および植物二次代謝産物の生合成研究。NEDO「植物等の生物を用いた高機能品生産技術開発」等の研究成果を基盤とする。 出典1 出典2 出典3 出典4

使われる場面

  • 医薬品原料・医薬品関連成分
  • 健康食品・栄養素材
  • 化粧品・美容素材
  • 食品・香料
  • 農薬・飼料添加物
  • 電子材料などの機能性化学品

優位性の主張

会社の主張
1つの細菌細胞に20を超える遺伝子を導入・発現する多段階遺伝子導入技術を有すると会社が説明している。 出典
大学の発表
植物二次代謝産物の主要グループに共通する中間体を生産する菌株を基盤に、顧客の対象化合物に応じて下流経路を追加するプラットフォーム構想を示している。 出典

製品・サービス

試験導入
植物由来希少成分の菌株開発受託

顧客の目的化合物に合わせ、遺伝子・代謝経路を設計して生産菌株を開発する。 出典

医薬品、健康食品、化粧品、食品、素材などの企業
実証
天然由来機能性成分

精密発酵で生産する希少成分。製品開発とパートナー向けの提供を進める。 出典

医薬品、健康食品、化粧品、食品、素材などの企業

これまでの歩み 新しい順

2026-06
受賞
公益社団法人新化学技術推進協会「第25回グリーン・サステイナブル ケミストリー賞 奨励賞「精密発酵によるトマト由来機能性成分リコピンのグリーン・サステイナブル生産技術とその社会的価値」」 出典
2026-06
共同開発
石川県立大学:大学発ベンチャーとして研究成果を事業化し、大学敷地内のパイロット施設を活用。 出典
2025-10
助成
NEDO「ディープテック・スタートアップ支援事業(PCAフェーズ)「多段階反応系による有用化合物の微生物発酵生産に係る実用化研究」」 出典
2025-08
海外プログラム
カナダ:カナダを拠点とするCreative Destruction LabのAg Streamプログラムに採択されたと発表。 出典
2025-08
資金調達
シリーズA(第三者割当増資)。金額は非公表。SMBCベンチャーキャピタル株式会社、Angel Bridge株式会社、株式会社慶應イノベーション・イニシアティブ、農林中金キャピタル株式会社、Beyond Next Ventures株式会社、ほくりくスタートアップコミュニティ投資事業有限責任組合 出典
2025-08
助成
NEDO DTSU PCA(2025~2027年度)。4.99億円。NEDO 出典
2025-08
資本提携
Beyond Next Ventures株式会社:2025年シリーズA資金調達に参加した既存株主。 出典
2025-04
海外
米国:2025年4月に、経済産業省が運営するシリコンバレーのJapan Innovation Campusのコワーキングメンバーとなり、米国の事業開発拠点を設けたと発表。 出典
残りの3件を表示
2023-12
助成
NEDO DTSU STS(2023~2024年度)。1.92億円。NEDO 出典
2023-07
受賞
AgFunder・日本貿易振興機構(JETRO)「アグリ・フードテック・ミートアップ2023 大賞」 出典
2023-06
資金調達
シード。2億円。Beyond Next Ventures株式会社、Angel Bridge株式会社、Plug and Play Japan株式会社 出典

提携先・顧客

共同開発
石川県立大学 大学発ベンチャーとして研究成果を事業化し、大学敷地内のパイロット施設を活用。 出典
資本提携
Beyond Next Ventures株式会社 2025年シリーズA資金調達に参加した既存株主。 出典
資本提携
Angel Bridge株式会社 2025年シリーズA資金調達に参加した既存株主。 出典
資本提携
ユニバーサル マテリアルズ インキュベーター株式会社 2025年シリーズA資金調達に新規参加。 出典
資本提携
株式会社慶應イノベーション・イニシアティブ 2025年シリーズA資金調達の新規引受先。 出典

特許

1 件 出典
Google Patentsで出願人「ファーメランタ株式会社/Fermelanta Inc.」を検索し、(R)-レチクリン生産方法の1ファミリーを確認。JP・US・EP・WOのファミリー関連記録を確認した。
主な分野微生物・遺伝子工学、発酵による化合物生産、レチクリン生合成
海外出願True
JP7648038B2「(R)-レチクリンの生産方法」 ファーメランタ株式会社 / 登録・有効(Google Patents表示) 出典
US12359233B2 “Production method of (R)-reticuline” Fermelanta, Inc. / 登録 出典
EP3988663A4 “Production method of (R)-reticuline” Fermelanta, Inc. / 審査請求・補充調査報告あり。登録状況は確認できず。 出典
WO2020262107A1「(R)-レチクリンの生産方法」 ファーメランタ株式会社 / 国際公開。Google Patentsでは国際出願の状態をCeasedと表示。 出典

会社の規模

従業員53名(2026-04-09時点) 出典
資本金1億円(2026-03時点) 出典
大学との関係研究成果ベンチャー
公式サイトfermelanta.com
決算期売上高純利益純資産総資産
2026-03-31—-5.25億円9.21億円23.07億円 出典
2025-03-31—-1.95億円—4.44億円 出典
2024-03-31—-4,894万円—1.97億円 出典

決算公告など、公表された数字だけ。

大学との関係

大学の認定
石川県立大学 石川県立大学が大学発ベンチャーとして認定。 出典
大学の施設
石川県立大学 中小企業基盤整備機構のいしかわ大学連携インキュベータ(i-BIRD)への入居が公的機関の事例紹介に記載されている。 出典
共同研究
石川県立大学 大学の事業報告書に、大学発ベンチャーとの共同研究としてファーメランタとの植物希少成分の合成生物学研究が記載されている。 出典

出資者(公開情報で確認できた11社)

独立系VC 5銀行・金融機関系 4大学系(大学VC・大学) 2

会社や出資者の発表から確認した。出資者の種類は、AIが社名から付けたもの。個人の株主は載せていない。*は、出典のページで社名を機械的に照合できなかったもの。

調査日:2026-10-03
このページの出典:21件
法人番号:5220001025102
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